宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2018年09月30日

鹿折小学校5年生の遠洋まぐろ漁船見学会


台風24号が日本列島を縦断する予想が出された週末の気仙沼です。 朝から雨模様となって、それも一日中降り続くということで、また冠水などの影響が出ないといいなと思います icon03

気仙沼魚市場の新市場棟整備にともなう外構工事のため、魚市場前の道路がしばらく片側通行になるとの案内がありました。 勝倉漁業にご用の方にもご迷惑おかけしますが宜しくお願いします マイク

雨の週末となりましたが、コの字岸壁で出漁準備中の第38漁福丸さんをお借りして、気仙沼市立鹿折小学校5年生への遠洋まぐろ漁船見学会を行いました。 市内の小学校ではこれまで面瀬小学校が毎年おこなってきた漁船見学会ですが、他の小学校の漁船見学会の実施も私たちにとっても大歓迎 クラッカー

数台のワゴン車に分乗した生徒さん達、30名程が漁福丸さんに到着。 子供たちは準備よく雨合羽を着用していて、手にはタブレット端末をそれぞれが持参。 学校から貸与されたものなのだとか。 この日の資料のデータもタブレットで確認しているみたいで、写真や動画撮影もできて便利ですよね 花丸



まずは作業甲板上に班ごとに整列。 北かつ組合事務局の司会進行で見学会がスタート。 漁福丸さんの社長さんからも一言ご挨拶を頂いて。 唐桑海友会の皆さんが講師となり船内探検開始です。 先日はみらい造船木戸浦工場も見学済みの生徒さん達。 すごくいい勉強だと思いますね 船

作業甲板では漁撈装置や漁法の説明、凍結室に入ったあとは機関場や食堂・調理室などの順番で船内視察。 北かつで用意したマグロのにぎり寿司の試食には皆さんすごくテンションが上がって 食事

そして操舵室(ブリッジ)では、どのように操船をおこなうのかについて船頭さんからお話ししていただきました。 レーダーやプロッター、GPSや操舵機など。 遠隔操縦席に交代で座っては操船気分を味わってもらって。 初めてのまぐろ船の船内に子供達も興味津々の様子。 先生方も楽しかったと思います 親指

出港間近での漁船見学会でしたが、漁福丸の社長さんや船頭さんには快く引き受けて頂きまして有難うございました。 そして唐桑海友会と北かつ組合そして関係者の皆さん、雨の中での対応ほんとうにお疲れ様でした。 またこうしたマグロ船見学会を数多くの学校を対象におこなっていきたいですね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:19

2018年09月29日

台風24号を警戒しての気仙沼港


9月末となって秋が深まってきた気仙沼です。 先日までは残暑が残って冷房が必要な気温でしたが、ここ最近は涼しさを通り越して寒いほどの気温となりました。 そろそろ暖房が必要になってきますね 雪

8月までは順調な漁獲を見せていた近海カツオ漁も、ここにきて急激に漁獲が少なくなって、入港船はそこそこあるものの入荷量は激減。 特に前日漁獲の「新口」が少ないのが痛い。 水揚げ数量が少ないのでカツオの魚価が急上昇。 昨日などは1㎏あたり1000円に近い相場での取引となりました 金貨

一方のサンマ漁船は、引き続き順調な漁模様のようで、シーズン当初はサンマの餌となるオキアミを食べているサンマが多く、魚体も太目の中型サイズが主体でしたが、魚群が南下するに伴い食べている餌が違ってきているのか、だんだんと細いサンマも増えてきたように思えます 船



北海道から三陸各港で毎日サンマの水揚げが順調に行われているので入札価格は徐々に軟化してきて、それでも気仙沼は他港に比べて高めの価格水準なので、連日300トンを超す入荷となっています 花丸

近海カツオ船が操業するエリアの外側、気仙沼から2昼夜~3昼夜の漁場でカツオ漁をおこなってきた遠洋かつお一本釣り漁船も、この台風を避けて気仙沼に入港したり、焼津への帰航となったりで、大型船に関してはほとんどが三陸沖の操業を切り上げて南方漁場へシフトする状況となってきました タイ

来週から始まる10月が勝負の月。 引き続きサンマの水揚げが順調に行われる事、そして生鮮カツオ漁が台風明けに漁模様が好転することを期待しています。 沖合で操業する各船におかれましては今週末から時化との予報も出されているので、台風の進路等には最新の注意を払ってほしいと思います マイク

きょうの写真でもわかるように、脂がのった戻りガツオとなってきました。 30日の日曜日までには各船ともに帰港との話なので、週明け台風通過後もカツオの水揚げがあるかも、頑張って釣ってきてください face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:49

2018年09月28日

北かつまぐろ屋の「よくばり丼」


台風24号が日本列島を縦断しそうなコースをたどる今週末。 東北地方や気仙沼などには週明けの月曜日に大きな影響がありそう。 今週末からまた湾内は台風避難船で混み合うのでしょうね 雪

大型の遠洋カツオ船は台風避難と水揚げをかねて気仙沼に続けて入港。 気仙沼船籍の亀洋丸さんが2隻続けての水揚です。 そして焼津船籍の38勝栄丸さんも昨夕に無事に湾内に着岸しました 船

このところカツオの水揚げ量が激減してきて、群れは見えるものの餌つきがわるく漁獲が少ない。 各船ともに苦戦の三陸沖。 この台風一過でまた海の様子がかわり釣れてくれることを祈ります タイ

一方のサンマ漁は引き続き順調な漁模様。 気仙沼にも連日たくさんのサンマが水揚されて、ひところに比べて価格もこなれてきたから、皆さんも食べる機会が増えてきたんじゃないでしょうか。 10月にも予定されているサンマのイベントにはぜひ出かけて、美味しい炭火焼のサンマを食したいと思います 音符


秋の行楽シーズンになって、気仙沼の商業施設も大型観光バスなどで連日にぎわっていて。 海の市の北かつまぐろ屋には、お昼時たくさんのお客さんで賑わっていました。 まぐろ丼ランチです 食事

私がいまお勧めするのが、赤身や中トロ、トロビンチョウそしてイクラやネギトロなどがこれでもかっていうくらい豪華に盛り付けされた「よくばり丼」です。 よくばり丼にも何種類かあるからお財布と相談して注文してください。 前にあった親方おまかせ丼をバージョンアップさせたようなマグロ丼ですね camera

お味噌汁のかわりに冷たいめかぶ蕎麦をチョイス出来て、追加の差額は何と200円。 このセットにすると結構ボリュームも満点になるから、お腹が空いている時には試してみるのもいいかもね icon12

いつも食べている「まぐろ漬け丼」も安定した美味さですが、たまには「よくばり丼」みたいなプチ贅沢もいい。 お休みの日に、ご家族と一緒に、美味しいマグロ丼でのお昼ご飯なんていかがでしょうか。 勝栄丸ブログは皆さまのご愛顧によりまして通算200万PVに達しました。 今後とも宜しくお願い致します face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:05

2018年09月27日

気仙沼JC 創立50周年記念式典


一般社団法人 気仙沼青年会議所の創立50周年記念式典と祝賀会が市内のホテル観洋でおこなわれ、宮城県北部鰹鮪漁業組合の組合長理事の代理として私が出席させていただきました 音符

大きな会場には丸テーブルが20ほど。 それを囲むようにイスが配置されて、出席者は約180名くらいはいたんじゃないかと思います。 気仙沼の名士が勢揃いしたかのような、素晴らしい顔ぶれです 花丸

青年会議所は修練・奉仕・友情の三信条のもと、明るい豊かな社会の実現という壮大な目的に運動を展開している団体。 現在の会員数は40名を超え、理事長を中心として活発に活動していますね icon12

今回の創立50周年、本当におめでとうございます。 私は入会するタイミングを逃して、青年会議所のメンバーとはなれなかったのですが、多くの先輩諸氏は青年会議所OBであり、私も日々の仕事や生活の中で、とてもお世話になっている方々ばかり。 若いメンバーからはひたむきな情熱が感じられます クラッカー

祝賀会では、50年の長い歴史の中でお世話になった方や、震災後のたいへんな時に青年会議所の繋がり・友情をもって被災地域の手助けをしていただいた他地区の同士の仲間たちに感謝状を贈呈 タイ

銀鱗太鼓や波板虎舞などもすごく迫力があって、祝賀会も大いに盛り上がりました。 男山さんの蒼天伝の樽酒の鏡割りには、気仙沼市長や県会議員さんなどが登壇。 升酒が会場中に振る舞われて camera

そして臼福本店・昭福丸さんが提供のマグロのお刺身の舟盛りが登場。 市内の新富寿司の職人さんによるにぎり寿司として頂きました。 ふかひれの姿煮や今が旬のカツオのお刺身など豪華な内容 食事

記念式典から祝賀会まで約5時間ほどの50周年記念式典でしたが、内容がすごく濃くてあっという間の時間。 尾形理事長や芳賀実行委員長をはじめとしたJCメンバーの皆さんには、式典の準備も含め大変だったかと思いますが、すごく立派な記念行事だったと思いますね。 出席の皆さまお疲れさまでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:35

2018年09月26日

気仙沼の水産加工視察に同行


大西洋で操業する多くのマグロ船が、補給基地としてまたマグロ漁をおこなう水域として、とても重要な国の一つであるカーボベルデ共和国。 その漁業総局長ご一行様が気仙沼に来られて クラッカー

早朝からの魚市場の視察では、水揚げされたばかりのヨシキリザメやモウカザメ、気仙沼を代表するお魚のメカジキやカツオなどを視察して頂いて、気仙沼の水産についてしっかりとお伝えできました タイ

朝食後に市内の視察にスタート。 まずは安波山中腹にある展望台へとご案内。 気仙沼湾を一望できるこの展望台は、実は私も初めて訪れる場所。 素晴らしいロケーションですね。 震災前の写真や被害についての案内板があって、カーボベルデの方々にも震災の事をしっかりと伝えることができて camera

そしてコの字岸壁に移動して、遠洋まぐろ延縄漁船の前でこれからのカーボベルデの水産業の事について懇談。 日本漁船が多く活動する水域なので、水産業の発展は私たちにとってもすごくメリットがある事。 サメの有効利用や加工事業の推進など、これから協力し合って取り組んでいきたいですね 船



つぎに湾内に車で移動し、復旧されたエースポートの一角にお店を構えるシャークスさんにご案内。 このお店はサメ皮で作った財布やバックなどの最終製品を取り扱うお店。 とってもオシャレです 音符

前もって午前10時にお伺いすると言っていたので、お店の方もちょうどその時間に対応していただけて。 サメ皮って言うとザラザラした印象があるけれど、まったくそんなことはなくて、とても滑らかな皮なんです。 サメ皮の財布や名刺入れなどを皆さん購入されていました。 とっても素敵な商品ですね 親指

そのあとでおじゃましたのが、魚市場近くの水産加工場。 一行の到着を工場長がお待ちしてて下さって、HACCP認定の工場内をくまなく見学させていただきました。 長靴に白衣、帽子にマスクを着用、手洗い、エアーできれいにして作業場内へ。 モウカザメの解体は初めて見てすごく勉強になりました 花丸

最後には生鮮ガツオのパッキング工程も見せていただき、とってもクリーンなHACCP工場に感動。 急な依頼にも快く受け入れて頂きまして有難うございました。 カーボベルデからの視察団ご一行も、気仙沼の水産をしっかりと勉強されて帰路につかれた事と思います。 私もすごく勉強になった視察でした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:06

2018年09月25日

カーボベルデ共和国からのお客様


二週続けて連休となった9月ですが、気仙沼魚市場はどちらの月曜日も開市での対応となりました。 昨日はカツオやサンマの水揚げがあって、休日なのに魚市場周辺はすごく活気があります 花丸

10日くらい前に視察団受け入れの依頼があり快く引き受けて準備を進めてきてその当日となりました。 大西洋に浮かぶ島国のカーボベルデ共和国。 その漁業総局長ほか数名と海外漁業協力財団そして日かつ漁協国際部の方々など6名ほどがお越しになって。 北かつまぐろ屋で懇親会からスタート 音符

北かつ組合所属船がマグロ延縄漁で漁獲した美味しいマグロのお刺身やかぶと焼きを堪能して頂いて、気仙沼の地酒もすごく気に入って下さったみたいで、皆さんお土産に購入されていました 若葉

そして翌朝は朝6時半に魚市場の入札場前で待ち合わせ。 市場内への入場証と長靴を準備して。 今回の視察の目的はサメの加工や利用を勉強する事なので、まずはモウカザメやヨシキリザメがずらりと並ぶ売り場へご案内。 初めて見る光景に、カーボベルデの方々もすごく興味津々の様子でした camera

気仙沼はヨシキリザメとメカジキの水揚げ量が日本一であることをご紹介し、これまた日本一の水揚げ量をほこる生鮮ガツオの水揚げ現場へ。 漁船からのカツオの水揚げを写真におさめてました 船

市内のヨシキリザメ取扱業者にちょうどタイミングよくお話を聞けて。 サメの身や皮、そして骨の利用などについて簡単にレクチャーしてもらって、彼らにとってはすごく勉強になった事でしょうね 親指

大西洋で操業する遠洋まぐろ延縄漁船が港を利用するカーボベルデ。 そしてその海域での操業ライセンスを発給してくださる当事者の来訪なので、気仙沼そして遠洋マグロ漁船のことを印象に残し帰って頂けるよう、北かつ職員とともにしっかりとご説明させて頂きました。 朝早くから皆さんお疲れさまでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:22

2018年09月24日

平成最後の気仙沼サンマまつり


9月も残すところあと一週間となって、だんだんと秋が深まってきましたね。 日中はそこそこ気温が上がるけれど、朝晩は気温がぐっと下がって、ほんとうに過ごしやすい気候となってきました もみじ

先週に引き続き連休となった週末。 昨年はサンマが不漁のために気仙沼のサンマまつりも中止ということになったけれど、今年は9月のなかばから順調な漁獲が続き、気仙沼でも連日の水揚げ 船

なので、海の市でのサンマまつりが今年は盛大に開催されて、9月22日(土)と23日(日)の二日間で2018尾のサンマの炭火焼が無料で振る舞われました。 平成最後の気仙沼サンマまつりです クラッカー

初日の22日はあいにくの雨模様。 だけれども雨天決行という気合の入った運営サイドの気持ちをくんでか、お昼に近づくにつれて雨も上がっていい天候になって。 天気が回復してよかったですね icon12

そして昨日、午前中の早い時間はちょっと予定があってお昼近くに会場に行ったら、海の市の特設会場には長蛇の列が。 時間にそれほど余裕がなかったので、サンマの炭火焼に並ぶのを断念 汗

サンマまつりを甘く見ていたわけじゃないけれど、私が食べられなくても、こうしてたくさん並んでくださった方々に美味しく食べて頂ければそれでいい。 本当はちょっと残念でしたけどね。 また10月にもサンマのイベントがあるはずなので、その時は早めに会場に駆けつけて味わいたいと思います 花丸

会場中にもうもうとたちこめるサンマを焼く煙り。 その香りをかいだだけでも食べた気になってくる。 普段食べているサンマの塩焼きも確かに美味しいけど、こうして並んで屋外で食べる炭火焼きはまた格別な味。 サンマまつりでサンマの炭火焼にありつけなかったけど、お祭り気分だけは味わえました face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:55

2018年09月23日

〇安からの塚本八百屋で懇親会


秋が深まってくるにつれて、だんだんと晴れる日が少なくなってきたように思います。 朝晩は冷え込むようになってきて、風邪などひかぬように体調管理にも注意していかなければなりませんね 雪

今週になって一気に漁獲数量が少なくなってきた生鮮カツオ。 10月を目前にして、急にペースダウンの感が。 月末にはまた台風がくるとの予報も出ているから、これからの水揚げ推移が心配です face06

一方のサンマ漁は、9月前半の不振からV字回復。 各船ともに大漁で気仙沼への入港も6日連続での水揚げ。 ここ一週間の水揚げ量は1000トンを超え、サイズ組成も良くなったことから、各船ともに水揚げ金額を大きく伸ばす展開に。 地震を避けてサンマが沖に移動したのではとの話もあります icon12


そんな週末。 情報交換をかねて定期的に集まってはお酒を酌み交わす会合があって、今回は焼鳥の「〇安」さんからの塚本八百屋でのバルタイムという趣向。 〇安さんで待ち合わせてまずは乾杯! beer

定番の焼き鳥を数種類、もちろんタレで。 それとこれまた定番の湯豆腐。 寒くなった今頃の季節からはこの湯豆腐がとくに美味しいんですよね。 水鳥記の冷やおろしとともにいただきました 花丸

〇安さんではちょうど1時間。 後半戦は塚本八百屋のカウンター席に陣取って、白ワインを飲みながらタコのアヒージョをつまんで、〆にはステーキのパエリア。 とっても楽しい情報交換会でした 親指

お昼の時間帯にはカレーランチを提供している塚本八百屋さん。 夜の部の塚本八百屋さんは初めて行ったけど、ビールにワインにウィスキーにと、お酒の種類もたくさんあって、気軽に立ち寄れる素敵なお店だなあとつくづく思いました。 次回はまたこのパターンもいいですね。 皆さんご馳走様でした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:29

2018年09月22日

まぐろ延縄漁業カイゼン検討会の作業部会


大手自動車会社の協力を頂いて、気仙沼のまぐろ延縄漁業のお仕事を改善していこうというプロジェクトが始まって二年目の活動に入りました。 二年目の今年は、より具体的な成果が求められています タイ

「まぐろ延縄漁業カイゼン検討会」という名前のプロジェクト。 いくつかのテーマに分かれてそれぞれの分科会・作業部会をおこなって全体として取りまとめていく。 私たちの作業部会は超低温区画内での作業負担の軽減や労力削減がテーマ。 マイナス60度の環境でのお仕事の改善です マイク

気仙沼市の担当職員や北かつ組合、そして遠洋まぐろ延縄漁業会社、そしてマグロ船の船頭さんOB、市内の取引先業者など、気仙沼魚市場の会議室に一堂に会しての作業部会でした 船

凍結室や準備室などの超低温区画内の模型を使って作業動線などを確認。 より作業がしやすく、足腰に負担が少なく、作業時間が短縮され、かつ、より良い品質のマグロ製品づくりをするにはどうすればいいのか。 作業部会のメンバーからさまざまなアイデアが出され、活発な議論が行われて 音符

そしてマイナス60度の環境での作業に必ず必要なのが防寒着や防寒靴・手袋などのアイテム。 何十年も変わっていないこれらの作業着を、新しい素材などを取り入れる事で少しでも安全に作業できるものにしていきたい。 市内の船具屋さんなどからいろんな情報を頂きながらテストしていきたいと思います 花丸

これまでは当たり前だと思っていたものが、ちょっとした工夫や改善によって飛躍的に作業効率が上がり、なおかつ乗組員も楽に作業が行える。 真剣に議論して成果をださなければなりませんね キラキラ

来月末には、二年目の活動の中間報告会も予定されているので、まぐろ延縄漁業カイゼン検討会の活動もペースアップしていかなければなりません。 そして実際のまぐろ船の作業現場に早く導入して、現場の声を反映しながら改良を重ねて、これからのスタンダードモデルを目指して行きたいですね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:34

2018年09月21日

気仙沼産の「大サンマ」を頂いて


気仙沼もだんだんと秋が深まってきて、朝晩はとくにひんやりとした気持ちのいい空気につつまれるようになってきました。 早朝の魚市場の水揚げ現場などはすごく寒くって、ジャンパーが必要なくらい もみじ

三陸沖で操業するカツオ船団は沖合の漁模様が芳しくなくなって、また近場の漁場に戻ってきました。 気仙沼から数時間程のが漁場だとか。 これからの漁模様、各船の奮闘に期待したいですね 船

そしてもう一つの旬の味覚、そう、サンマですよね。 8月下旬の出だしはサンマのサイズも比較的大きめで、各船の漁獲がよかったので、今年は豊漁との報道でしたが、その後いったん漁獲が不調に。 そして公海上に漁場を移した後は安定した漁獲に恵まれているようで、気仙沼にも6日連続の入荷 花丸

先週土曜日から水揚げが再開され、今週に入っても入港が続き、昨日が210トン、今日も120トンと、6日間で1000トン超の水揚量。 この調子で気仙沼へのサンマ水揚げが加速していくことを願うばかり。 心配されたサイズ組成も中型魚が主体となって、150~160gの大型サイズも1割ほど見られます 親指

そんな今週、取引先の水産会社から水揚げされたばかりのサンマのプレゼントがあって。 発泡スチロール箱に大サンマがたくさん入っていて、社員とともに分け合ってさっそく塩焼きでいただきました。 脂のりがバツグンで、すごく美味しいサンマですね。 お気遣いいただき有難うございました 食事

今週末の9月22日(土)と23日(日)には、気仙沼の商業施設「海の市」を会場に「サンマまつり」が開催予定。 二日間合計で2018尾のサンマの炭火焼のお振舞や、海鮮焼き屋台も出展するのだとか。 そして気仙沼大島産のゆずを使ったポン酢しょうゆも一押し商品。 サンマの炭火焼が楽しみですね ハッピ

思いがけずに頂いた気仙沼で水揚げされたばかりの新鮮な旬のさんま。 来月には気仙沼産業まつりとあわせて「市場で朝めし。」も開催されると思うので、秋のイベントがサンマとともに盛り上がりますように face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:57

2018年09月20日

ミナミマグロ漁を終えてジャワ沖へ


今年7月に気仙沼を出港し、新船建造から6年目の航海へと船出した勝倉漁業の第123勝栄丸。 インド洋の漁場への途中、基地港のバリ島ベノア港に寄港して補給。 一路南下しての操業開始でした 船

豪州西岸沖の南インド洋の8月と9月といえば、日本とは真逆の季節の南半球では真冬の時期。 南緯40度近くにまで船を進めておこなわれるのが旬のミナミマグロ漁ですね。 通称:南インド漁場です 雪

昨年まではもっと早い時期から操業していましたが、航海パターンを変更したことによってミナミマグロの一番の旬に合わせて漁場IN。 波が荒れ狂う時化海の中でのミナミマグロ漁を順調に消化して 花丸

気仙沼をはじめとした日本から出港の僚船と並んでのマグロ漁。 厳しい漁獲管理が課されているミナミマグロなので、1隻ごとに漁獲上限か決まっていて、それを上回って獲ることができない。 そうした管理が行われている事もあって、ミナミマグロの資源量も順調に増えてきて、今年から増枠に クラッカー

計画した日数よりも短期間でくミナミマグロの漁獲上限に達し、僚船とともにジャワ沖の漁場に向け北上。 こんどはメバチマグロを対象とした操業に着手する本船です。 乗組員の皆さんご苦労様です 親指

通常の航海パターンであれば、基地港のベノア港に寄港しては燃料や食料などの補給を行うのですが、今年はしばらくのあいだ洋上補給で我慢してもらうことになる。 次回の寄港は年末から年明けにかけてとなりそうです。 現在のベノア港は連日たくさんの日本漁船で混み合っているとの情報です pc1

これから行われるジャワ沖漁場でのメバチマグロ漁が、大鉢を中心にした漁獲に恵まれますように、本船の航海安全とともにお祈りいたします。 延縄を伝わって餌やマグロを食い荒らすシャチには各船ともに頭を悩ませているので、食害が少なくなるといいですね。 ジャワ沖での操業、がんばって下さい face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:55

2018年09月19日

海外出張帰りに「かも川」の蕎麦


いろんな国に出張に行っているけれど、パプアニューギニアへは初めての渡航でした。 一緒に行った方々はなんどもポートモレスビーに行っているらしく、その方々のアドバイスを素直に聞いて 若葉

ホテル内の会議場と部屋の往復だけで、結構精神的にもタフな交渉でしたね。 それでも夕方になるとホテル8Fのラウンジがあいて、無料のビールやワインが自由に飲めるハッピーアワーがあったので、打合せを兼ねてその時間になると自然にみんなが集まってきては、次の日の作戦などを話し合う beer

ただしそのハッピーアワーも一時間だけ。 終わりの時間になると飲み物・おつまみともにすべて撤去されるっていうのだから、もう少しサービスしてもいいんじゃないかと思いましたね icon12

チェックアウトの時に驚いたけど、一泊の宿泊料金がなんと日本円で3万円ほどもする。 治安が悪いところにはありがちの料金設定。 安全料込みの価格っていう事なのでしょうけど、ちょっと高すぎですね。 それならば、ハッピーアワーもエンドレスで提供してくれてもいいんじゃないかなあと 汗

そんなパプアニューギニアから日本に帰ってきて、一週間ぶりの日本の食事で頭に浮かんだのが。 そうだ、帰りの道中に「かも川」さんでおそばを食べていこうと。 一ノ関と気仙沼のちょうど中間点の千厩のお蕎麦屋さん。 パプアニューギニアよりも暑い日本だったので、冷たいお蕎麦をいただく事に 音符

ちょうどお昼時とあって、客席はほぼいっぱい。 テーブル席の相席をお願いして、お気に入りの鴨ざるを注文。 相席の方は、鴨天ざるを食べていたので、ちょっと惹かれたけど私は天ぷらなしで 食事

ポートモレスビーでの数日間はずーっと会議ばかりだったので、運動不足感もあって食欲はあまりなかったけれど、かも川さんの鴨ざるを前にしたら急に食欲が出てきて。 かも鴨ざるはやっぱ美味いです face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:09

2018年09月18日

海外出張から一週間ぶりの気仙沼港


パプアニューギニアでの二国間漁協交渉から気仙沼に戻ってきました。 出張前よりもさらに秋の雰囲気が進んできたような感じがしますね。 巷では連休のきのうは気仙沼魚市場は開場での対応。 一週間の出張から帰ったばかりですが、早朝から市場に出向いては入港船の皆さん方にご挨拶です 音符

先週までは、カツオ船もサンマ船も漁模様が薄くって各船ともに苦戦していましたが、帰国してみるとその様相は様変わり。 とくにサンマ船は各船漁模様が回復して、一隻100トン規模の漁獲での入港 クラッカー

そのサンマの組成も、先日までの100gほどの小型魚主体から130g以上の中型~大型魚の組成となって、ようやく本格的なサンマ漁の開始といったところ。 脂のりも上々で久々に食べるのが楽しみ 食事



そしてカツオ船は、沖の北寄りの漁場から近海へとまた漁場が移り、気仙沼から1~2時間ほどのところでもまた漁が見えはじめ、各船ともにカツオをピストン輸送するかのような操業になってきて 船

沖の北寄りではビンチョウ主体の漁模様。 例年7月頃にはビンチョウの漁が終了するのですが、今年はなぜか今の時期にまでビンチョウが釣れている。 それも3~4kgほどの小トンボが中心。 サイズも揃っていて価格も高値安定なので、ビンチョウを多めにに漁獲した船は水揚げ金額もそこそこある。 生鮮かつおの22年連続水揚げ日本一と合わせ今年は生鮮ビンチョウも水揚げ日本一になるかもしれません 親指

近場の漁場でカツオを釣っては毎日のように入港・水揚げを繰り返す船もまたでてきたので、サンマ漁と合わせカツオ船の操業にも期待しています。 近海まぐろ延縄漁船によるメカジキとヨシキリザメ、大目流し網漁船のモウカザメ、定置網の漁獲物、そしてカツオとサンマなどで大忙しの魚市場職員です キラキラ

一週間の海外出張から気仙沼に戻って、休む間もなく早朝からの魚市場対応でした。 今年のカツオもサンマもものすごく美味い。 気仙沼の海の幸を皆さんにも堪能してもらいたい。 ぜひ気仙沼にどうぞ face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:56

2018年09月17日

PNGとの二国間協議を終えて


南太平洋に浮かぶ島国のパプアニューギニア。 ここは日本の遠洋まぐろ延縄漁船や大巻き網船などが数多く操業し、周年を通してカツオやマグロなどを漁獲しているとても重要な水域です 花丸

パプアニューギニア水域における日本漁船の来年の操業を確保するために、首都のポートモレスビーに出向いて行われた二国間協議。 両国の代表団が一堂に会しての数日間の会合でしたタイ

ICCATやCCSBTなどの多国間会合には出席したことがあるけれど、こういう二国間会合への出席は私は初めての経験。 水産庁や関係団体などで構成される日本代表団の一員としての参加でした 若葉

これまでいろいろと情報には接していましたが、会議に出席して島嶼国が目指す方向性を改めて認識させられたような気がします。 海に囲まれて、大きな産業がないパプアニューギニアなどの島嶼国にとって、海洋資源は大きな財産。 カツオやマグロに代表される海洋資源の価値の最大化を目指す彼ら ドル袋

これまでの年間を通じての漁業ライセンスから、一日単位のライセンスとする隻日数制度(VD)。 巻き網漁業にこのVDが導入されて7年が経つ中で、1日あたりのVD価格が二倍以上に高騰。 日本の巻き網船が購入するVDはパプアニューギニア水域だけでも年間総額で20億円以上にもなってきて 汗

陸上の工場施設やインフラ等への投資に加え、現地人の雇用拡大も要求の一つ。 漁船に関してはパプアニューギニアの港の利用促進が強く求められ、公海操業から島嶼国水域への誘導そして漁船囲い込みの方向性が見てとれるようになってきました。 今後も非常に難しい交渉になりますね いかり

遠洋まぐろ延縄漁船にとってもとても重要な漁場であることは確かだけれど、限度を超えた入漁料やVD価格では入漁不可能。 ましてやこれ以上の操業禁止水域拡大などを導入されたら話にならない。 会議の中で相手方の代表者には強く伝えたけれど、どこまで理解してくれたのかわかりません camera

数日間の会議を終えて、遠洋まぐろ延縄漁船、海外巻き網漁船、生鮮まぐろ漁船の入漁条件が合意となり、各団体の代表が議事録への署名をおこなって。 それぞれの笑顔の裏には複雑な心境が隠れている。 来年以降の交渉がものすごくたいへんになりそうです。 精神的にとても疲れた海外出張でした face01
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:19

2018年09月16日

PNGとの二国間協議が合意に


来年の操業条件を協議する二国間会合のためパプアニューギニアのポートモレスビーにきて数日が経ちました。 滞在しているホテルはCrownePlazaホテル。 今年APECが開催されるここポートモレスビーで、安倍総理が滞在する予定のホテルなんだとか。 街中にもAPECの看板があちこちに 花丸

事前に治安が悪いって聞いていたその通りに、ホテルから一歩も出ずの数日間。 ホテルのまわりには何もないところなので、出歩いてもリスクばかり増えるから、会議場と部屋の往復だけ。 さすがにちょっと息が詰まってきます。 安全を保障する価格も含まれるのか、ホテル内の物価は高いです icon12

現地の人に聞くと、やはりけっこう強盗に襲われる率が高いそうで、飲食店などはなんども被害に遭っていて、その現地の方は20年の滞在で12回も被害に遭ったのだとか。 街の様子を見ると、それほど危険という感じはしませんが、その開放感がやばい。 最後まで気を抜かないでいこうと思います 汗



天気がよくても毎日スゴイ強風がふきつける所。 日本でいえば台風の時のような風。 この強風の中で操業する各船の皆さんの苦労が、身近に感じられる。 気を付けて操業してほしいですね 船

日本とPNGの二国間協議は、いろいろな議論の応酬もありましたがなんとか合意にこぎつけて。 初めての二国間協議の参加、そして国際会議で私も意見を述べる機会を頂いて、代表団の皆さんとともに私なりに精一杯がんばった結果、ほぼ合格点の合意内容ではないかなあと思います。 ご苦労様でした タイ

あとは議事録の作成とその確認作業が残っています。 来年以降に向けて課題は山積しているこのPNG水域。 日本漁船にとってとても重要な漁場を抱えている国なので、日本とPNGの良好な関係をこれからも維持しながら、お互いにとって望ましい方向での入漁を模索していかなければなりませんね 親指

会議に出席された水産庁の方々、各漁業団体の皆さま、大使館や財団の皆さん、そして通訳さん。 最大のご理解を頂いたPNG政府の皆さまにも御礼を伝えたいと思います。 数日間にわたる二国間協議、皆さんほんとうにお疲れさまでした。 おかげさまで来年のPNG操業がなんとか確保できました face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:07

2018年09月15日

ポートモレスビーの和食店「大黒」さんへ


すごく治安の悪いと言われているパプアニューギニア。 その滞在も数日が経って、そろそろホテル内での缶詰め状態にも飽きてきた頃、勇気を振り絞って外に食事行きましょうということになって 音符

どこに食事する場所があるのかわからないポートモレスビー初心者の私。 この二国間協議が始まって何年間もここにかよっている常連の交渉担当者のご案内で日本食レストランに行くことに 親指

ポートモレスビーにも日本食レストランなんてあるんですねえ。 ホテルから車で10分ほどのショッピングセンターの隣にある日本料理「大黒」さんへ。 ホテルの玄関から直行で車で移動です icon12




ポートモレスビー唯一の日本料理店の大黒さん。 日本人のオーナーが経営するお店なんです。 スーパーマーケット横の階段を上がって二階がお店のフロアー。 予想してたより広い店内でした 花丸

メインは鉄板焼き、ステーキのお店なのでしょうか。 各テーブルごとに立派な鉄板焼きのテーブルが備えつけてあって、私たちはといえば、居酒屋気分で店内奥のお座敷席に団体で陣取って camera

まずはPNGといえば黄肌マグロのお刺身ですよね。 店主曰く、時期的にいいお刺身が用意できなくてすみませんといってたけれど、これはこれで私は大満足、 焼き鳥や鶏のから揚げ、シーフードサラダ、そして〆にはかつ丼や親子丼など、これぞ和食っていうメニューがPNGで食べれるってすごく有難い 食事

日本代表団の皆さんとのポートモレスビーでのささやかな懇親会。 二国間協議の成功を願っての団結式のよう食事会でした。 PNGのポートモレスビー唯一の日本食レストラン、大黒さんでのお食事会。 またこういう機会があるあどうかわからないけれど、缶詰状態から解放されての楽しい時間でした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 06:41

2018年09月14日

PNGでの二国間協議に出席


成田空港からオーストラリアのブリスベンを経由して約15時間の空の旅。 日本からはるか南の島、パプアニューギニアのポートモレスビーに到着です。 初めてのPNGは二国間の漁業協議の舞台 クラッカー

パプアニューギニア(PNG)は、遠洋まぐろ延縄漁船や海外巻き網漁船などが数多く入漁している最重要漁場の一つ。 南太平洋の中でもかつお・まぐろ資源が豊富なことで知られていますね 花丸

1978年から日本とPNGの二国間協定で入漁が始まったここPNGでの漁業協定は、二度の中断を経ながらも友好関係を維持しつつ、現在は数年前から延縄漁船も操業している漁場です。 今年の前半では勝倉漁業の123勝栄丸もPNG水域に入漁して、キハダやビンチョウなどを対象とした操業を行いました 船

毎年更新されるPNGとの協定。 来年度の漁期を前にして、水産庁の担当官をはじめ遠洋かつお・まぐろ、近海まぐろ、そして海外巻き網などの業界団体からの出席者とともに、漁業者代表として日かつ漁協のアドバイザーとしてのステータスで私も同行させて頂きました。 初めての二国間協議への出席です 若葉

ICCATやCCSBTなどの漁業管理機関における多国間会合には出席したことはあるけれど、こうした二国間での協議はまた違った雰囲気がありますね。 パプアニューギニアはとても治安が悪いとのことで、ホテル前のゲートでは一人での外出を止められるほど。 数日間はホテル内に缶詰状態での会議です 汗

初日の会合では、PNGそして日本代表それぞれからのオープニングステートメントの演説。 この二国間協定における両国の考え方や現在の状況、新協定に向けての方向性などが盛り込まれたものでした。 議事は海外巻き網の協議が最初で、次に延縄漁業と続き、3日間の会合を予定しています タイ

初めてのパプアニューギニアは、湿気がなくってすごく気持ちのいい天候。 空港で現地通貨Kinaに両替したけど、この分だと一銭も使わない滞在になっちゃうかもしれません。 まあ、それもいいかな face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:58

2018年09月13日

成田空港から豪州便に搭乗


9月も中旬となって、すっかり秋めいてきた気仙沼です。 朝晩の涼しさが心地い感じがします。 私にとってはやはり夏の暑さよりも春や秋の気候のほうが体に合っている。 ほんと過ごしやすいですね もみじ

毎日のように朝早くからのカツオの水揚げで、勝倉漁業の問屋部門スタッフも夏バテ気味だったものが、このところの涼しい気温と漁場の沖合化で、体力的にも少し余裕が出てくるのかと。 それにしても連日の魚市場対応では、魚市場職員や関係業者の皆さん、ほんとうにご苦労様です 船

連日の水揚げで賑わいを見せる気仙沼を離れて成田空港に移動。 これから豪州・ブリスベン行きのフライトに登場すべく、カンタス航空のQF62便にチェックイン。 久しぶりに搭乗する豪州便です camera

最終目的地は豪州ではなくて、ブリスベンで乗り換えてパプアニューギニアのポートモレスビーまで。 成田空港からポートモレスビーまで、乗り継ぎを含めて15時間ほどの長旅です。 いろんなところに出張しているけれど、パプアニューギニアへの出張は初めてのこと。 あらかじめビザを取得しての渡航 若葉

海域的には中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)で管理されているこのエリアは、かつお・まぐろ漁業における最重要な水域の一つ。 遠洋まぐろ延縄漁船だけではなく、海外巻き網漁船なども多く活動する海域なんです。 勝倉漁業の123勝栄丸もパプアニューギニア水域で今年操業しましたね 親指

パプアニューギニア水域で日本の漁船が操業するためには、あらかじめ操業ライセンスを取得しなければならない。 来年の漁期を目前にして、両国の代表者による二国間協議が行われるにあたり、出漁漁業者として会議に出席することを求められ同行することになりました。 だんだん緊張してきました タイ

これから数日間のパプアニューギニア滞在では、二国間協議での議論をしっかりと把握したうえで、出漁漁業者としての意見を述べてきたいと思います。 明日からは現地からのレポートです。 初めてのパプアニューギニアなので、治安が悪いっていうことをしっかりと肝に銘じ、気を付けて行ってきます face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:03

2018年09月12日

新造船起工式の写真が届いて


昨年の早い段階から計画を進めてきて、今年ようやく契約調印となった勝栄丸の新造船。 最新鋭の遠洋まぐろ延縄漁船の建造がいま新潟造船ですすめられていて、まだその初期段階にあります クラッカー

これからだんだんと新造船の形が出来上がりつつある中で、新しい船に込めたさまざまな取り組みも具現化してくる。 来年5月の完成引き渡しに向けて、すごく楽しみであると同時に緊張感でいっぱい。 新潟造船をはじめとした関係業者の皆さまには、今後ともどうぞ宜しくお願いしたいと思います タイ

今日の写真は8月8日に新潟でおこなった新造船の安全祈願祭の一コマ。 この神事をもって本格的に建造が開始される大事な儀式は勝倉漁業と新潟造船の幹部が一堂に会しての開催でしたね 花丸

入船町の新潟造船本社工場近くの湊稲荷神社でおこなわれた神事には、その様子を記録するカメラマンも同席。 その時に撮影した写真が会社に届いたので、皆さんにも少しご紹介したいと思います camera

私も写真を撮るけれど、撮影する側が被写体になるってなかなかない事。 こうして私たちのその時の様子を撮って頂けるっていうのは、これはこれですごくうれしい事ですよね。 お世話さまでした 親指

プロが撮影した写真はやはり表現力がちょっと違う。 当日の神事の記憶がまた蘇ってくる感じがします。 この写真に負けないような写真を日々お伝えすべく写真にも頑張って取り組んでいきたいですね 音符

新船建造の思い出の写真集みたいなものをまた作れるといいなと思います。 先日には新造船の船名も決まり新潟造船へ通知したところです。 新船建造の様子を勝栄丸ブログを通じてお伝えしていきますので、皆さん楽しみにお待ちください。 私自身が納得できる写真を頑張って撮っていきたいです face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:36

2018年09月11日

まぐろ延縄漁業カイゼン検討会の作業部会


9月に入ってだんだんと秋らしい天候となってきた気仙沼です。 台風21号そして北海道での地震により被災された皆さんには、心からお見舞い申し上げます。 ほんとうに大変な災害ですね 汗

気仙沼はいま生鮮かつおの盛漁期。 先日までの近場の漁場から沖合の漁場へと漁船が動き、連日たくさんの入港船で賑わっていた港の中も、台風到来ごとに大きく様変わりしてきて、これからの戻りガツオのシーズン到来に期待するところ。 各船の皆さんには頑張ってほしいと思います 船

そして先日の水産経済新聞でも報じられたように、シーズンの出だしは好調で、昨年までの不漁から一変して今年は豊漁の年かと期待したサンマ漁がここにきて漁獲にブレーキがかかったみたいで、サイズ組成と合わせすごく気になるところとなっています。 気仙沼にもたくさん水揚げされるといいですが icon14



そんな気仙沼で、昨年から取り組んでいるマグロ延縄漁業の生産性向上に向けてのカイゼン検討会の作業部会が先日開催され出席してきました。 超低温区画内の作業負担軽減がテーマです タイ

大手自動車会社の協力を頂きながら、気仙沼のまぐろ漁業者そして日かつ漁協の調査船会社、まぐろ船の船頭OBの方々、気仙沼市役所の産業部産業再生戦略課と水産課の方々など、魚市場会議室に一堂に会しての会合でした。 北かつ組合が用意した資料にそって議論が進められていきます camera

会場内には実際のまぐろ船の一般配置図をもとにした凍結室の模型や、準備室からグレーズタンクまでが再現してあって、まぐろに見立てたぬいぐるみなどを使いながらの作業動線などの検討。 これまでまったく手を付けてこなかった部分を改善していくので、そう簡単にできるわけではないけれど、みんなで知恵を出し合って進めていくことで何か良いアイデアが生まれてくることを心から期待しています 若葉

10月末には今年度の中間報告会を予定しているので、改善点の検討をより加速させていかなければなりませんね。 具体的な成果を一つでも二つでも着実に積み重ねていって、最終的には大きな成果となって公開できるところまでいく。 検討会に参加されている皆さん、これからもどうぞ宜しくお願いします face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:26

2018年09月10日

居酒屋「ぴんぽん」での懇親会


気仙沼の内湾地区は東日本大震災で甚大な被害を受けたエリアです。 現在は盛土をともなう土地区画整理事業が急ピッチで進められ、防潮堤などの整備も並行しておこなわれています icon12

南町には新しい飲食店街・屋台村も来年には完成する予定で、魚町の土地区画整理事業の完成引き渡しと併せて新たな街が徐々に形づくられつつある。 どんな市街地になるのか楽しみですね 音符

そんな南町の一角にあるのが気仙沼市民がこよなく愛す居酒屋「ぴんぽん」さん。 仕事帰りの会社員や、港に入港した漁船の乗組員、そして気仙沼にこられた観光客や出張者などで、いつ行っても多くのお客さんで賑わっているお店です。 私も何十年にもわたりとてもお世話になっています 花丸



東日本大震災で大きな被害を受けながらも、早期に復旧・再開を果たした居酒屋「ぴんぽん」さん。 これからも頑張ってほしいですね。 取引先のご案内を受けて急に懇親会をという事になって、予約して出かけてきました。 ぴんぽんの親父さんにご挨拶すると、いつもの満面の笑顔で出迎えて下さって クラッカー

お通しの豪華なお刺身の盛り合わせは「ぴんぽん」ならではのもの。 まずは生ビールの乾杯で懇親会がスタート。 ふと見れば、離れた席には入港中のカツオ船の乗組員の方々や、同業者と取引先の面々もいるじゃありませんか。 やっぱみんな一次会はぴんぽんからスタートなんですね 船

早い時間には席に余裕があった店内も、7時を過ぎる頃にはもう満席状態。 さすがは気仙沼一番の人気店です。 いつも思うのですが、ぴんぽんのトイレに飾ってある「一瞬にして幸せになる方法」と「つまずいたおかげで」の色紙にはすごく心に響くものがある。 みなさんも是非ご覧になってみてください タイ

思いがけずにお声をかけて頂いた気仙沼の居酒屋「ぴんぽん」さんでの懇親会で、これからのそれぞれの奮闘を誓い合った時間。 また近いうちに「ぴんぽん」の親父さんから元気をもらいに出かけてみたいと思います。 お会計のあとの記念撮影にも快く応じて頂いて、楽しい懇親会ありがとうございました face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 06:49

2018年09月09日

太平洋クロマグロの日本提案合意ならず


9月に入ってだんだんと秋めいてくると同時に、気仙沼を基地にして操業しているカツオ船の漁模様も少なくなってきて、水揚げ量が100トンを切る日が多くなってきました。 夏場の漁から様変わりです 船

カツオの群れを求めて沖合へ。 北海道沖の遠い海域で小ぶりなビンチョウが釣れているので、航続距離の長い中型船はビンチョウ狙いにシフト。 近海は群れは見えるものの餌付きが悪く苦戦とのこと 汗

サンマ船はロシア海域での漁が低調のため公海へと漁場を移したとの情報で、そこそこの漁があったようで週明けの水揚げとなりそうですが、気仙沼港への入港予定はまだなく、カツオにサンマにとこれからの漁模様に期待と不安の週末。 夜明け前からのカツオの水揚中、朝焼けがすごくきれいでした camera

今週、福岡でおこなわれた中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の北小委員会。 業界注目のこの会合での最大の議題は日本近海などに回遊する太平洋クロマグロの漁獲枠について。 資源悪化によって厳しい漁獲規制と管理措置が取られているクロマグロの漁獲上限を決める重要な会議です タイ

繁殖能力のある親魚資源量が最低水準だった2010年の12,000トンから2016年には21,000トンになったとの資源評価により、日本は漁獲枠の15%UPなどを提案。 初期資源量が2.6%から3.3%になって資源が回復傾向にある事から、漁獲量の増枠を求めて会合に臨んだ日本代表団でしたが・・・ !

WCPFCでの合意は全会一致が条件。 コンセンサスでの決定という事で、1カ国でも反対に回ると決まらないルール。 資源回復傾向にあるとは言っても、いまだ資源量が低水準であるという事には変わりはなく、十分に回復していないとする米国などの反対によって日本提案は合意とならなかった模様 新聞

現在の日本の漁獲枠は30㎏未満の小型クロマグロが4007トン、大型魚が4882トン。 日本各地で混乱が生じているクロマグロ漁をめぐる問題。 巻き網漁船や定置網、釣りや延縄など、漁業種や隻数も多く管理するのがすごく難しいと思うけど、国内漁業の調整をより良い方向に進めてほしいと思います いかり

クロマグロの資源回復には、未成熟の小型魚と産卵期の大型魚の漁獲を抑制する(獲らない)ことが望ましく、これは大西洋クロマグロでの資源量V字回復の成功例を見ても明らか。 資源回復に向けての漁獲規制と漁業活動の維持・継続の両立、すごく難しい命題に取組んでいかなければなりませんね face01
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:41

2018年09月08日

塚本八百屋の激辛・四川麻婆飯


どんよりとした梅雨のような湿気の多い天候となった週末の気仙沼です。 今週は日曜日に遠洋かつお船の第18勝栄丸の入港から始まって、前半戦は一日中の水揚げ現場での対応でしたね 船

気仙沼魚市場の職員や関係業者の皆さんにも、通常の業務時間をおおきく超過して遅い時間まで一生懸命に対応して頂きましてほんとうに有難うございました。 皆さんの仕事ぶりにほんと感謝です 花丸

そして様々な会議や打ち合わせ、決裁事項などの事務処理を終えてほっと一息の週末。 来週の出張に備えての準備もしなくちゃならないから、手際よく仕事を片付けて。 すごく忙しい一週間の最後に、ちょっと時間をずらしてのランチタイム。 紫神社前商店街の塚本八百屋さんに行ってきました。 勝栄丸ブログで以前もご紹介した塚本八百屋さんは、八百屋とBARを融合させた新業態の素敵なお店です 食事


お店のまえで塚本八百屋さんの親父さんにご挨拶。 いつもの二種類のカレーランチの代わりにきょうは特別に辛いメニューがあるよっていう言葉に誘われて店内へ。 お仲間がカウンターに陣取ってました 音符

カウンター席の先客たちはもうすでにランチを終えていて、もちろん辛いメニューを選択したみたいで、私もその言葉に誘われて「辛い!痺れる!四川麻婆飯」を注文です。 どれだけ辛い麻婆豆腐なのかちょっとドキドキでした。 以前は福建楼さんで激辛麻婆が食べれたけどいまはありませんから キラキラ

二種類の山椒を使った激辛の四川麻婆飯。 この辛いメニューはおそらく7~8割の方はハマるはず。 辛いのが苦手っていう方もいるから、そういう方はお店に相談して辛さを抑えてもらうのがいいかもね 若葉

辛いなかにも山椒の爽やかな香りが口いっぱいに広がって、すごく美味しい麻婆飯でした。 食べ終える頃には汗が止まらなくなってきて、帰りの車内のエアコンを全開ににして涼んで。 これからもこういう辛いメニューの提案っていいですね。 次回また新作を期待してます。 美味しいランチご馳走様でした! face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:18

2018年09月07日

遠洋鰹船・第18勝栄丸が出港!


9月に入ってだんだんと秋へと季節が移ってきたように思える気仙沼です。 朝晩などは本当に涼しくて長袖でも肌寒い感じ。 先日までの真夏の暑さがいまとなっては懐かしい気がしますね もみじ

昨日未明に発生した北海道胆振東部地震では、厚真町で震度7という巨大な揺れが観測されたほか、北海道各地でも甚大な被害発生。 そしてその地震による北海道全域での停電。 道民生活や企業活動、空路や鉄道などの交通インフラへの多大な影響が報じられ、まだまだ復旧のめどがたちません 汗

一部では停電が復旧したとの情報もありますが、一日もはやい完全復旧をお祈り致します。 そして被災された皆さま方に、心よりお見舞い申し上げます。 皆さんの生活が早くももとに戻りますように タイ

北海道での大地震のニュースに釘付けとなった朝、今週日曜日に台風避難もあって気仙沼港に入港し冷凍かつお類の水揚げを行った焼津船籍の第18勝栄丸さんが早朝6時に出港するとのことで、会社の役員とともに出船送りに行ってきました。 気仙沼港のご利用ほんとうに有難うございました 船

船頭さんや船長さん、乗組員の皆さんにご挨拶。 キリバス人船員も元気いっぱいの様子で、これから始まる遠洋かつお漁への気合十分。 気仙沼の取引先業者の皆さんもお見送りに来ていました 花丸

もう9月となって、遠洋かつお船が三陸沖で活動するのもそう長い期間ではないと思いますが、漁艙いっぱいにカツオを釣りためて、超満船での帰航を心よりお祈りしています。 がんばってきて下さい 親指

先日までは漁船の係船場所がないくらい台風避難船で混み合っていた気仙沼港も、いまでは係船している船が僅かとなりました。 港に船がいないっていう事は、各船ともに順調に漁をおこなっているという証拠。 週末そして週明けのカツオやサンマ船の入港に期待しつつ、本船の出港を見送りました camera

第18勝栄丸の安航と大漁、そして船頭さんや乗組員の皆さんのご健勝でのご活躍をお祈り致します face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:23

2018年09月06日

お客さまと宮登でお食事会


超大型の台風21号が日本を縦断し、各地で甚大な被害があったとの報道に接し、被害に遭われた皆さまには心からお見舞いを申し上げます。 過去最大という強風の被害はまさに甚大ですね タイ

関西空港への連絡橋に大型タンカー船が突っ込んだニュースには驚きました。 船舶にかけてある保険で全額補償対応できるものなのか、同じ船舶を運航するものとして他人ごとではない感じがします 汗

焼津市場では水揚げ建屋の天井が飛んだり、大阪の取引先の本社屋の外壁が倒壊したりと、各地の被害が徐々に入ってくる。 人的な被害がなかったのが幸いですが、各地で大変な状況であった模様 新聞

台風の影響を避けて気仙沼に避難入港していたカツオ船団は、台風通過後に順次出港体制となりました。 台風が通過したといえ、餌場はまだ波が高い状況が続いているとの話もあって、各船ともに状況確認しながらの対応となっている模様。 くれぐれも気を付けて運航してほしいと思いますね いかり



そんな週のなかば、遠方からのお客様をお迎えして、気仙沼の老舗料理屋さん「宮登」でお食事会という事になりました。 久しぶりにお会いする方々なので、この日をすごく楽しみにしていました 食事

まずは生ビールで乾杯。 今が旬の生鮮ガツオのやサンマのお造り、穴子の焼き物、サンマの塩焼きに宮登さん名物の鳥のから揚げなど。 気仙沼の両国さんの地酒「水鳥記」とともに堪能しました camera

やっぱり宮登さんのお料理はどれもこれも美味しいですよね。 お客様をご招待するのに最適なお店です。 また気仙沼にお越しになった際にも、いろいろと情報交換しながらお食事したいですね キラキラ

お食事の〆には、夏にふさわしい冷たいお蕎麦の冷麺まで。 いつもお世話になっている宮登さんで、お客さまと一緒に数時間の楽しいお食事会でした。 また気仙沼に来てください、ぜひお待ちしてます face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:32

2018年09月05日

遠洋鰹船・第18勝栄丸の冷凍かつお水揚げ


先日までは湾内の岸壁も広くスペースが空いていた気仙沼港ですが、台風の接近に伴って一気に入港船が増えて、船のつけどころがないほどの込み具合となっています。 台風ならではの光景ですね 雨

台風を警戒して日曜日の夕方には気仙沼に入港した焼津船籍の遠洋カツオ一本釣り漁船の第18勝栄丸さんの冷凍かつお類の水揚げが週明け二日間にわたりおこなわれ、勝倉漁業の問屋部門もつきっきりでの対応となりました。 勝倉漁業取り扱いの遠洋カツオ船の水揚げは約4年ぶりのこと クラッカー

三陸沖での漁獲したB-1凍結の船凍かつお類が約170トン。 漁艙からコンベアーやモッコを使って次々と水揚げされると冷気があたりにたちこめて。 魚市場職員や勝倉漁業のスタッフが選別作業に大忙し 花丸




冷凍魚を専門に輸送するトラックを焼津からそして気仙沼で手配。 気仙沼の規格でいうと中小サイズの2~2.5㎏ものを中心にベルトコンベアーを使ってトラックの荷室内に落とし込んでいきます 音符

漁艙内では本船の乗組員が防寒着を着込んでの水揚げ作業。 クレーン車のドライバーに合図をだし、連携をとりながらモッコを使って一度に大量のカツオを陸揚げするけれども、カツオの本数が多いのでなかなか予定する通りの時間内に進めることができなくて、遅い時間まで作業して頂きました 船

二日間にわたる冷凍かつお類の水揚げは、1日目は約6時間、2日目は6時間半ほどと、合計で約12時間を超える水揚げ作業となりましたが、気仙沼魚市場職員の皆さんや関係業者の皆さんにはほんとうに頑張って対応して頂きまして有難うございました。 二日間お疲れさまでした タイ

水揚げを終えると、カツオを冷凍するブライン液をつくるための大量の塩の積込み作業。 海水に塩を溶かすことによって、より塩分濃度の濃い海水を作り、それを冷却すると凍らない海水となる。 釣ったカツオをブライン液に投入し急速凍結とするのがB-1凍結の手順。 B-1カツオのタタキが食べたいですね 親指
 
第18勝栄丸さんにはこれを機会にまた気仙沼港のご利用をお待ちしております。 お世話さまでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:15

2018年09月04日

台風21号接近前の気仙沼魚市場


強い勢力を保ちながら東北地方に接近している台風21号。 気仙沼には今日の夜から明日の朝方にかけて最も影響が出てくると思われます。 台風の速度が上がったから早めに準備したいですね 雨

週明けのきのうは、サンマ船の入港はなく、カツオ船は休市明けなので一本釣り漁船が23隻、巻き網船が3隻と、合計で200トンを超える生鮮かつおの水揚げ数量。 早朝から問屋船の現場対応でした 花丸

台風が接近しているものの、明日までに近場の漁場を探索する船、そして沖合のE147度付近にまで航行し、沖で台風をかわす船とさまざま。 ほとんどのカツオ船が水揚後に出港となって。 台風の進路やスピードにどのような変化があるかわからないので、十分に警戒しつつ操業してほしいと思います 船



そして早朝からの生鮮かつおの水揚げが終わった時間帯には、前日に入港して水揚げ待ちで待機していた遠洋かつお一本釣り漁船・第18勝栄丸さんを港町の岸壁から魚市場の水揚げ場所へシフト ちからこぶ

近海まぐろ船や大目流し網漁船などが漁獲してきたモウカザメやヨシキリザメ、メカジキやマカジキなどが魚市場のセリ場にずらりと並べられ、入札販売後に市場からの搬出が行われるのを待って camera

サメ類の水揚げで汚れたセリ場を、ホースを使って海水で洗い流して。 クレーンを使って漁船へベルトコンベアーを設置したり、岸壁や市場側のスタンバイなど約1時間半ほどの作業で、冷凍カツオの水揚げ準備完了となりました。 作業員には早めのお昼ご飯をとってもらい水揚げのスタートです 花丸

早朝に魚市場の現場に出てきてからここまでで約6時間。 ここからが今日のメインの水揚げとなります。 これから約二日間にわたる冷凍カツオの水揚げとなりますが、気仙沼魚市場職員や関係業者の皆さん、そして18勝栄丸の乗組員の皆さん、怪我やトラブルに注意して、宜しくお願いしたいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:23

2018年09月03日

気仙沼に遠洋カツオ船が水揚入港


大きな勢力を保ちながら日本列島に近づいてきている台風21号。 東北地方・気仙沼には4日の夜から5日の午前中にかけて影響が出てくる。 三陸沖で操業する漁船も警戒態勢に入っています 雪

気仙沼から至近距離の漁場でのカツオ漁が低調になり、中型船は沖合の漁場にシフト。 E146~147度付近を中心にカツオ漁をおこなっていて、遠洋かつお船はさらにもっと沖の海域で活動中 船

それでも、この台風のコースがどう変わっていくかわからないので、週明けにはかなりの船が気仙沼に避難入港しそうな雰囲気。 日曜日の段階では湾内の岸壁ががらっと空いていたけれど、火曜日頃になると湾内の様相がまったく違うものになるんでしょうね。 しっかりと入港船の対応をしたいと思います いかり

気仙沼に水揚げされるカツオのほとんどが生鮮もの。 遠洋かつお船が生産する冷凍カツオの水揚げを行うのはめったにない事だけど、焼津船籍の第18勝栄丸さんがこのたび入港してくださいました クラッカー

日曜日の夕方16時。 台風を警戒して気仙沼に向け帰航した本船が、湾の入り口に時間通りに到着。 翌日午前中からおこなう水揚げまでの間、港町の出港岸壁にアンカーをうって艫付けで待機 親指

普段目にしているかつお船とはそのサイズ感がまったく違う、とても大きな鋼製の漁船。 気仙沼で水揚げして頂けることになり、関係者一同でのお出迎え。 船頭さんや幹部の皆さんにご挨拶です タイ

約二日間にわたる冷凍かつおの水揚げとなりますが、スムーズに水揚げが行われるよう、事前の打ち合わせを万全に臨みたいと思います。 運搬するトラックや保管冷蔵庫の手配などもばっちりです キラキラ

冷凍カツオの水揚げ対応をおこなう気仙沼漁協職員の皆さん、船舶仕込みや各部の修理などの業者さん方、そして冷蔵庫や運送業者の皆さんなど、本船の入港・水揚げ対応のほど宜しくお願いします face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:15

2018年09月02日

気仙沼で秋の気配を感じて


猛烈な勢力を維持したまま日本列島に接近しつつある台風21号の動きが気になる今週末。 気仙沼には9月5日頃に影響が出てくると思うので、週明けの入港船の対応など忙しくなりそうですね ちからこぶ

サンマ漁船は現在、根室から北東に700㎞以上も離れたロシア海域での操業となっていて、週末は漁獲が低調だったとのはなしもありますが、この調子でいけば昨年を大きく上まる水準になるかと icon14

一方、気仙沼を基地に操業を続けている近海かつお船は、お盆前までの漁獲の勢いはないものの、連日100トン水準の入荷となっています。 8月末現在での各船の水揚げ高ランキングで、123佐賀明神丸さんが4億越えのデータが発表となって2位を大きく引き離す展開に。 各船の活躍に期待ですね 花丸

先日までの真夏の天候から一変、このところは早くも秋の気配が感じられる気仙沼。 戻りガツオにサンマにと、秋の味覚がそろう港町。 産業まつりや市場で朝めしなど、秋のイベントも楽しみなところとなってきて、勝栄丸ブログの読者の皆さんにも気仙沼の秋を満喫しにぜひお越し頂きたいと思います 音符

そして暑い夏で弱った体、胃腸に優しい食べ物も欲しくなる時期。 そんなとき私のおすすめは千厩・かも川さんのかしわ蕎麦です。 先日の出張の際にも立ち寄っては、久しぶりに味わってきました。 暑い時には鴨ざるや鴨天ざるを食べる事が多かったですけど、涼しくなると暖かいお蕎麦がいい camera

かれこれ20年くらいは定期的に通っているお店です。 かしわ蕎麦の他にお勧めなのはこれまた暖かい天ぷら蕎麦ですかね。 揚げたての海老天の香ばしさが、優しい味のスープに溶け込んですごく美味い。 次回にかも川さんに立ち寄った時にはどちらにするか悩んで、その日の気分で決めたいと思います 食事

もう夏とは言えない気候となってきた気仙沼。 台風一過で一気に季節は秋になっていくんでしょうね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 15:05

2018年09月01日

若手経営者の会による送別会


台風21号の接近と前線の影響により、雨が降ったりやんだりのどんよりとした天候が続く気仙沼です。 もう夏が終わりなのか、気温もあまり高くなく、ジャケットを着ていてちょうどいい感じの気温 もみじ

きょうから9月になって、カツオにサンマにとさらに盛り上がっていくことを期待する気仙沼です。 「海と生きる」をスローガンに復旧・復興を進める気仙沼にとって、これからがまさに正念場ですね 船

気仙沼の金融機関の支店長が、9月の人事異動によって気仙沼をあとにすることになって、若手経営者の会のメンバーによる送別会が行われて出席してきました。 今年3月までの3年間、会長として会の運営に携わってきて、その期間中に大変お世話になった支店長さんの異動。 本当にお世話になりました タイ


思い起こせば2年半前、若手経営者の会の移動例会での函館視察に支店長として着任早々に参加して頂き、現地での初顔合わせでご挨拶したところからのお付き合い。 ほんと懐かしい思い出です train_a03

二カ月に一度の例会では、さまざまなテーマを設定して講師を招いての勉強会や懇親会、そして日本各地への移動例会にも何度となくご一緒出来て、会長としての任期を通じて大変お世話になりました ブック

若手経営者の会の会員企業それぞれに、お仕事の上でもたくさんお世話になったことでしょう。 これから市内の各企業・産業が復旧・復興していく上で、もっともっとお付き合いしたかった方の突然の異動に、送別会には通常よりもたくさんのメンバーが参加して頂いて。 皆さんも同じ気持ちなんだと思います 食事

異動後の新しい環境・お仕事に際しては、くれぐれも健康には十分留意されまして、ご健勝でのご活躍をお祈り致します。 また、これからも気仙沼のこと、各企業の活動にも目をかけて頂けたら幸いですね。 送別会の最後には、会員からの記念品と花束贈呈。 これまで2年半、ほんとうに有難うございました face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:54