2018年02月28日
激辛ラーメンで気合注入

東京での重要な協議会を前にして、門前仲町の日かつ漁協の会議室でミーティング。 朝9時過ぎの予定時間にあわせ関係者が集合です。 午後の本番に向けてのリハーサルをおこないました

当日配布する資料の最終版を確認。 あとで追加された個所もあったから、今のうちにしっかりと頭に入れておかなければなりませんから。 事前に準備してきた資料に基づいてのプレゼン開始です

プレゼンテーションの時間が限られているから、その時間内にしっかりと計画内容をお伝えできるように、時間を計りながらのリハーサルの時間。 あとは本番での発表を待つばかりです


そしてちょっと早めの時間だったけれども、お昼ご飯を食べながら移動しましょうっていう事で、門前仲町から東西線で日本橋、銀座線に乗り換えて神田に到着。 日かつ漁協を出発する時にはお蕎麦がいいかなっていう感じの雰囲気だったけど、気分が変わってラーメンになっちゃいました

以前にこのお店の近くの会場で会議があった際、気になっていたお店の台湾ラーメン「味仙」さんに8名もの団体で入店。 お昼にはちょっと早めの時間帯だったから、すぐに席に着くことができて

名古屋が発祥だという味仙さんのラーメンは、辛くて旨くて低カロリーが人気の秘密。 どれだけ辛いのか興味津々だったけど、予想以上に辛くて一緒のみんなも咳込みながら汗をぬぐって完食でした

寒い日にはすごくいい。 そして午後の会議に向けて気合注入! 辛いラーメンで気分も前向きに盛り上がったように思います。 この辛さが癖になるかもしれませんね。 私はこの辛さにハマりそうです

「味仙」さんのホームページはこちら

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09:06
2018年02月27日
88勝栄丸がバリ島を出港!

気仙沼から出港して13日目の朝にバリ島に到着した88勝栄丸です。 現地では代理店のスタッフをはじめ、お世話になっている方々が準備万端整えて本船の入港を待ち受けてくれてました

ベノア港の岸壁事情がだんだんタイトになっていて、今回の寄港でも着岸する事がかなわず、代理店が確保している港内の錨地に仮泊。 陸地とは通船での行き来になるからちょっと不便ですが、無事に到着したことがなによりなので、乗組員の皆さんも不満なくこの状況を受け入れています

日本からそしてシンガポールから派遣した技師が乗船。 漁場に向かう前の最終的な機器類の調整などをおこなって。 さすがは専門家の皆さんだけに、短時間での復旧を終えることができて予定通りの作業工程でした。 派遣した技師の皆さん、暑いなかでの作業ほんとうにご苦労様でした

バリ島への寄港では、燃料油や食料品などの積込みが行われ、インドネシア船員達も本船に乗船となって、漁場に向けての体制がすべて整いましたね。 これからの長い航海では皆さんよろしくです

2泊3日の短い滞在でしたが、現地代理店の皆さんのご協力のおかげもあって、新たな航海に向けての出漁準備が完了。 予定通りの日程でベノア港をあとにする本船を関係者が錨地から見送りました

新体制での航海となる88勝栄丸のマグロ漁が、事故や怪我なく安全な航海で、そして大漁に恵まれて笑顔で再会できることを願い、勝倉漁業の陸上スタッフ一同からのエールを送りたいと思います。 現地代理店の皆さんや関係者の皆様方には今回の寄港でも本当にお世話になり有難うございました

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09:21
2018年02月26日
若手船員の奮闘ぶりが一冊に

ここ数年、気仙沼の近海・遠洋まぐろ船には、全国からたくさんの若者が乗船するようになりました。 震災後として数えても新規乗船者が今春で100名に達するほどとなって。 まぐろ船やカツオ船の幹部船員の確保・育成はこれから益々欠く事のできない事業になっていく重要な取組みですね

勝栄丸でも積極的に若手船員の採用を進めていて、毎年新たな戦力が加わってきているのが頼もしい限り。 海技資格を取得して一日も早く中心メンバーとなって活躍してくれることを期待しています

今週も今年採用する事になるかもしれない若者との面談を予定していて。 自分の能力とやる気次第でのし上がっていける世界。 必要とされる人材になりたいとマグロ船の門をたたく若者たちです

震災後だけを見ても数多くの新規船員を採用してきました。 これからの課題はその船員たちがしっかりと定着して、着実に幹部船員として成長し、末永く洋上で活躍していく事ですよね

気仙沼の三陸新報で、新規乗船した若手船員たちの体験記が「海の男にあこがれて」という連載記事で報じられていて、これまで紙面で紹介された40名の船員たちの奮闘ぶりをまとめた冊子がこのほど完成して、宮城県北部船主協会から届きました。 それぞれの熱い熱い思いが込められた一冊です

船主協会ではこの冊子を500部作成し、全国の職業紹介所や水産高校に配布し、定期的に行っている船員面接会の場などでも使用してく考え。 気仙沼の漁船への若手船員の採用に弾みがつくことを期待しています。 私もこれから一人一人の顔を思い浮かべながら全部のページを読んでようと思います

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08:07
2018年02月25日
88勝栄丸がバリ島に到着!

新たな航海へと気仙沼港を出港した勝倉漁業の第88勝栄丸が、インド洋への経由地であるインドネシア・バリ島ベノア港に予定通りの日程で到着しました。 気仙沼を出てから13日間の航行でした

早朝にベノア港外のパイラーポイントに到着した本船。 現地代理店との連絡で手配された港湾パイロットが乗船し、慎重な操船にてゆっくりと港内にすすんできます。 ベノア港の岸壁事情の関係で、今回の寄港では岸壁を利用する事がかなわなかったので、湾内の錨地に仮泊することに

インドネシアのイミグレーション職員が乗船。 ベノア港から本船に合流するインドネシア船員がそれぞれに大きな荷物を持ち本船に乗船しては日本人船員などにご挨拶。 長い航海となりますが、インドネシア船員の皆さんもどうぞ宜しくお願いします。 手続きも順調に済んで、食料品などの積込み開始です


日本での整備が万全だと思っていたら、日本とシンガポールから技師を派遣する事になって、本船のベノア港到着に合わせてフライトして頂きました。 専門家が手をかければそれほど長い時間がかからないと思います。 派遣した技師の方々には短時間での最適調整をどうぞ宜しくお願い致します

本船に乗船したインドネシア船員に、おそろいの船名入りのポロシャツを支給。 乗組員のかけ声で記念写真を撮りましょうっていう事になって、船頭さんを中心にしてインドネシア船員との記念写真。 そろいのブルーのシャツがいい感じ。 これからの航海、皆で一致団結して頑張ってほしいですね

ベノア港の出港予定は、補給作業などが終わるタイミングを見て現場で判断する事になりそう。 船頭さんをはじめ乗組員の皆さんには、バリ島でのしばしの滞在をゆっくりして頂きたいと思います

そして現地代理店をはじめとした関係者の皆さま、今回のベノア寄港でもほんとうにお世話になりますが、これまで同様に引き続きどうぞ宜しくお願いします。 予定通りの日程で出港できますように

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08:34
2018年02月24日
北かつ職員の隣席について

来週開催予定の重要な会合に向けての資料作りなどで、あっという間に一週間が終えようとしています。 準備は万全のつもりでもだんだんと緊張感が高まってくる。 いい緊張感ですけどね

全ての資料に目を通して、出張の準備もこれからしようというタイミング。 前日に取引先のお客さんを東京から迎えたときに、その方々がお昼ご飯にまるきに行ってきましたよっていう話しを聞いて、もうすでに気分はまるきモード。 会社のスタッフとともに車を走らせて出かけてきました

まるきさんの駐車場に到着すると見覚えのある白い車が。 北かつ組合の職員の車でした。 気が付かれないようにと店内に入って、カウンター席に向かって一声かけて。 そのタイミングでシャッターを



いつもの事ながらお昼時のまるきさんはお客さんでいっぱい。 皆さんそれぞれに自分の好みを楽しんでいて。 中華そば、煮干そば、つけ麺や辛シビつけ麺など。 私はもちろん煮干派です

ちょっとだけ待って、北かつ組合職員の隣席を確保してカウンターに。 前日は懇親会などで12時過ぎまで飲んでいた彼らですが、さすがはまだ若いだけあって体調も食欲もばっちりの様子

4月には新人職員も誕生する北かつ組合。 先輩職員として新人・後輩職員の指導のほうも宜しくお願いしますよ。 辛シビ味噌ラーメンでお腹いっぱいになって気合入れて午後のお仕事に向かいました

やっぱ何度食べても煮干しは美味い。 また近いうちに行くと思うけどこんどは辛シビつけ麺かな

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08:29
2018年02月23日
気仙沼担当の海外赴任送別会

来週にひかえている重要な会合に向けての社内での準備が大詰めを迎えてきました。 昨年から計画してきた新船建造に向けてのプロジェクトがようやく形になる、そのスタートラインに立とうとしています

2月下旬になっても気仙沼は依然として寒い日が続いていて、インフルエンザはどうも峠を越した感がありますが、今週末にはしっかりと休養をとって、週明けの会合に備えていきたいと思います

2カ月に一度、気仙沼でおこなわれる運航状況などについてのヒアリング。 様々な課題や問題点などについても話し合われる大切な会議。 約30分間ではありましたが、この間の動きなどをお話しして

これまで数年にわたってお世話になった勝倉漁業担当の方が、海外支店へご栄転となるとの情報を聞きつけ、気仙沼の漁業関係者に急きょお声がけしての激励の送別会をおこないました

会場となった北かつまぐろ屋田中前店を貸し切りにしての開催。 慣れない海外赴任ではご苦労されることも多いと思いますが、くれぐれもお体には十分お気をつけて頂いて、私達を支えるバンカーとしてこれからの益々のご活躍をお祈り申し上げます。 これからもご支援・ご協力の程宜しくお願いします

懇親会の中〆では、気仙沼の「福来旗」のプレゼント。 これからの人生がたくさんの福に恵まれますようにと。 ぜひ海外赴任に持参して飾っていただけたら有難い。 すごく喜んで頂いて嬉しいです

水産業や漁船漁業を支えて下さるたくさんの関係者の皆さまのおかげでこうして事業ができる。 送別会出席者みんな揃っての記念写真撮影でした。 気仙沼のいい思い出になってくれるといいですね

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11:27
2018年02月22日
気仙沼に帰港の第8明神丸を訪船

昨年の春頃からインド洋でおこなわれてきたマグロ漁を終えて気仙沼に帰港する船がこのところ続いていますね。 フリーマントル沖から南ンド漁場、そしてジャワ沖へと漁場を移動しながら旬のマグロを追っての操業。 気仙沼港内は帰航した船がたくさん係船していて、ドックも満杯状態です

女川の鈴幸漁業さんが所有する第8明神丸。 昨年2月に三保造船で竣工して、気仙沼での新船披露の時には私もお祝いにかけつけては、その様子を勝栄丸ブログにもアップしたのでご記憶の方も多いと思います。 あれからもう一年が経ち、新船初航海としてのマグロ漁を終えたんですね

気仙沼港を基地にまぐろ漁業をおこなっている鈴幸漁業さんなので、船主さんとも常日頃から情報交換など親しくさせて頂いています。 新造船から1年経った船の様子を伺いに出かけてきました

朝早くに気仙沼魚市場の岸壁に着岸した本船。 インド洋から持ち帰ったメカジキと脂ののったビンチョウの母港水揚げです。 気仙沼での冷凍マグロの水揚げはすごく珍しい事なので、魚市場の職員も作業着にヘルメット姿で一生懸命に対応。 寒いなかでの水揚げ作業ほんとうにご苦労様です

ちょうど本船の船頭さんがいらしたので、新船初航海での一航海を通じての船体や機器類の状況などをヒアリング。 いま建造を計画している勝栄丸の次世代船への参考にさせて頂くべく、船内くまなくいろいろと見せて頂いて説明を受けました。 忙しいなかでの対応ほんとうにありがとうございました

今週には木戸浦造船に上架して次の航海に向けての船体や機器類の整備などを行っていく本船。 約10カ月にもわたる長期航海、船頭さんをはじめ乗組員の方々、休暇をゆっくりと過ごして下さい

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09:29
2018年02月21日
生鮮かつお来遊量増加に期待

昨年は11月に終漁となった気仙沼のカツオの水揚げ。 年々水揚げされる生鮮かつおの来遊量が少なくなっている傾向にあって、操業各船も水揚げ量と金額をのばすべく本当に頑張っているのがわかります。 今年のカツオシーズンはもうすでに始まっていて、早い船だと1月に出漁体制になりました

現在は温暖な南の海域中心での操業となっている生鮮かつお漁。 水揚げ基地は千葉県の勝浦港が主体。 関係船の入港情報や相場なども聞こえてきて、カツオの北上に合わせて気仙沼港に早く来てほしいと願いつつ、各船の動向を見守っている日々。 安全な航海に気を付けてお願いしたいですね

21年連続生鮮かつおの水揚げ日本一を達成した気仙沼。 今年は22年連続を目指す年。 高知や三重・宮崎などの多くのかつお船の協力を頂いて、気仙沼の水産関係者が一致団結して、なんとか達成していきたいもの。 気仙沼のカツオに関係するすべての皆さま、どうぞ宜しくお願いしたいと思います

先日発表された水産研究・教育機構による春季(3~5月)の太平洋沿岸のかつお来遊量予測。 高知から三重沖へのカツオの来遊量予測では、昨年と過去5年間の平均を上回る来遊量となる可能性が高いそうだ。 三陸沖の予測はもう一段階の分析が必要としながらも、期待を抱かせる内容ですね

毎年気仙沼のカツオシーズンが始まる直前の5月頃、茨城大学の二平先生によるカツオの来遊量予測のシンポジウムが行われますが、今年も可能であれば例年同様に開催してほしいですね。 気仙沼のカツオ関係者はすごく期待している会合なので。 気仙沼漁協からも情報聞いてみたいと思います

先日訪れた焼津漁港は日本全国の水揚げ高ナンバーワンの港。 気仙沼は確かランキングで10位だったはず。 震災から7年目となる今年、気仙沼にたくさんの魚が水揚げされて、22年連続生鮮かつお日本一だけにとどまらず、全国の水揚げランキングも徐々に上がっていくようになることを願います

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16:39
2018年02月20日
「世界」さんで若手経営者の会

気仙沼の老舗の料亭として歴史のあるお店の「世界」さん。 お店の名前が「世界」っていうのも、世界の海へ船出する遠洋マグロ漁業の日本有数の漁業基地・気仙沼にふさわしいネーミングですね

7年前の東日本大震災では甚大な被害を受けて、その後の仮設店舗での営業を余儀なくされた世界さんですが、これまでの努力のかいもあってか、南町に新しい立派なお店を昨年オープンさせました

新規開店以来、さまざまな会合などでお世話になっては、割烹としての美味しい懐石料理や地酒などを堪能して、ゆっくりと楽しい時間を過ごさせて頂いております。 内湾地区の顔になるお店だと思います

その世界さんで、気仙沼の「若手経営者の会」の会合がもたれ出席してきました。 発足してから14年となる若手経営者の会ですが、私も数年のあいだ会長を務めさせていただいていて、この3月には新体制への移行を予定しています。 そしてこの度新たにシニア会を立ち上げて、その発足式でした

若手経営者会の皆さんも年々歳を重ね、発足から14年のうちに50代のメンバーも増えてきて、若手経営者の会のOB会ではないですけど、50歳以上のメンバーだけで集まる機会をつくっていこうという考え。 年に一度の移動例会も企画する予定なので、いまからすごく楽しみです

気が付けば私も昨年末に50代になって、もうシニアと呼ばれる世代になったんだなあって改めて気づかされました。 これからはこれまでの経験や繋がりなどを活かして、益々飛躍できるように頑張ってきたいと思います。 シニア会メンバーの皆さん、これからもどうぞご指導ご鞭撻方宜しくお願いします

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10:35
2018年02月19日
バリ島に向け順調に航行中

2月11日に気仙沼港を出航し、新体制の下での新たな航海へと船出した勝倉漁業の第88勝栄丸は、漁場までの経由地であるインドネシア・バリ島ベノア港に向けて順調な航行を続けています

本船の出港にあたりましては、船体や機器類の整備等にあたった技師の皆さん、そして漁具や資材などの納入業者の皆様方には、限られた日数にも関わらず最大限の対応をして頂き有難うございました

気仙沼を出港した直後には低気圧が発達したことによる悪天候により、船速がなかなか出ずに心配した部分もありましたが、もうここまでくると連日のいい天候となって、ほどよい暑さのなかお仕事をされている事でしょう。 あと数日間でベノア港に到着しますので、付近航行の船舶などに十分注意願います

予定では2月24日のベノア港到着。 気仙沼で対応しきれなかった最終調整を、技師を派遣してベノア港での対応を予定。 これから来年明けまで続くマグロ漁なので、ここでしっかりと調整してほしと思います。 機器類の作動状態などに一切の不安のない状況がベスト。 技師の皆さんどうぞよろしくです

そして、今回の寄港でもベノア港の関係者の皆さまには大変お世話になると思います。 燃料油の補充や食料品の積込み、そしてインドネシア船員の乗船などを予定していますので、トラブルなく作業などが進められますよう対応のほどお願いします。 入港までの数日間、乗組員の皆さん十分に気を付けて

常夏のバリ島ベノア港とは違って、ここ気仙沼はまだまだ寒い日が続いていますね。 昨日の朝も雪模様となりましたが、もうそろそろ最後の雪になってくれないかなあって思います。 春が待ち遠しいですね

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08:38
2018年02月18日
本格手打蕎麦「俚楽(りらく)」

新体制での船出となった88勝栄丸の出港を見送ってすぐに週明けからの出張。 今週は東京での立て続けの会議やミーティングなどの予定が入って、港での作業とはまた違った忙しさがありました

あと10日ほどでおこなわれる重要な協議会に向けての最終準備もしなくちゃならないから、気仙沼に戻って落ち着いた環境で資料作成などに着手する予定。 その前にお昼ご飯を食べて帰りましょう

一ノ関から気仙沼までのちょうど中間点。 千厩からちょっと横道に入って数㎞ほど車を走らせたところにあるお蕎麦屋さん「俚楽(りらく)」。 前々から気になっていたお店に初めて行ってみる事に

交差点や分岐点の目立つところに「俚楽」の案内板が表示されていたから、迷わずにお店に到着することができて。 幹線道路は雪がないけれども、千厩から一歩横道に入った支道はまだ雪深いです

初めてなので何を注文したらよいのかわからなかったので、とりあえずは私が大好きな「鴨せいろ」をいなり寿司付きで注文。 お店で打ちたての手打ち蕎麦が、美味しそうに盛り付けられて登場。 これまで来たことがなかったのを後悔するくらい美味しいお蕎麦。 鴨汁の味も最高でした

食べ終わってお店の方に伺うと、オープンしてお陰様で4周年を迎えたんですよって。 その記念行事に、気仙沼のシンガー熊谷育美さんのライブもおこなったと、写真を見せてくれました。 幹線道路から5分10分はしるので、立地条件は厳しいながらも常連客がついて繁盛しているのもうなずける味でした

初めて訪れた本格手打ち蕎麦の「俚楽(りらく)」さん。 また近いうちに行ってみたいお店となりました。 お店の情報は、俚楽さんのブログで案内しているみたいなので、そちらをご覧になって下さい

【 俚楽 ブログ 】はこちらから

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09:35
2018年02月17日
太平洋の衛星で通信障害

陸上の通信ではインターネットがもう日常の通信手段として確立されて、メールやSNSなども毎日の仕事や生活には欠かせないツールになっていますね。 遠洋まぐろ延縄漁船など、陸地から遠い洋上で活動する船舶などでも、インマルサット衛星を使った通信によって大きく環境が変わってきました

第3世代の衛星から第4世代へ。 現在主流のインマルサットFBは第4世代のシステム。 そして第5世代となると通信費定額制のVSATなどとなって、いま導入されつつあるのが第6世代の衛星なんです

通信スピードも世代交代によってだんだんと高速化されて、それに伴って船舶における通信・インターネット環境も大きく変わってくる。 その過渡期かもしれません。 洋上で働く乗組員の福利厚生の向上のため、国は第5世代・第6世代の設備導入を進める方向の考えだけれども、大幅なコストアップがネック

洋上での通信のあり方やインターネットの利用ルール、通信制御や管理などを含め、これからさらに検討していかなければならないことがたくさんある。 もう少し時間をかけて見極めていきたいと思います

今日の未明、太平洋をカバーするインマルサット衛星に原因不明の不具合が発生し、カバーエリア全域で通信障害がおこる状況となっています。 この広い海域に航行する船舶はものすごい数にのぼると思われますが、データ通信や音声通話が一切できない状況にあるというから大変な事態

幸いにも勝栄丸船団は全船ともにインマルサットFB以外のバックアップ機を搭載しているので、こうした急な不具合にも動揺することなく対応できる。 しっかりと事前に準備していてよっかたです

それにしても衛星の故障をはやく解消してもらわなければなりません。 さまざまな面での影響が大きすぎますから。 この件についてはKDDIのHPで情報提供していますので、以下リンクをご参照ください

http://www.notice.kddi.com/news/mainte/content/syougai/inmarsat_00022419.html
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11:33
2018年02月16日
水揚げ日本一の焼津港を視察

東京での二日間にわたる重要な会合を終えて、次の目的地の静岡県焼津港に移動してきました。 ここ焼津港は春を思わせるような気温。 清水は20℃近くまで上昇したみたい

ミナミマグロや大西洋クロマグロの漁獲枠が2018年から増枠となる事を受け、今週の会合でその話し合いがおこなわれて、今年の漁期に向けての方向性が確認されました。 さらに気合入れて臨まないと

焼津港に到着して、先輩漁業者のご案内で久しぶりの焼津港視察。 いま休暇中でこれから出漁準備をおこなう遠洋かつお一本釣り漁船がたくさん横付けで係船中。 そして新しいバースの第5ふ頭では、海外巻き網漁船のかつお類の水揚げが行われていました。 漁協職員の皆さんも忙しそう





南方海域でおこなわれている海外巻き網船による操業では、ここ数年の入漁料(VD)の高騰によってコストが上がって大変だという話をよく聞きますが、その水揚げを視察したり関係者のお話を伺うと、新造船も計画中の様子でまだまだ元気な印象を受けます。 日本の漁船団に頑張ってほしいですね

そして私たちが所属する日かつ漁協、その協同会社の焼津事務所を表敬訪問。 顔なじみの若手職員が大歓迎で迎えてくれました。 事務所にはカツオ船で船出するキリバス人船員が休暇の時間をゆっくりのんびりと過ごす姿も。 気仙沼の亀洋丸の船員だそうで、日本語も上手なベテラン船員です

焼津に来たついでにお昼ご飯を食べましょうっていう事で、評判のお店「侘助」さんにお蕎麦を食べに連れて行ってもらいました。 さすがは焼津港のお蕎麦屋さんだけに、かつおだしが品よく薫美味しいつゆ、そしてお蕎麦も最高に美味しかったです。 わさびはおろし金で自分でおろして

おろしたてのワサビをお蕎麦につけて。 こういうワサビの提供の仕方はすごくいい。 まぐろ丼にもいいかもしれません。 もちろん、焼津港ならミナミマグロのお刺身ですよね。 充実した焼津港滞在でした

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09:25
2018年02月15日
東京での二日間の会合

新たな航海へと船出した88勝栄丸の出港を見送って、東京に移動してきました。 このところ気仙沼もだいぶ暖かくなってきたように思えるけど、東京はさらにもう一段暖かい気温。 マフラー不要です

厳格な資源管理がおこなわれてきた結果、大西洋クロマグロとミナミマグロの両魚種はそれぞれの漁業管理機関において漁獲枠の増加が決定されて、2018年から日本の割当量も増えてくる

そうした好環境の下でおこなわれる今年のまぐろ漁業なので、漁獲量も水揚げ金額も右肩上がりで推移することを期待しての会合がもたれました。 今年は特に緊張感のある重要な会合です

二日間にわたり行われたその会合のあいまに、築地市場に立ち寄っての打合せの時間。 大江戸線の築地市場駅で下車して地上へ。 いつもながら通いなれた道。 今年何度目の築地でしょうか

ことし豊洲新市場への移転が決定されている築地市場ですが、その場外市場はこのまま営業し続ける。 もはや食のワンダーランドっていうか、国内外からの観光客でいつも賑わってますよね

その築地市場でのお仕事を終えて、また門前仲町で行われる会合に。 今年の大西洋クロマグロとミナミマグロの操業が、各船ともにいい漁と価格に恵まれて素晴らしい結果になればいいなと

そんな感想が心から出てくるようなこの二日間でした。 出漁各船の安全な航海と大漁を祈ります

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08:46
2018年02月14日
気仙沼漁師カレンダー展に行ってきた

このところ何かとスケジュールが過密でなかなか時間がとれなくて、気が付けばあと数日で終わっちゃうイベントがあって、いまを逃すともうチャンスはないと思って、お昼時の時間帯にでかけてきました

気仙沼のプラザホテルのロビーでおこなわれている「気仙沼漁師カレンダー展in気仙沼」です。 気仙沼漁師カレンダーの2018年版の撮影を手がけた写真家の竹沢うるまさんが気仙沼で撮影した未発表の作品も含めた写真展。 この写真展に行くのをとても楽しみにしていたんですよね

もうすでに気仙沼漁師カレンダー2018を入手して、すでに飾って楽しんでいるよっていう方も多いはず。 カレンダーに使われた作品はもちろんですが、私が一番楽しみにしていたのは竹沢うるまさんがモノクロで気仙沼を切り取った作品。 モノクロならではの迫力がありますね。 すごくいいです

そして竹沢うるまさんの写真集も合わせて販売されていて、私のコレクションになかった作品を購入。 だんだんと私の竹沢うるまコレクションも充実してきました。 こんどお会いしたらサインをもらわなくちゃ

気仙沼漁師カレンダー展in気仙沼にまだ行ってないっていう方はぜひお早めにどうぞ。 情報では2月15日までの開催だったはず。 そして写真集のお求めもお忘れなく。 どれも素晴らしいですから

私は写真を趣味にしているけれど、竹沢うるまさんみたいな作品は難しい。 でも自分なりの自己満足でいいんですよね。 こうして勝栄丸ブログを通じてお伝えできるメディアもあるんだし。 それでも少しづつでも印象的な写真が撮れるように努力したいと思います。 これからの写真に乞うご期待です

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08:51
2018年02月13日
「鼎・斉吉」でお昼ご飯

このところ連日のように気仙沼港の岸壁での作業が続いて、寒いなかで皆さん本当に頑張ってくれていて頭が下がりますね。 インフルエンザも流行しているから、体調管理には十分気を付けないと

岸壁での作業のあいまに、どこかでお昼ご飯を食べましょうっていう事になって、そうだ丘の上の「鼎・斉吉」さんに行ってみようとなりました。 行ってみたいと思いつつ、初めて行く斉吉さんのお店です

気仙沼港で水産加工業を営む斉吉さんは、骨まで柔らかいさんまの佃煮「金のさんま」で有名。 その斉吉さんが気仙沼湾を見渡せる丘の上にオープンさせたのが「鼎・斉吉」さんなんです。 気仙沼ニッティングのお隣にあって、プラザホテルの玄関前からも見える素敵な建物。 とってもオシャレなお店でした







小道をすすんで玄関に到着。 和モダンな黒い外観、そしてお店の中は明るい自然色。 とても寒い日なので、さんま節のダシうどんを食べましょうって。 お腹が空いていてそれだけじゃ足りないっていう事で、穴子土鍋ご飯といなり寿司もシェアしていただく事に。 ここだけはゆっくりと時間が流れている感じです

お店の中には斉吉商店さんの商品やお勧めのこだわりの品も展示販売してあって、ちょっとしたアンテナショップも兼ねているのかも。 気仙沼の人だけではなくて、観光客の方にもお勧めだと思いますね

さんま節のだしうどんはとてもやさしい味で、追いさんま節と生七味を加えるとまた一段と美味しくなる。 穴子の土鍋ご飯も山椒の香りがとても上品ですごく気に入りました。 何かの会合で、そしてお客様をご招待してなどにもってこいの、すごく満足できる空間づくりですね。 美味しい昼食ごちそうさまでした

皆さんもぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。 きっと素敵な空間と美味しいお料理に癒されるはず。 気仙沼湾を一望できるロケーションもすごくいい。 新緑の季節なんかは写真撮影にも行ってみたいです。 「鼎・斉吉」さんのお店情報は下のリンクからのホームページでご確認できますよ

「鼎・斉吉」のホームページはこちら

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09:58
2018年02月12日
新体制で88勝栄丸が出港!

1月にインド洋の漁場から気仙沼港に帰港して、新たな航海に向けての船体や機器類の整備を行っていた勝倉漁業の第88勝栄丸。 出漁に向けての準備も整って、いよいよ出港の日を迎えました

朝8時には乗組員が集合して、船首と船尾に社旗と大漁旗を掲揚。 時折晴れ間が見えるとても穏やかな天候に恵まれて、まさに出港日和ですね。 風にたなびく旗に後光がさしているかのよう。 新たな体制となって出港する本船を天候も後押ししてくれているのでしょう。 吉兆に感じます

まずは会社の神棚に船頭さんとともに祈りを捧げて本船に向かいます。 作業甲板には、出港祝いの品々がたくさん積込まれていて、免税品のお酒やビールなどが届いて手渡しでの船積みです





出港日の恒例の儀式。 神主さんによる航海安全と大漁祈願の神事。 操舵室の神棚にお神酒とお供え物を準備して、神主による祝詞奏上に続いての玉串奉天。 お神酒をいただいて終了となりました

そして船頭さんとともにお清めの塩を船首から船尾まで振りまいて最後には玄門口にもり塩を。 今航海を通じてあらゆる災いから守られますように、事故や怪我などのない安全な航海でありますように。 そしてなにより大漁満足な航海で帰港することを願って、船頭さんと気持ちを一つにしました

出港前には恒例の乾杯での出港式。 取引先関係者の皆さん、そして今帰港中の僚船の船頭さん方にも甲板上に集まってもらって。 私からの挨拶では、88勝栄丸の在港中の作業そして予定通りの日程で出港できる事への御礼、そして各船頭さん方や取引先の皆様方への感謝の意を伝えました

出港直前には船頭さんによるマイクパフォーマンス。 関係者への感謝の意とともに、新たな航海への意気込みが伝えられて。 船頭さんが思い描く通り、精一杯がんばってきてほしいと思います

関係者の皆さまには、今航海も引き続き陸上からのサポートをどうぞ宜しくお願いします。 新体制での船出となった第88勝栄丸のまぐろ漁が安全な航海で大漁でありますようにと願いながら見送りました

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09:54
2018年02月11日
出漁直前の海上試運転

88勝栄丸の新たな航海に向けての準備が整いました。 先月の帰港早々には、木戸浦造船に上架しての船体や機器類の整備を行って、大雪の影響も最小限で工事が順調に進みましたね。 上架工事中の本船の様子についても勝栄丸ブログを通じて皆様にお伝えすることができました

そしてドックから下架のあとは、機関場の配管工事やブリッジの機器類の調整など、整備にあたる業者さんが毎日本船での作業を行って、不安な箇所のない完全な状態に仕上がったと思います

今週はバージ船による燃料油の補給、岸壁のパイプラインからの清水の積込み、そして納入業者からの漁具や資材の搬入、そして一昨日の延縄漁に使用する冷凍餌料の積込みまで。 お世話さまでした

連日寒い日が続いていたので、体調を崩す方も続出する心配な状況もありましたが、それもなんとか出港日まで回復することができて。 出港を前にして最終確認のための海上試運転が行われました

エンジンの整備業者、電機や無線機器の担当者などの立ち会いのもと、乗組員が乗船していったん岸壁を離れる本船。 約2時間ほどの洋上での確認を終えて、再びコの字岸壁に戻ってきました

船頭さんから、まったく異状なしの報告で一安心。 いよいよ今日の午前11時に出航となります。 免税品の積込みや社旗や大漁旗の掲揚、そして神主さんによる航海安全と大漁のご祈祷など、これからの時間帯は出港に向けて慌ただしくなりそう。 天候にも恵まれて、すばらしい出船になりそうです

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08:22
2018年02月10日
88勝栄丸の餌料積込み完了

新体制での新たなマグロ漁へと出漁する第88勝栄丸の出船を前にして、船積みの最後の作業となるまぐろ延縄漁に使用する冷凍餌料の積込作業が行われました。 餌積み日和のいい天気です

午前8時開始予定ですが、餌料の納入業者の作業は6時過ぎからおこなわれている事を知っているから、私もできるだけ早く現場に到着してご挨拶しなくちゃと、7時過ぎには本船に出向いて。 もうすでに、保冷車から搬出された餌料の箱がパレットに積まれて、岸壁一面を埋めていました

やはり皆さん準備が早いですね。 キリっと寒いながらも風がまったくなく、時折晴れ間も見えるような絶好の餌積み日和。 これから始まる新たな航海に向けて、何かいい予感を感じさせるかのよう







餌料の積込みが開始され、澤田造船さんのクレーン車を使って漁艙内に次々と餌料が運び入れられていきます。 漁艙のなかでは年輩のステベの方々が作業。 ほんと皆さん元気で体力がある

1時間に約2000ケース以上のペースで、餌料の船積みが進みます。 国産のものから外国産の餌までさまざま。 種類ごとに箱を開封しては検品し、記録用の写真を撮りながらの作業。 本船の指揮を執る船頭さんにも餌料の品質やサイズなどを確認してもらって。 すごくいい餌ばかりでした

午前8時前には開始となった今回の餌積み作業。 ケース数が多いけれども、12時頃には全ての作業が終了となって。 航海用のアンテナや漁労作業に使うワイヤーを張る作業を総勢でおこなって

差入れのアンカーコーヒーで冷えた体を温めながら、午前中いっぱいかけて予定通り餌料の船積み終了です。 寒いなか本船の餌積み作業に協力して頂いた取引先業者の皆さん、そして乗組員や会社のスタッフ、本当にお疲れさまでした。 これで出港に向けての船積み作業がほとんど終わりましたね

本船の出港は予定通り明日2月11日(日)午前11時。 コの字岸壁から出港しますので、関係者の皆さん、どうぞ宜しくお願い致します。 日曜日は当初雨の予報だったけれど、最新の天気予報では暖かくていい天気になりそう。 どなたでもご覧いただけますから、ぜひ出港を見送りに来てください

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08:22
2018年02月09日
88勝栄丸の漁具・資材積込み

新たな航海への出漁を間近にひかえた週の後半、気仙沼のコの字岸壁に係船中の第88勝栄丸が、漁具や資材などの積込みの日を迎えました。 朝8時過ぎに関係者一同集合してのスタンバイです

前日に到着したインドネシア船員も作業着に着替えて、乗組員にまじり張り切って作業する姿がありました。 もうベテランの乗組員たちなので、遠洋まぐろ船の環境に溶け込むのが早いですね

納入業者のトラック別に順番での積込み。 まずはマグロ延縄漁になくてはならない重要な漁具、そう幹縄から。 大きな段ボールに梱包された幹縄をトラックから手渡しで船積みしては片付ける。 続いては枝縄に使用されるちょっと細めのナイロンテグスや漁具類、各種ペンキに工具、作業手袋など

朝から数時間かけてトラック何台分もの荷物を積込んで。 片づけを終えると見える所には何もない状態になるから、マグロ船っていうのはほんとうに積載容量が大きいんだなあって改めて感じます

連日寒い日が続いていて、ここにきて体調を崩す人が周囲に続出してきているので、乗組員や会社スタッフも含めて体調管理には十分注意しなくちゃいけませんね。 しっかりと睡眠をとって備えます

現在のところ88勝栄丸の出港は予定通り2月11日の日曜日午前11時。 場所は気仙沼のコの字岸壁です。 船舶書類などをしっかりとチェックして、忘れ物などないように気をつけなければ。 予定通りに出港できるよう、関係者の皆さまご協力の程よろしくお願い致します。 船積み第一弾の終了です

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07:02
2018年02月08日
気仙沼にインドネシア船員が到着

ここ数日間は、寒いながらもいい天候に恵まれている気仙沼です。 北陸の富山や金沢などの大雪の報道を見ると、太平洋岸の私たちの地域はすごく暮らしやすいんだなあって、改めて感じますね

背丈近くも降り積もった雪の影響で、幹線道路や鉄道などがマヒして大混乱の北陸地方の皆さまには、この災害とも言える大雪をなんとか乗り越えてほしいですね。 くれぐれも気を付けてください

とは言っても、気仙沼も例年に比べてものすごい寒さ。 いま気仙沼に帰港中で、今週末に出港を予定する第88勝栄丸の出漁準備をしているけれど、清水配管がいたるところで凍っては裂け、追加工事が次々と出てきているから頭が痛い。 それに対応する機関長や業者の皆さんにはお手数おかけします

エンジン整備や冷凍機の調整などもほぼ終わって、あとは漁具・資材や餌料などの積込みを待つばかり。 機関室では整備担当の業者さんが、各所の最終点検と試運転を行ってました

気仙沼から乗船する事になったインドネシア船員も数名到着し、温暖な国からの渡航なのでびっくりするくらいの薄着。 風邪をひかぬようにと防寒着をを支給して、さっそく船内作業に加わってもらいました

ベテラン船員なので日本語もある程度堪能な彼ら。 日本語にインドネシア語を混ぜながら、出漁に向けての準備作業を一緒におこなって。 あと数日間の滞在では怪我などないように注意してほしいです

ここ数日間のような天候が続いてくれるとすごく助かる。 予定通りの出港に向け頑張っていきましょう

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07:59
2018年02月07日
三陸沖のサバ焼き定食

新たな航海に向けての出漁準備を進めている勝倉漁業の第88勝栄丸です。 気仙沼のコの字岸壁を確保して、船体や機器類の整備もほぼ終わって、資材等の積込みに向けての最終段階まできました

このところ日中はだいぶ暖かい日が続いてはいるものの、それでも夜間の冷え込みは厳しいようで、夕方に水抜きした配管が凍って、急きょ追加工事がでてきたりして。 出港まで安心できません

宮城県職員によるEU登録の検査日。 海外で陸揚げする水産物には、EU向け水産物に必要なライセンスが求められているから、本船も出港前にしっかりと検査を受けての対応。 会社スタッフが船内さまざまな箇所を説明したり、備品などの説明を行ったりと、無事に手続きを終えることができました

そして乗組員や会社スタッフ総出での船内大掃除。 操舵室では、隅々までモップや雑巾がけで、マイペットなどの洗剤を使いながら気持ちを込めての清掃。 長い航海の汚れが落ちてすごく気持ちがいい

操舵室に続いて漁労長室や船員室など。 手分けをして数時間の作業。 外はだいぶ冷え込んでいるけれども、こうしてみんなで船内掃除をすると、上着がなくても大丈夫。 だんだんと汗ばんできますね

午前中の作業を終えて、乗組員たちと一緒に港に近い「おさかな市場」でのお昼ご飯。 三陸沖ではいまサバが大豊漁。 丸々と太った脂ののったサバが、日によっては各産地合計で10,000トンも水揚げされる。 そんなニュースを聞いているとついついサバが食べたくなって、サバ焼き定食を注文

乗組員の皆さんはそれぞれに食べたいものをオーダー。 こうしてお昼ご飯を食べながらのちょっとした談笑のひと時ってすごくいい。 三陸沖のサバ塩焼き定食は最高に美味しい旬の味覚でした

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08:59
2018年02月06日
88勝栄丸への燃料油補給

2月11日(日)に気仙沼港からの出港を予定する勝倉漁業の第88勝栄丸。 出漁に向けての準備作業が忙しくなってきました。 先週からコの字岸壁を確保して、船体修理や機器類の整備などを行なう業者が一日中出入りしては、それぞれの請け負った工事に一生懸命に取り組んでいます

配管工事も終わって、海水や清水が使えるようになったから、船体の大掃除とばかりに船首から船尾までをデッキブラシでこすりながら海水で洗い流す作業。 合羽に長靴の完全装備で対応です

船内では食堂や厨房などの整理整頓や、各船員室の掃除機がけや不要な私物の撤去など。 あっというまにゴミ袋がいくつもいっぱいになっていきます。 日に日に片付いてくるのがわかりますね

そして船外ではバージ船による燃料油の補給が一日中おこなわれていました。 木戸浦造船に上架する時にバージ船に抜き取ってもらった燃料油と併せ、燃料タンクいっぱいになるまで付きっきり

機関場とバージ船のあいだで連絡を密にし、万が一にも吹きこぼれて海を汚すような事のないよう細心の注意を払います。 結構あるんですよね、湾内への油の流出事故が。 勝栄丸じゃないですけどね

船頭さん以下、新しい乗組員体制でのスタート。 本船の使い勝手に慣れるまでは少し時間がかかるかと思いますが、皆さんの順応力があればまず大丈夫。 引き続き乗船する乗組員からの情報も参考にしながら、一日も早く自分のものにしていってほしいです。 乗組員の皆さん、どうぞ宜しくです

燃料油が終わって、次は漁具・資材そして餌料や食料品などの積込みを予定する本船。 予定通り出港できるよう関係者の皆さんのご協力を宜しくお願い致します。 このままいい天気が続くといいですね

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08:52
2018年02月05日
お客さんと「まるき」の煮干そば

2月11日に気仙沼港からの出港を予定する88勝栄丸の出漁前ミーティングと懇親会を終え、今週は燃料油や餌料、漁具や食料品などさまざまな物資や資材の積込作業がひかえています

船内の片付けや大掃除も早い段階で終わらせないと、積込作業に間に合わないから週明け早々から乗組員や会社スタッフが船に集合しての作業。 寒いなか皆さん本当にご苦労様です

本船の講習会の為に東京から出張していただいた築地の荷受会社・第一水産の部長さんが帰る前に、前々から要望のあった「まるき」さんにご案内。 電車の時間も迫っていたから車を急がせます

幸運にもちょっとだけ待ってテーブル席について。 もちろん煮干そばを煮玉子トッピングで注文。 煮干のダシがガツンと効いた濃厚なスープ。 そしてモチモチの中太麺。 やっぱ最高に美味いです

初めて煮干そばを食べた部長さんも大満足の様子。 限られた時間のなかご案内できて良かったです。 10分ほどで急いで完食し、気仙沼駅に急ぎます。 なんとか10分前に滑り込んでセーフ

とても忙しいなか、気仙沼までお越し頂いて、二日間もお付き合いいただきました。 ほんとうに有難うございました。 こんどは東京で清水でと、またご一緒に仕事をしていきましょう。 今後ともよろしくです

こういう美味しいラーメンがいつでも食べられる私たち気仙沼人はすごく幸せなのかも。 これからも気仙沼の美味しい旬の味やグルメを勝栄丸ブログを通じてお伝えしていきたいと思いますのでお楽しみに

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08:17
2018年02月04日
88勝栄丸の出漁前ミーティング

気仙沼の木戸浦造船でのドック工事が完了して、コの字岸壁に横付けしてのさまざまな作業が開始された88勝栄丸です。 岸壁一面にはったぶ厚い氷を総出で砕いてはきれいに片づけて

寒い日が続いていたから、自然にとけてなくなるのはあまり期待できないとの判断。 氷を処理するのに何日間もかかったそうで、ほんとうにお疲れさまでした。 私は出張でお手伝いできずスミマセン

週末には、乗組員と会社スタッフが一堂に会してのミーティングを開催。 出漁前恒例の重要な会議なんです。 航海のスケジュールや操業上の注意事項、いろんな伝達事項を約一時間かけて説明

そして会議の後半は、築地の荷受会社・第一水産の部長さんにお越し頂いてのより良い製品づくりに向けての講習会でした。 社内のマニュアルにそって、ひとつひとつの手順を確認していきます。 私達にとっても勉強になる、そんな時間でした。 乗組員の皆さん、宜しくお願いしますね


会議を終え、会場を北かつまぐろ屋田中前店に移動しての出港宴会。 取引先の業者さんなどをお招きして、小上り席を貸し切っての懇親会。 メインはまぐろ屋特製のメカジキのトマト鍋でした

私の挨拶に続き、第一水産の部長さんによる乾杯で懇親会がはじまって。 あと約一週間後に出港を迎える乗組員の皆さんとの楽しい時間。 新体制での船出となる88勝栄丸をどうぞ宜しくお願いします

北かつまぐろ屋での出港宴会は初めてだったけれども、まぐろ屋のお料理に皆さん満足して頂けたのではないかと思いますね。 お忙しいなかご参加いただいた取引先の皆さま、ありがとうございました

そして二次会は近くのFanFanに移動。 事前に予約していたから、準備万端整えてくれてました。 二次会の途中では帰港したばかりの他船の船頭さん方も合流し、夜遅くまでの楽しい懇親会でした。 私は24時頃で切り上げたけれども、三次会に繰り出した方々もいて、二日酔いになってなければいいですね

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09:13
2018年02月03日
立ち飲み屋での懇親会

先週に引き続き、またまた東京への出張となりました。 天気予報を見ずに出かけてしまって、東京到着時は雨模様だったものが夕方からは雪にかわって。 まあ東北地方に比べればかわいいものです

築地市場近く、浜離宮に隣接したビル。 もうこれで何度目の訪問でしょうか。 午後の時間帯で使用する会議室を押さえてもらっていたので、ご挨拶もそこそこに会議モードに切り替えて

いま勝倉漁業で進めている新船建造のプロジェクト。 その第1回仕様打ち合わせの会合でした。 造船所側から提案された基礎資料を事前にチェック。 確認する事項も広範囲にわたります

以前建造したマグロ船での改善要望や不具合などを振り返っては、今回の船に反映させるべく改めての協議。 もう4~5年経っているから、こうした資料がないと忘れてしまうものですね。 そして勝倉漁業のドックマスターから指摘された施工上の注意点や改善点なども示しながらの会合でした

午後の時間帯、約6時間にわたるミーティングを終えると窓の外はもう真っ暗な夜。 都心のビル街のあかりがとてもきれい。 雪降る中を汐留まで移動しては、立ち飲み屋でメガジョッキで乾杯でした

漁船なので、私たちがいくら話し合っても結論が出ない部分がある。 実際に洋上でこの船を使って操業する乗組員の意見は重要なので、帰国するタイミングをとらえて、今度は新潟での会合をおこないたいと思います。 長時間にわたるミーティングと、その後の立ち飲み屋での懇親会。 お疲れさまでした

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09:30
2018年02月02日
東京出張で岩佐寿司へ直行

いま帰港中の第88勝栄丸の出漁に向けての準備が行われている気仙沼港。 修理や整備カ所の工事もまだ残っているけれど、それでも出港までにはなんとか間に合いそうとの報告を受けて

旧ホテル望洋下のコの字岸壁を確保しての作業では、乗組員や会社スタッフが協力して、船内倉庫の片付けや漁具・資材の在庫確認などに追われています。 船室の大掃除も必要ですね

寒いなかでの忙しい週の前半を終えて、こんどは東京での会合のために出張。 勝倉漁業の役員と共に東北新幹線で移動。 天気予報を見てこなかったけど、到着するとすでに雨模様でした



改めてスマホで天気予報をチェックすると、夕方からは雪になるとの事だけど、もちろん傘を持ってきているはずもなく、できるだけ雨にあたらないようにと会場へタクシーで向かいます

午後からの会合の前に築地市場に立ち寄ってのお昼ご飯。 中栄さんのカレーにしようか、場外のラーメンか牛丼にしようかと悩みましたが、結局お寿司の誘惑には勝てず岩佐寿司さんに直行

今年10月に豊洲新市場への移転が決まっている築地市場ですが、卸売市場の機能だけが移転するのではなく、飲食店や物販のお店なども同様に移転する事になっていて。 岩佐寿司の女将さん曰く、もうすでに豊洲市場のお店は出来上がっているけれど、移転が延期になったからしょうがないと

交通の便が良かった築地市場から、アクセスがいいとは言えない豊洲新市場への移転。 業務筋の買い出し人や観光客も含め、今の築地市場以上に活況を呈す施設になればいいなと思います。 思いがけずに立ち寄れた岩佐寿司での親方おまかせにぎりランチ。 やっぱ美味いです、最高でした

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10:05
2018年02月01日
一日の〆は北かつまぐろ屋で

気仙沼の木戸浦造船から下架となった勝倉漁業の第88勝栄丸がコの字岸壁に横付けし、次の航海に向けてのさまざまな準備が開始されました。 午前9時に船に集合して作業開始です

ドック中に降り積もった雪が、本船の甲板上などにまだたくさん残っているから、ポンプを使って海水をくみ上げて、雪を溶かしながら除雪する作業。 海水温が低すぎてなかなかとけてくれません

午前中から予定している来客への対応や会議に出席するために、船の仕事は乗組員や会社スタッフにお任せしていったん帰社。 出張準備もしなくちゃならないので、お昼時間も割いてのお仕事でした

午後には日かつ漁協の担当者を迎えての新事業の説明会。 約1時間半にわたり質疑応答がおこなわれて。 4月からの新年度に開始される新しい事業なので、しっかりと内容を理解したうえで検討していきたいですね。 それにはもう少し情報が必要なのかもしれません。 今後も注目していきたいです

そして引き続いて行われたのは、北かつ組合の理事会など。 2018年からの3年間、資源の回復によって大西洋クロマグロとミナミマグロの総漁獲枠と国別配分が増加する事になったので、新しい出漁方針などについての説明をおこなって。 今月に行なわれる出漁漁業者会議の案内を待ちたいと思います

そして会議を終えたあとには、北かつまぐろ屋田中前店に移動しての日かつ漁協担当者との懇親会でした。 ミナミマグロのお刺身や旬の海の幸がたくさん入ったまぐろ屋特製鍋をつつきながら、気仙沼の地酒でのおもてなし。 あっという間に四合瓶が数本空いて。 朝から分刻みのスケジュールの一日を終え、出張に向けて早めに休みます。 午後の会合に出席された皆さん、お疲れさまでした

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10:07