宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2015年12月31日

一年間を振り返って


今年もいよいよ最終日、大晦日となりましたね。 皆さんはどんな年越しを迎えていますか! この一年間を振り返ってみると、マグロ業界もいろんなことがありましたよね。。。 花丸

まずは遠洋マグロ漁船の運航には欠かせない燃料油の問題。 一時は1バレル120ドル以上もの超高値水準だった原油価格が、直近では40ドルを切るほどの大幅な下落となって、それに伴って私たちが世界中の港で補給するその燃油も大きく値を下げたことは、遠洋まぐろ漁業界にとっては何といっても一番大きな出来事ですかね。 この状況が来年以降も続くことを心底願います icon14

そして、大西洋クロマグロとミナミマグロが資源管理の効果があって着実に資源回復をみせ、日本漁船の漁獲量が右肩上がりとなっている事は漁業界の将来にも明るい兆候ですね。 しかし一方で、太平洋のクロマグロ資源が危機的な状況だなんていう情報もあって、来年以降も油断できない感じかな 親指

世界的には水産資源の取り合いが続き、島嶼国を中心としてその囲い込みの流れもあったり、今年以上に難しい問題も抱えているマグロ業界ですが、国内的にも国際的にも少しづつでも前進していくように、さらに頑張っていかなければならないと思いますので、皆さまのご支援のほど宜しくお願い致します タイ

勝栄丸ブログではこの一年を通じて、遠洋マグロ漁船・勝栄丸の最新情報やマグロ業界のこと、気仙沼を中心とした地域のニュースやグルメ情報など、私が見て感じたそのままをお伝えしてきました マイク

年間を通じてたくさんの皆様にブログを見て頂いたおかげで、365日毎日欠かすことなく更新することができました。 来たる年も私の伝えたい事をこだわりをもってお伝えできたらいいなと思います。 そして毎日の記事と共にお伝えしてきた趣味の写真が、自己満足の世界ですが自分なりにちょっとづつでも上達するように、考えながら楽しみながらいろんなシーンを切り取っていきたいと思います camera

来たる2016年が皆様にとりまして良い年になりますように、そして何より健康でありますように。 いまこの時も遥か遠洋漁場で操業し続ける勝栄丸各船の航海安全と大漁を心からお祈りし、今年最後の勝栄丸ブログを閉じようと思います。 来年も勝栄丸ブログを通じて、いろいろな情報をお伝えしていきますので宜しくお願いします。 今年もお世話になりました。 それでは皆さま、よいお年を クラッカー
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 20:25

2015年12月30日

仕事納めと昼食会


12月も残りわずかとなって、勝倉漁業の仕事納めの日となりました。 今年春に新事務所に移転してから8ヶ月。 この新しい事務所での仕事にもすっかり慣れてきた感じがします icon12

その新事務所の大掃除も先日終わり、現在進行中のいろいろな業務もいったん一区切りをつけて、これから年末年始の休暇に入ってきます。 先日お知らせしたとおり12月29日から1月3日までの年末年始休暇となりますので、取引先関係者の皆様方には宜しくお願いしたいと思います pc1

午前中に残務を整理したあとで、勝倉漁業恒例となった昼食会。 役職員全員分のお寿司を用意して、みんなで一緒に頂きます。 一年間の締め括りに食べるお寿司って、ほんと美味しいですね 音符


今年一年間を振り返ればほんといろんなことがありましたね。 年明け早々から様々なプロジェクトが立て続けにあって、気が付けばあっという間に一年間が過ぎたっていう感じがします タイ

震災から4年10か月、新社屋の周辺はまだまだ復旧・復興の真っ最中で、来年に向けてまた大きく変化していく事でしょう。 そして以前の社屋があった魚町・内湾地区はまさにこれからようやく復旧工事への手が入るところなので、これまで同様に引き続きワッチしていきたいと思います 船

この一年間もたくさんの皆様方にお世話になりました。 取引先関係者の方々、勝栄丸乗組員とそのご家族の皆様、そして勝倉漁業の勝栄丸の運航にかかわるすべての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。 また来年も勝倉漁業と勝栄丸を宜しくお願い致します 花丸

さあ、そろそろ今年の仕事も締め括りの時間がきたようです。 勝栄丸ブログも今年あと一日となりました。 明日の大晦日は、今年を振り返りながらゆっくりした時間を過ごしたいですね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:09

2015年12月29日

社員総出での大掃除


今年も残すところあと僅かになってきて、勝倉漁業でも年末年始を迎える準備作業。 今年春に新社屋に移転してきてはじめての年越しですが、その前に社員総出での大掃除という事になりました 音符

会社の付近はまだまだ土ぼこりが舞う環境なので、毎週のように窓ふきをしているけれどもやはり多少は汚れが蓄積してくるんで、外壁を高圧洗浄機で水洗いしては、玄関や窓もきれいにしていきます クラッカー

移転から8ヶ月の間にたまった書類やら備品やらをきれいにお片付け。 カレンダーも2016年版に取り換えて、もちろん漁師カレンダーは一番目立つところに飾ることにしました 花丸

そして一番大事な神棚のお飾り。 新しいしめ縄に交換して、正月用のいろんなお飾りをみんなで協力しながら準備。 かつて魚町に社屋があった際の神棚は相当大きなものだったので、その当時の飾りつけを写真で記録していたものを確認しながらの作業でしたが、新社屋の神棚は以前に比べるとコンパクトなので、同じような飾り付けっていうよりも、現状に合わせたバージョンに変更することに 親指

それでも正月飾りで神棚はいっぱいいっぱい。 お水にお神酒とお米、そして鏡餅などをお供えして、役職員みんなで来たる年が良い年となりますようにと、勝栄丸各船の安航と大漁をお祈りしました 船

正月飾りをして、年賀状などの手配も済ませたら、気分はもう年末年始。 やり残した仕事がないように、もう一度見直して、年末年始休暇に入りたいと思います いかり

勝倉漁業の新年を迎える準備もこうして整いました。 こういう師走の風景っていいですね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:12

2015年12月28日

大盛況! 年末まぐろ直売会


宮城県北部鰹鮪漁業組合(北かつ)が年末の恒例行事としておこなっている「かつお・まぐろ生産者直売会」が、今年もJA南三陸・菜果好前の特設会場で開催されました。 前日の夜から急に気温が下がって、天気予報によると最高気温がマイナス1℃と今年一番の寒さに見舞われ雪も心配されましたが、寒いながらもいい天気となりました icon01

販売スタッフが集合する8時よりも1時間前くらいに会場に到着すると、もうすでに50名ほどのお客さんが行列をつくっていて、一番先頭の方にお話を聞くと、なんと4時半から並んでいたとか。 毎年毎年ほんとうにありがたいですね。 私たちが獲ってきた冷凍マグロを楽しみにしてくれているんですから 親指

だんだんと長くなるお客さんの列。 今年は混乱がないように8時前から番号入りの整理券を配布。 販売開始の時間まで車の中などでお待ち頂く事にしたんですが、これは正解でしたね icon14


北かつ組合長の挨拶に続き、販売責任者からの段取りの説明と打合せ。 スタッフそれぞれが自分の持ち場にスタンバイを完了し、9時15分に販売開始となりました。 事前にお配りしていた整理券の番号順に販売所内に誘導。 お目当てのマグロを手に取って、品物を確認しながらのお買い物 クラッカー

年末年始に自宅で食べるマグロ、そして日頃お世話になっている方々や遠方の親戚や家族の方々への贈り物など、皆さんそれぞれの思いを込めて、買い物カゴいっぱいにマグロを選んでいました camera

北大西洋産のクロマグロ、南インド洋産のミナミマグロをはじめとして、太平洋西経漁場のメバチマグロやメカジキ、そしてビンチョウなど。 気仙沼はやっぱりメカジキ人気がものすごいですね。 そして年末年始くらいはいいものを食べたいという事なんでしょうか、クロマグロ・ミナミマグロも飛ぶような売れ行き。 1~2時間のあいだに準備したマグロがほとんど売れてしまいました ハッピ


早朝からの準備作業、そして寒いなか朝早くから並んでいただいたお客さんのために、会場には北かつまぐろ屋特製の「ねぎま汁」をご用意。 来場者の皆さんへ無料でのお振舞い。 担当スタッフは熱々のねぎま汁を器に盛りつけながら、お味見とばかりにちょっとだけ試食で満足の笑顔。 やっぱり美味いですよね、寒い時に外で食べるねぎま汁って 食事

JA南三陸さんのご協力で今年もおこなわれた生産者直売会。 寒いなか早朝から並んでいただいた大勢のお客さまに感謝するとともに、たくさんマグロを買っていただいて、本当に有難うございました。 気仙沼の遠洋マグロ漁船が自信をもってお届けする超低温冷凍のマグロ類を、年末年始の食卓でご家族の皆さんと一緒に味わっていただきたいと思います。 今年のキャンペーンも大盛況でした 船

北かつ組合のかつお・まぐろ生産者直売会にお手伝いいただいたスタッフの皆さん、ほんとうにお疲れさまでした。 来たる年が皆さまにとりまして良い年となりますように face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:09

2015年12月27日

勝倉漁業の空撮映像届く


今年の夏、高知県の明神水産のCM撮りのために撮影クルーが気仙沼にきたお話しは勝栄丸ブログでもお伝えしていました。 その時の様子はこちらをご覧になって下さい 映画

2015年9月1日の記事 → http://shoeimaru.da-te.jp/e936000.html
2015年9月3日の記事 → http://shoeimaru.da-te.jp/e936539.html

実はその際に、いま話題となっているドローンを使って、気仙沼港に入港してくる佐賀明神丸の勇姿を上空からの映像におさめていたんです。 もちろん関係機関の許可はとってのこと 花丸

後日、明神水産から完成版のCM作品のDVDが届いて、素晴らしい出来栄えだなあって会社スタッフ全員で拝見したものでした。 上空からの気仙沼湾は本当に素晴らし景色ですね 親指


そのCM製作をおこなった香川県の制作会社から小包が届いて、中をあけてみたらDVDが同封されていました。 さっそくPCで中身を確認してみると。。。 なんとそのDVDデータは勝倉漁業の新社屋を上空からドローンを使って撮影した映像でした。 初めて見る会社付近の上空からの映像。 こういうアングルは見たことがありません。 いったいつ撮影したのか、まったく気が付きませんでした !

社屋の周辺はまだ空き地ばかりで、広大な敷地の中に社屋がぽつんとあるような、まだまだ寂しい感じのエリアですが、数か月たってどんどん新しい物件が再建されてきて、その時と今ではまた違った景色になっているんだと思います。 貴重な映像を頂きまして本当にありがとうございました icon14

この空撮映像は、自由に使用してもよいということなので、近いうちにホームページなどでご紹介できればと考えています。 それともう一つ、気仙沼港の全景を上空から撮影した映像も一緒にありました。 展望台から撮影した写真は見たことがあるけれど、そのさらに上空からという映像は気仙沼にとっても貴重な財産かと。 これも何かの機会に町のためにご協力できればいいですね 船

クリスマスが終わって届いた素晴らしいプレゼント。 ほんとうにありがとうございました face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:53

2015年12月26日

123佐賀明神丸の海上試運転


今年10月にカツオシーズンを終えて焼津港で休養していた123佐賀明神丸が、船体整備のために気仙沼に回航し澤田造船さんでのドックを経て、船体整備の目途もたち海上試運転の日を迎えました 花丸

早朝のコの字岸壁には、船頭さんや機関長さん他乗組員の皆さん、そして本船の整備をおこなった市内の取引先業者の技師の方々など、たくさんの面々が集合。 作業着を着こんだ技師の方々はそれぞれの工具類を持参。 そして各人のチェックカ所を思い描いて船に乗り込みます 親指

幸いにも、心配された低気圧は太平洋上に抜けて風もなくまさに試運転日和。 少し肌寒いけれど、この時期としては最高の天気になったんじゃないかと思いますね。 乗組員の皆さんをはじめ、各業者の方々には寒いなか本当にご苦労様です icon14


スタンバイ完了の合図とともに、すべてのもやい綱がレッコされ、出港体制に入ります。 エンジンの調子を確認しながらゆっくりと岸壁を離れる123佐賀明神丸の船体。 安全第一でお願いしますよ camera

海上試運転では、エンジンや航海計器類の整備カ所のチェックだけではなく、すべての機器類の作動が確認されます。 今すぐに出港しても問題ないように、念には念を入れての各所の点検です 船

約2時間半、みっちりと海上試運転を終えた本船は、また気仙沼港内に戻ってきました。 勝倉漁業のスタッフたちが、本船の接岸場所を確保しながら待機中。 船影を確認すると本船に接岸場所の指示。 出港時と同じように、慎重な操船で接岸完了です。 おかげさまですべて異常なしの報告に一安心。 これで出港に向けての準備作業が正月明けにはじまるまでしばしの休暇ですね いかり

本船が岸壁に到着すると、船頭さんは正月飾りの準備のために買い出しに向かいました。 湾内に係船している各船もこれから同様に正月準備をすることでしょう。 試運転、みなさんお疲れさまでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:32

2015年12月25日

南三陸町志津川を視察して


震災から4年9か月がたち、気仙沼の復旧・復興はようやくだんだんと動きが出てきたように思えます。 弁天町の勝倉漁業の周辺は、今年春に移転してきた時にはほとんど建物が建っていなかったけれど、気が付けば周囲に大きな物件が次々と建築中の様子で、来年に向けてまた大きく変化していくことでしょう icon14

普段は気仙沼で仕事をしていて、近隣の被災地に足を運ぶ機会がなかったんですが、年末のこのタイミングで南三陸町への仕事ができて、会社の役員と共に出かけてきました タイ

南三陸町志津川。 久しぶりに街に入ると、10m規模で土を盛ったり、国道や河川の位置を変える工事をおこなっていたりと、まるで町全体を造り替えているかのような大規模復旧工事の真っただ中 汗

記憶に残っている道路や町の形は跡形もなくなって、どこをどう走っているのか車の運転にも混乱してしまうくらい。 平成29年にかけて工事が行われるそうで、まだまだ相当時間がかかりそうですね icon12


南三陸町での打合せやら視察を終えて、気が付けばもうお昼時になって付近でどこかないかなと考えてたら、「南三陸さんさん商店街」がいいんじゃないっていう事になって。 ここは震災後、30店舗ほどが仮設での営業をおこなっている商店街で、以前にも数回訪れた場所。 今回は平日だからなのか、比較的すいている感じでした camera

ここの商店街で有名なのが「南三陸キラキラ丼」ですね。 志津川を中心とした南三陸町の美味しい水産物が贅沢に盛り付けられた海鮮丼で、その時期によっていろんなバリエーションが楽しめるそうです 食事

当日もキラキラ丼ののぼりを見ながら、お店をめぐっては何を食べようかと・・・ キラキラ丼はうまそうでしたけど、今回はちょっと早い年越し蕎麦っていうのを意識して、お蕎麦屋さんでのランチにしました 親指

食事のあとにはちょっとだけお買い物タイム。 お店の方々といろんなお話をして、みなさん頑張っているなあと、こちらが逆に元気をもらった感じがして。 ほんと皆さんいい方ばかりですね 花丸

来年に向けて南三陸町での案件も少しは前に進む感じなので、こちらも引き続きしっかりとモニターしていかなければならないと感じています。 またその時にはこの仮設商店街におじゃまして、美味しいランチを頂こうかなと思いますね。 南三陸町の皆さん、これからも宜しくお願いします face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 14:59

2015年12月24日

勝倉漁業の年末年始休暇について


今年も残すところあと1週間、勝倉漁業の営業日もあと数日となってきました。 長期予報からすると今年は暖冬っていう事らしく、今日なんかは12月らしくない暖かな気温となった気仙沼です 晴れ

エルニーニョの影響で水温が上昇したり、それにともなってカツオやマグロの漁場が移動したりと、遠洋マグロ漁船は自然相手の商売だけに、こういういろんな変化に対応していかなければならないから、沖合で操業する各船や船頭さん方もみなさんご苦労されている事でしょう。 ほんとうにお疲れさまです 船

今年最後の水揚げを終えて気仙沼に帰港した船、そして来年の漁期まで長期係船するサンマ漁船など、気仙沼の湾内は徐々に船が多くなってきて、湾内も年末らしい風景となってきました camera

師走もあとわずかとなって、勝倉漁業の年末年始の休暇予定がでましたので、取引先の皆さまはじめ関係者の方々に当ブログを通じてお知らせしたいと思いますので宜しくお願い致します ハッピ

【 年末年始休暇のお知らせ 】
 12月28日(月) 仕事納め
 12月29日(火)~1月3日(日) 年末年始休暇
 1月4日(月) 仕事始め

年末年始休暇期間中のご連絡につきましては、勝倉漁業の各担当スタッフの携帯電話もしくはE-mailにお願いしたいと思います。 皆さまもこの年末年始をゆっくりと過ごされますように tel01

今年の締め括り、そして来年に向けての準備と、あと数日間をしっかり対応したいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 17:45

2015年12月23日

第2回内湾地区景観・まちづくり説明会


リアス式海岸の一番奥まったところに位置する気仙沼の内湾地区。 4年前の震災で甚大な被害を受け、その復旧がまだまだこれからとなってる地域で、勝倉漁業の本社もあった場所です camera

その内湾地区を再建していく上で、気仙沼の顔として再び愛され、誇れる、内湾らしい景観を創出するために、地区から選出された皆さん方でこれからのまちづくりを考える「内湾地区景観・まちづくり検討会」を組織し、これまで4回の会合で様々な角度から検討をおこなってきました。 昨日は内湾地区全体の皆さんを対象にした説明会でした icon26

会場となった気仙沼市役所ワンテン庁舎大会議室には、大勢の内湾地区関係者をはじめ市役所の担当部署、コーディーネーターの方々などが一堂に会し、これまでの検討結果などを振り返って、資料とパワーポイントを使って丁寧に説明していきます。 検討項目が多岐にわたるので、短時間の説明ではなかなか理解するのも難しいのではなかったかなと思います ブック

新しい街を再建していく上でのルール作り。 模範となる建て方やデザインなどについて、建物の高さ制限や壁面後退は必要か、屋根や外壁の形態や色彩は、軒ひさしの高さは合わせるべきかなどに加えて、歩道のデザインや街路樹の配置まで。 お願いベースの「まちづくりハンドブック」や「地区計画」そして法的拘束力のある「建築条例」と、どのレベルのルールとするのか決めていかなければなりません タイ

内湾地区と一括りで言っても、その街区によってまた通りごとに住民が望む考え方はそれぞれなので、こうした説明会を通じてたくさんのご意見を伺いながら慎重に検討を進めていかなければなりませんね 花丸

こういう街になったらいいなとイメージを膨らませて夢描く一方で、それが実際に再建する際の足かせになってはいけないのも事実。 これから最終段階の取りまとめに入っていくけれど、相当難しい作業になりそうな予感。 でも、関係者の皆さんのお知恵をお借りしながら、活気と魅力あふれるエリアにしていくために頑張りたいと思います 親指

今回の説明会には検討会の副会長として出席させていただきました。 皆さまから頂いた貴重なご意見などを踏まえ、慎重に検討進めていきたいと思いますので、関係者の皆さま宜しくお願い致します face01
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:36

2015年12月22日

築地市場移転まで1年を切って


みなさんはご承知ないかもしれませんが、東京築地市場が来年秋に移転になるというお話しについて。 築地市場といえば都民の台所、いや関東の日本の台所といっていいほど世界的にも有名な魚市場で、日本全国からそして世界中から新鮮なあらゆる魚介類が集まってくる場所。 最近では海外からの観光客もたくさん見られるようになりましたね ハッピ

私も東京で仕事をしていた時には、この築地市場でマグロのことについてたくさん教えていただいた思い出の市場。 気が付けば築地市場の豊洲新市場への移転まで1年を切っていました タイ

かつては築地市場にマグロ船を横付けし、毎日魚艙からマグロを水揚げしては市場のセリにかけて販売したと聞いています。 すべてのマグロ類を水揚げ・販売し終えるまで1か月近くも要したそうです 船

それから何十年もたって、冷凍マグロの水揚げ基地は清水や焼津・三崎に移り、築地市場を介さない場外取引も増えて、冷凍マグロの流通も大きく様変わりしたけれど、やっぱりここ築地市場はいまでもマグロ流通の要の市場である事は間違いないと思います。 その築地市場が移転するっていう出来事は、業界人にとって来年の最大の関心事となるでしょうね icon14


銀座からほどちかい都心の一等地に広大な敷地を有する築地市場。 都内で残された最後の大規模開発用地として注目されている場所。 築地市場は移転するも、「場外市場」の各店はこれまで同様に営業するだけではなく、波除け神社前の川沿いに新しいショッピングゾーンを建築予定だとか ビル2

豊洲に移転する築地市場、そして既存の場所で営業継続する場外市場、豊洲はプロユースで場外市場は一般客や観光客対応という事になるんですかね。 これだけ盛り上がりを見せている場外市場なので、これからもこの独特の雰囲気を残したままで、さらに盛り上がるエリアにしてほしいと思いますね 音符

来年秋には移転を予定している新市場の立ち退きについて関係者の間で問題視されている事があります。 それはすべての建物を撤去してさら地の状態にして東京都に返還する契約になっていたとかで、いつの契約かはわかりませんけどこれがほんとだとすると大変な事。 この築地市場全体の解体工事は莫大な金額がかかるのは私でも想像できますから、築地関係者が頭を抱えるのもわかりますよね ブック

豊洲新市場への移転まであと一年を切って、まだまだ問題が山積してて、簡単にはいきそうもない感じの築地移転問題。 これについては来年もまた勝栄丸ブログでお知らせしていきたいと思います face01
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:53

2015年12月21日

年末まぐろ直売会の日程


気仙沼の遠洋かつお・まぐろ漁業者で組織する「北かつ組合」が、市民の皆様に感謝して毎年この時期に開催する冷凍マグロ類の「年末生産者直売会」が今年もおこなわれます クラッカー

日 時 : 12月27日(日) 午前9時15分から
場 所 : JA南三陸「菜果好」前 特設会場

かつては港町の出港岸壁・見送り休憩所や北かつ会館前でおこなっていましたが、震災後はJAさんのご協力をいただいてこの場所で行うようになりました。 毎年朝早くからたくさんの市民の方がこのイベントを楽しみに並んでいただきありがとうございます。 今年も準備万端整えてお待ちしておりますから icon14

ことし販売する予定のマグロは、北大西洋・アイルランド沖で漁獲されたクロマグロ、南インド洋で漁獲したミナミマグロ、太平洋・西経漁場のメバチマグロやメカジキ、そしてビンチョウなど。 詳しくは後日掲載される新聞広告をご覧になってください 新聞

それぞれの数に限りがありますので、お早めにどうぞ。 毎年たくさんのお客さんに並んでいただいているので、今年は整理券を配布する予定だとか。 気持ちよくお買い物してほしいですからね 親指

そして寒いなか並んでいただく皆様へ、北かつまぐろ屋特製の「ねぎま汁」のお振舞も予定しているそうです。 寒い朝に食べると本当に美味しいんですよね。 私も楽しみにしたいと思います 花丸

あとはお天気だけが心配ですかね。 たしか昨年の年末直売会の朝は雪でしたよね。 宅配便の受け付けも会場でおこなっていますから、美味しいマグロをたくさん買ってくださ~い ハッピ

私も年末年始のお刺身用に美味しいマグロを準備して年越しを迎えたいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:14

2015年12月20日

勝倉漁業の忘年会


12月も残すはあと10日ほどとなって、今年一番の冷え込みとなった気仙沼です。 風も強くって、まさに冬本番っていう感じがしますね。 だんだんと年末年始を迎える雰囲気が出てきたような気がします 音符

この時期はみなさん方も忘年会が続いているんでしょうね。 今週あたりがピークなのかも。 勝倉漁業でも田中前の「宮登」さんに役職員みんなが集まっての忘年会が行われました。 船の回航や整備にお手伝いいただいているOBの方々もご招待。 宮登さんの小上り席を貸し切っての宴会です クラッカー

今年は新社屋が完成して、田中前の仮事務所から春に移転。 本社所在地もこれまでの魚町から弁天町になって、ようやく新しい場所・事務所にも慣れてきたスタッフたち。 来週には新倉庫の完成も控え、震災からの復旧がようやく前に進んできたこの頃。 沖で操業する勝栄丸の乗組員の活躍に感謝しながら杯を掲げます。 皆さん一年間お疲れさまでした、乾杯!beer


そういえば、昨年の忘年会もここ宮登さんでしたね。 かつて気仙沼湾の奥・内湾の魚町に事務所があった頃は、宮登さんも勝倉漁業に近い南町にお店を構えていたので、たまにおじゃましては名物のちゃんこ鍋を頂きながら地酒を楽しんだものでした。 美味しいお料理はもちろん、女将さんをはじめお店の方々がすごくいい方で田中前に移ってもついつい足が向てしまいますね 親指

お通しから始まって、旬のお造り、そして汁物でしか食べたことのない「どんこ」の煮付け、初めて食べたけどこれも美味いですね。 そして宮登さん名物のちゃんこ鍋と鶏のから揚げ。 こういう寒い日には特に最高!、ついついお酒がすすんでしまいます icon14


さらにはなんとなんと伊勢海老まで。。。 実は、忘年会当日にちょうどタイミングよく三重県のお取引先から伊勢海老が届いて、無理を言ってお店に持ち込んで調理していただいてました。 せっかくの伊勢海老だから、こうしてみんなで味わうのがいいんじゃないかってね。 お造りだけじゃなくって〆の雑炊にもして頂いて。 特に伊勢海老雑炊は最高にうまかったです camera

今年も宮登さんで開催した勝倉漁業の忘年会。 美味しいお料理と地酒、そして思いがけない伊勢海老まで堪能し、今年一年間の労をねぎらいあいました。 役職員の皆さん本当にお疲れさまでした タイ

3日続きの忘年会の〆となった勝倉漁業の忘年会。 来年もまたこんな楽しい忘年会がおこなえるように、頑張ってきたいですね。 宮登さんの美味しいお料理での忘年会、ご馳走さまでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:46

2015年12月19日

懐かしの悟空のラーメン


12月も半ばになって、今年のお仕事の締め括りで毎日忙しい日々。 最近の各水域での漁模様とか各船の動向や陸上物件の動きなどについての報告会を終え、ちょうどお昼時になってのランチタイム 食事

そうだ、「気仙沼に帰ったら悟空のラーメンを食べに行きましょう」って日かつ協同の販売部長さんと約束してたんだっけ、っていう事思い出して、ちょうど東京から気仙沼に帰郷・出張中の部長さんに連絡したら、「ゴメンナサイ、お昼前に東京に帰ることになりました」っていうご返事が・・・ 残念 汗

でも、すでに私としては今日のお昼は悟空のラーメンっていう気分になっていたのでストップできず、部長さんの分まで食べてこようという気持ちで、一人で食べに行ってきました 音符

震災前は気仙沼の出港岸壁近くにあって、岸壁での船の仕事のあいまにしょっちゅう食べに行っていたお店。 販売部長さんも気仙沼で仕事をしていた時は、毎日のように通ったお店なんだとか 船

いまは市立病院下の仮設店舗での営業となっている「悟空」さんですが、当時と変わらぬ味でたまに食べるとすごくホッとする感じがして、販売部長さんもすごく食べたかったんだと思います 親指

また気仙沼に帰郷する機会もすぐにあるでしょうから、次回は是非ご一緒に「悟空」さんに行きましょう。 今回は私が食べたラーメンの写真だけで懐かしいラーメンを味わってください camera

クリスマスプレゼントじゃないですけどね。 今年も一年間本当にお世話になりました。 また来年もいろいろとご相談などお願いする事もあろうかと思いますが、宜しくお願いしたいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:49

2015年12月18日

今年の刺身マグロ供給量


11月末に開かれた平成27年度第3回まぐろ需給協議会によるマグロ需給見通しを水産庁が発表。 それによると10~12月の刺身マグロ供給量は前年より「やや減少」、価格は「横ばい」で、今年年間の供給量は30万3000トンとなる見通しで、平成24年から4年連続で30万トンを維持したとの報道 新聞

平成27年の刺身マグロ供給量は、国産の冷凍が11万2000トン、生鮮が4万3000トン、合わせて15万5000トン。 一方の輸入の冷凍が12万8000トン、生鮮が2万トン、合わせて14万8000トンの見込み マイク

総供給量の30万3000トンに占める冷凍マグロの割合は79.2%という結果に。 国内外の遠洋まぐろ延縄漁船が漁獲する超低温冷凍マグロが、流通する刺身マグロの約8割を占めるということになりますね 船

一方で生鮮まぐろの輸入量が年々減少していることがわかりました。 これは円安の影響なんでしょうか。 東南アジアを中心に沿岸を操業するたくさんの小さな漁船。 その漁獲物が空輸にて成田空港などに運ばれて、日本全国の市場に供給されてく。 そのほとんどが円貨での取引なので、いまの為替水準は彼らにとっては不利になってしまうんでしょう。 それと日本以外の消費国、欧米などの生鮮まぐろの消費の伸びっていうのも一つの要因かもしれませんね。 それにしても3~4年前に比べると1万トンも減少していますので、今後に注目です icon12

卸売価格は、赤身についてはメバチマグロや黄肌マグロの入荷減少に加えて年末年始需要もあることから「やや強含み」(3~10%)で推移し、脂物は天然冷凍クロマグロの搬入がまだ先なので「高値横ばい」となる見通し 金貨

これから始まる年末年始。 家族そろって食事をする機会も多くなるかと思います。 年に一度のこういう機会くらいは、ちょっと贅沢をしたいものですよね。 数ある鮪の種類の中で、今年はミナミマグロが比較的お求めやすい価格で販売されいるかと思いますので、マグロを購入の際には今年はミナミマグロっていう選択肢はどうでしょうか。 マグロのプロとしては絶対にねらい目だと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:41

2015年12月17日

勝倉漁業の新倉庫がもうすぐ完成に


10月頃に着工し、気仙沼の潮見町に建築を進めてきた勝倉漁業の漁具倉庫の完成も間近になってきました。 きょうはその進捗状況の確認で建築現場の視察です camera

震災前は市内に3か所あった漁具倉庫が大津波で跡形もなく流されて4年9か月。 今年春に復旧した社屋と合わせ、ようやくここまですすんだなあというのが正直な気持ち。 これも取引先の皆さんをはじめ、たくさんの応援があったからこそだと思います。 これからこの倉庫を有効に利用していきたいですね クラッカー

倉庫の外壁には「勝倉漁業(株)」のサインが入って、これならうちの会社の物件だと一目見てわかります。 取引先の皆さんにはこれまで保管場所等のご協力を頂いて有難うございました 花丸


お隣の敷地には、これまた取引先のテント倉庫が建築中でした。 うちの倉庫と同様に年内には完成する予定で進めているそうです。 何かお手伝いができることがあればお知らせいただきたいと思います タイ

新しい倉庫は、これから消防検査や完成検査を経て、いまのところ12月25日の完成・引き渡し予定。 師走も押しつまってくるタイミングなので、実際の稼働は年明けの作業になるでしょうね ちからこぶ

勝倉漁業としての陸上物件の震災復旧はこれでほぼ終了となります。 震災後に徒歩でこの場所を訪れた際、建物の基礎しか残っておらず言葉も出なかったことが今でも脳裏に焼き付いています。 でも5年近くかかってようやくここまで復旧できました。 関係者の皆さんには、本当に感謝の気持ちです。 これからもよろしくお願いします face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:57

2015年12月16日

北かつまぐろ屋で海鮮丼ランチ


早いものでもう12月も半ばとなりました。 今年もあと残すは2週間余り、みなさんも今年の締め括りにと大変お忙しい毎日を送っておられることと思います。 冬といえば、お魚の美味しい季節ですよね 船

気仙沼の魚市場前・弁天町の地に勝倉漁業の本社を移転して8ヶ月が経ちました。 いま付近は土地の嵩上げ工事が終わってようやく建物の復旧が開始され、周囲は日に日に変化しているような気がします camera

まだまだ復旧途中のこのエリアでいちばん何が不便かっていうと、そう、お昼ご飯を食べるところが少ないっていうのが正直な感想。 先日まで東北有数の売り上げをしていたコンビニも、やはり土地の嵩上げ工事のためにいったん撤去してカツオの時期にあわせて復旧する予定だとか。 そんなこんなで、会社の周りはしばらくは食事情に不便しそうな感じ 食事

そんな周囲の状況をご説明しながら、お客様をご案内して海の市の「北かつ・まぐろ屋」にお昼ご飯に行ってきました。 市内3店舗体制で運営していた「まぐろ屋」を今年8月には仮設店舗営業の「まぐろ亭」を閉めて、現在は2店舗体制になったことは北かつ・まぐろ屋のホームページにも掲載されていましたね。 こういうのも、街全体が仮設店舗から徐々に復興する一つの象徴となる出来事なのかもしれません いかり

北かつ・まぐろ屋のホームページ → http://www.maguroya-honten.com/index.html 

ホームページはリニューアルされていたけど、表示名がまだ「北かつ まぐろ屋 まぐろ亭」のままになっているので、こういう細かな部分まで修正したほうがいいんじゃないかと。 担当者の方よろしくです pc1

お店の方に伺えば、いまマグロとならんでお勧めしているのが気仙沼産のイクラなんだとか。 気仙沼に水揚げされた鮭を北かつさんの工場で加工し、イクラを自家製のたれで味付けした自慢の商品 花丸

これがまたマグロとよく合うんですね。 そのイクラと一緒に、やはり気仙沼産のタコや山芋の角切りなどが盛り付けられた「バクダン丼」はすごく人気メニューなんだって。 ヘルシーな海鮮丼ですよね 親指

北かつ・まぐろ屋のまぐろ丼だけじゃなくって、こういう海鮮丼もすごくおススメ。 値段も手ごろなので皆さんも一度是非試してみてはいかがでしょうか。 すごく美味しいと思いますよ face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:06

2015年12月15日

サンマとカツオの勉強会


久しぶりに気仙沼のコの字岸壁に行くと、シーズンを終えて係船が開始された大型サンマ船がずらりと並んでいました。 かつては、サンマの時期以外を北洋のサケマス漁や南方でのマグロ漁などをおこなっていたサンマ船ですが、いまは8月から12月のサンマの時期以外はこうして漁に出ない船がほとんど camera

今年の気仙沼へのサンマの水揚げは、数量が約11,769トン、金額が23億810万円と、昨年に比べて数量で6割近くの減少でしたが、品薄から単価が高騰したため金額では4.9%減にとどまった模様 船

全国的にも数量で約半減、金額は過去最高の水揚げだったとか。 金額が昨年並みでも数量がこれほど減ってくると、全体としてよかったのか悪かったのか、これが続くと加工流通業者がたいへんなばかりでなく、結果として消費者の購入価格の上昇にもつながってくることが大いに考えられるので、やはりもっと数量が水揚げされたほうがいいのは確かなのでしょう face06

先週末、気仙沼のとなり街・大船渡の魚市場を会場に、サンマやカツオなどの資源および海況を考える勉強会が開催されて、勝倉漁業の市場担当スタッフたちももちろん参加してきました マイク

サンマに関して、その推定資源量は2013年には502万トンほどあったものが現在2015年では227万トンとなり、資源的にはここ10年間で約半減の状況だとか。 一方の漁獲は日本以外の台湾や韓国・中国などの漁獲が急増した結果18万トンほど増加しましたが、これが資源量の大幅な減少の要因なのか、環境などほかに原因があるのか、専門家でもまだ結論が出ない状況のよう ブック

ですが、北太平洋のサンマなどの漁業管理をおこなう機関NPFCが発足し、これからサンマの資源管理も行われていくので、資源状況が安定するまでの間は、漁獲圧をやや下げるべきではないかとの専門家の意見。 NPFCでの日本のリーダーシップに期待するとともに、永続的に資源を有効利用できる体制になってもらいたいと思いますね タイ

それからカツオの話し。 南方での超大型海外巻き網漁船などの大量漁獲によって、カツオに関しても資源水準が悪化している状況だとか。 そのため黒潮にのって三陸沖に北上するカツオの群れもすくなくなって、夏から秋にかけての三陸沖の漁にもっともその影響が表れるんだそうです。 カツオは資源状態が悪くなるとその防衛本能によって成熟・産卵が早くなる、早い時期からカツオに脂がのってくるっていうのも資源悪化によるひとつの現象とのお話しでした。 この早熟の話はマグロでも聞いたことがありますね icon12

気仙沼にとってどちらも大切な魚種のサンマとカツオの今年を振り返っての勉強会でした face01
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:41

2015年12月14日

123佐賀明神丸が下架に


三陸沖でのカツオ漁が終わってほぼ2か月が経ちました。 カツオのシーズンが年々前倒しになって、来年は年明け早々から操業体制をとる船も出てきそうな雰囲気。 12月も半ばとなって、比較的穏やかな天候に恵まれた朝、澤田造船からカツオ船の下架作業となたのは、2週間前からドック整備をおこなっていた第123佐賀明神丸さんです camera

朝一の澤田造船さんには、佐賀明神丸の乗組員そして勝倉漁業のスタッフ、関係業者の皆さんが寒さに備えた完全防備で集合です。 澤田造船さんも社長さんが陣頭指揮を執ってスタンバイ完了の合図 クラッカー

船台が徐々に海中にスライドし、ゆっくりと浮上する船体。 機関場の最終チェックをおこなって下架完了となりました。 ドックからの下架に要した時間は約30分ほどでしょうか。 上架には2時間ほどかかるので、それに比べるとあっという間の下架作業。 澤田造船さんの皆さま、今回も本当にお世話になりました 花丸

澤田造船さんの作業艇に曳航されてコの字岸壁の北側に接岸。 陸上側では斎民商店さんの専務さんほかスタッフの皆さんが待ち受けてもやい綱を受け取ります。 関係者みなさんのご協力に感謝ですね 親指

下架開始から約1時間ほどで無事にコの字岸壁へのシフト完了となりました。 今月25日には海上試運転が予定されているので、それほど時間的な余裕はないにせよ、残る整備工事をしっかりと丁寧に仕上げていただくように、宜しくお願いしたいと思います タイ

年明けの1月から2月には、この気仙沼をはじめ高知や三重そして宮崎などのカツオ船の基地港から、たくさんの漁船が新たなシーズンに向けて出港する事でしょう。 各船の船頭さんをはじめ乗組員の皆さんには、この年末年始はゆっくりと休んで鋭気を養っていただきたいですね icon14

123佐賀明神丸の下架作業、関係者の皆さんお疲れさまでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:28

2015年12月13日

かつお・まぐろ促進会の通常総会


全国の遠洋かつお・まぐろ漁業を営む若手経営者で組織する団体「全国鰹鮪近代化促進協議会(促進会)」の通常総会が、東京の日かつ漁協の会議室を会場におこなわれました クラッカー

遠洋かつお・まぐろ漁業界で、緊急かつ最大の課題が「乗組員の後継者確保育成問題」で、促進会の現体制となってからも引き続きいちばん力を入れてきたこと。 だけど、幹部船員の後継者を育成することは一朝一夕にはできない事なので、各地域で同じような認識を共有しながら進めてきてはいるけれど、なかなか抜本的な対策が見いだせない状況。 ほんとうに難しい問題です 汗

そんななか総会に先立って行われたのが、各地で労務問題に取り組んでる方々に集まってもらってのパネルディスカッション。 今回は特別にリクルート社の方々にも協力してもらっての会合となりました 花丸

各地で行われている幹部船員確保育成事業の実績紹介や、今抱えている課題など。 パネラーひとりひとりから率直なお話を伺う事ができました。 そして外部からの目線でのリクルートさんからのアドバイス。 さすがのリクルートさんでも、この課題を解決する答えを簡単に見出すことはできないまでも、これまでの業界の常識とは全く違ったアプローチの仕方などを示唆していただいたのはすごく参考になったのではないかと思いますね。 お忙しいなかご協力いただいて有難うございました camera

このパネルディスカッションを契機として、全国の遠洋かつお・まぐろ漁業会社が後継者育成への同じ意識をもって取り組んでいく事がまずいちばん大事な事。 そして次へのステップをどうするかですね icon14

各地でおこなわれている事業をさらに拡大・充実させていくとともに、リクルートさんとの協力などこれまでと全く違う形のアプローチもチャレンジしてみる必要があると感じました。 リクリートさんにはこれからも当業界へのご協力の程、宜しくお願い致します。 とてもいいパネルディスカッションでしたね 親指

そして通常総会。 予算や事業計画などの承認のあと、メンバーからの緊急動議の提案が。 日本は世界最大の刺し身マグロ消費国として、輸入管理などの面においてもその責任を果たしていかなければならないというもの。 まったくその通りだと思います。 特にいま問題となっている豪州での蓄養ミナミマグロの過剰漁獲疑惑。 これを早急に正常化しなければなりません。 その為には日本が消費国として果たす責任っていうものがあるはず。 国にはその点を充分に認識し、法的な整備等をお願いしたいともいます スーツ

この緊急動議は全会一致で採択され、農水大臣あてと水産庁長官宛の要望書とともに促進会会長から漁業調整課長に手渡されました。 その後駆けつけた自民党の先生方にも同様の文書にて要望。 かつお・まぐろ類の厳格な輸入管理が今後早急に実施されるよう、水産庁の対応に期待したいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 17:49

2015年12月12日

「サンマ水揚げ本州一」ならず


北海道沖から三陸沖にかけて8月から操業をおこなってきたサンマ棒受け網漁船もほとんどが漁をきりあげて、今年のサンマシーズンはほぼ終わりとなりましたが、気仙沼が掲げてきた「サンマ水揚げ量本州一」の看板をどうやら今年はおろさなければならない事態になってしまったようです 汗

全国さんま棒受網漁業協同組合が発表した11月末現在のサンマの水揚げ状況によると、全国の水揚げ量は11万2237トンで、前年同期(21万7345トン)比48%減とほぼ半減した結果となったとか。 漁期は終盤を迎え、統計が残る1981年以降過去最低となる可能性が高いそう マイク

「サンマ水揚げ日本一」の北海道根室市の花咲港は、前年同期比26%減の4万4753トンにとどまるが6年連続1位となるのは確実な見込み。 品薄のため浜値(港での取引価格)は高値で推移しており、同港の水揚げ金額は112億7143万円と、2011年(約105億円)を上回り過去最高を更新 金貨

2位の大船渡港(岩手県)は前年同期比47%減の1万3672トン、3位の気仙沼港(宮城県)は同54%減の1万1769トン。。。 およそ2000トンの差ですかぁ。 本州一を大船渡に譲ってしまい残念です 船

漁期は今月末まで続くけれど、既に漁を切り上げた船も多く、最終統計で過去最低だった1999年(13万4944トン)を下回るのは確実なんじゃないかなあって思います タイ

ようやく今年9月に、日本、台湾、中国、韓国、ロシア、カナダが出席して北太平洋漁業委員会(NPFC)の初会合が東京で開かれ、サンマの資源量を維持できる漁獲量を17年中に算定することで合意したそうで、将来的には公海での漁獲枠の設定が議題に上るとみられるけれど、漁獲量だけじゃなく国別配分や漁獲努力量の調整もすごく難航しそう icon14

サンマを沖獲りしている台湾などの漁船団も、今年の漁獲量は「よくて半減」の結果だったみたいなので、これまで「サンマ資源は無尽蔵で、いくら獲っても資源に影響なし」との主張を繰り返してきた外国勢も、今年の結果を受けて資源管理にかじを切らざるを得ないのでは。 来年はなんとかまた気仙沼が「サンマ水揚げ本州一」を奪還できるよう、期待したいですね face06
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 18:04

2015年12月11日

バリ島でのWCPFC


インド洋で操業する遠洋まぐろ延縄漁船の補給基地・インドネシアのバリ島で、中西部太平洋水域のかつお・まぐろの資源管理などを協議する国際会議・WCPFCの年次会合がおこなわれました タイ

日本をはじめ米国・中国・韓国・豪州、南太平洋の島嶼国やEU・台湾など20を超える国と地域が参加。 日本からは政府代表のほか水産庁、外務省、経産省、国際水研や業界団体など。 気仙沼からも2名の漁業者が業界代表団としての参加です。 会議に出席の皆さんご苦労様でした icon26

今回のWCPFCでの主要な議題は、太平洋クロマグロの資源問題にどう対処するか。。。 一方の大西洋クロマグロは、関係国による徹底した資源管理の効果もあって急激にその資源量を回復させ漁獲枠増加にかじを切りましたが、日本近海や台湾水域などで漁獲される太平洋のクロマグロは、資源的にかなりやばい状態で、日本が率先して国内での漁獲規制を始めたばかり 汗


この太平洋クロマグロの資源問題がWCPFCでも話し合われ、資源枯渇を防ぐための「緊急ルール」を2016年までに策定することで正式に合意に至った模様。 具体的にはクロマグロの小型魚の漁獲量が急減した場合には、WCPFC加盟国・地域が一斉に禁漁などの措置に踏み切るといった内容だとか pc1

発動条件などの詳細については来年までの1年かけて検討する事になっているそうです。 これまでは獲れるだけ獲っていた感がある太平洋クロマグロ。 巻き網船や延縄などでの漁獲に加え、養殖マグロに使用する稚魚・小型魚の大量漁獲が資源に与えるダメージも相当なものなのでしょう。 日本沿岸でのクロマグロ養殖事業がいき過ぎてしまった結果ということも言えるのかもしれません icon08

日本沿岸の漁業者にこのしわ寄せが来るのは確実。 だけど漁獲量を削減させなければならないのも事実。 すごく難しい問題だけど、水産庁のリーダーシップに期待ですね。 それと海外勢にどう守らせるのかっていう事も重要。 日本は世界最大のマグロ消費国で、WCPFC水域のクロマグロも多くは日本で消費されていますから、消費国としての日本の責任も相当重大なものがあるんだと思います icon09

WCPFCでの決議内容や会議の議論などはもっと詳しく聞いてみなければわかりませんが、この太平洋クロマグロ問題だけではなくて、島嶼国での入漁料の問題なども含めて、より慎重に対応しなければならない海域になってきたように思います。 バリ島でのWCPFCに出席した皆さん、本当にお疲れさまでした face01

水産庁のプレスリリースはこちら → http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/151208.html
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 13:46

2015年12月10日

佐賀明神丸のドック順調!


三陸沖でのカツオ漁も終わって、来年の漁期に向けて気仙沼の澤田造船に上架しての船体整備をおこなっている123佐賀明神丸。 上架から1週間余りがたち、各業者が分担して行っているそれぞれの工事が順調に進んでいるとの報告を受け、現場の様子を見に出かけてきました icon14

上架中の船体の周りには足場が組まれ、船底部などはすでにきれいな状態に塗装完了。 海に浮上している時と比べると、カツオ船のその大きさが実感できて、下から見上げるとものすごい迫力感ですね camera

今月下旬の試運転に間に合うようにと、各業者の皆さんも急ピッチでの整備作業中。 毎日寒いなか本当にお疲れさまです。 きのうの連絡によれば、週明けの14日には下架を予定しているそうなので、勝倉漁業のスタッフたちもまた忙しくなりそう。 関係業者の皆さんにもご協力のほど宜しくお願いしたいと思います。 船頭さんや機関長さんほか乗組員の皆さんにお会いできるのが楽しみです。  花丸


そしてお隣の木戸浦造船さんにお邪魔すると、新造船や修繕の船でいっぱい。 気仙沼の造船所はどこも皆さん頑張っておられますねえ。 先日の報道では官庁船を受注したところもあるそうですから 親指

震災で被災したサンマ船の復旧や新造船がひと段落して、近年は純粋なサンマ船の新船建造ラッシュ。 三陸沖のサンマ資源をめぐる国際的な競争は来年以降も続いていくはずなので、日本の気仙沼の技術力を結集して素晴らしい船をつくって頂いて、国際競争力のある産業にしていってほしいと思います 船

年明け早々には勝倉漁業の88勝栄丸が帰港予定で、木戸浦造船さんの予定にも本船のスケジュールがちゃんと記載してあって一安心。 これだけ混み合っていると前広に計画しなければなりませんから icon12

だけど、船の号数が間違っていたので、黒板の記載を勝手に書き直してきちゃいました。 澤田造船さんそして木戸浦造船さんには、123佐賀佐賀明神丸そして88勝栄丸と、これからもお世話になりますね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:12

2015年12月09日

パッケージ船食の試食会


長期航海をおこなう遠洋マグロ漁船では朝・昼・夜そして夜食と1日4回の食事が提供されています。 調理を専門に行うインドネシア人コックが乗船して毎日の食事を提供しているけれど、日本食への対応となるとコックの技量に左右されるところも大きく、船によって満足度がだいぶ違うのが現実のようです 船

そこで日本食の提供を簡単な調理で可能にすべく開発されたのが、静岡県清水に本社を構える「フジ物産(株)」のパッケージ船食です。 その試食会が気仙沼でおこなわれ社員と共に行ってきました 音符

会場となったフジ物産(株)気仙沼営業所には市内の船主事務所からたくさんのお客様が。 パッケージ船食への興味の高さがうかがえますね。 さっそく私たちも試食するとしますか 食事


パッケージ船食といってもその中身はたくさんの種類があって、自然解凍だけで食べられるにぎり寿司やいなり寿司、湯煎で温めるだけのお惣菜、ひじきの煮物や里芋とイカの煮物、ハンバーグに筑前煮などなど。 冷凍状態で保存されているお惣菜を手間いらずで美味しく食べることができてすごくいい。 さらには冷凍ケーキのデザートまで準備してあって、これまた小さくカット済みで気が利いてますよね 親指

もう一つは、カット食材と調味料そしてレシピが一緒になっているものも。 これは調理にひと手間必要だけど、日本食の調理があまり得意でないコックでも、簡単に本格的な日本の味が再現できちゃうっていうもの。 食材や調味料の調達が簡単にはできない遠洋航海にとっては、食材や調味料がパッケージになっているとすごく便利な事は間違いない。 あとはお値段がどうかという事なんでしょうね ブック

長期航海のあいだの最大の楽しみの食事を、できるだけ家庭に近い味のお料理を頂くっていう事は、乗組員の皆さんにとっては間違いなく元気の源になるはず。 勝栄丸への導入も検討していこうと思います pc1

日本食だけではなく、混乗しているインドネシア船員向けのローカル食材も展示してありました。 漁労面だけじゃなく、船員の健康に配慮した食事や、生活環境の更なる改善もすごく大事なことだと思いますね タイ

片っ端から試食してついつい食べ過ぎちゃったかも。 予想以上に美味しいお料理で大満足の試食会でした。 フジ物産の皆さん、気仙沼での試食会お疲れさまでした。 これからも宜しくお願いします face02

フジ物産株式会社のホームページはこちら → http://www.fuji-bussan.com/
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:46

2015年12月08日

今年最後の水揚げを終えて


今年最後の清水でのマグロ水揚げが終わっての帰り道。 気仙沼まで片道約5時間半の長距離移動だけれども、通勤コースみたいな感覚で移動もぜんぜん苦にならない感じ。 慣れって恐ろしですね train_a03

勝栄丸のマグロ販売でいつもお世話になっている東京築地の荷受・第一水産の担当者とともに静岡行きの東海道線のホームで電車待ち。 勝栄丸ブログにたびたび登場するこの方は、「いつも食べてる人」としてこれまでに何度も登場してきて、勝栄丸ブログの読者にもちょっと有名になったかもしれません 親指

見かけたらすぐにわかる風貌だけに、何かの機会にどこかでお会いしたら声をかけてあげてください。 かならず喜んでくれるはずですから。。。 こんな話をしながら電車に乗り込みます camera

早いものでもう12月になって、マグロ業界も一年で一番盛り上がる時期になりました。 今年の年末年始のマグロ類の売れ行きはどうなのか、期待しながら今年最後の水揚げを終えました 船

国際的にも毎年毎年いろいろと動きがあって、国際会議などで決められた枠組みに沿って行われる遠洋マグロ漁業なので、これからの世界の動向も気になるところ。 こういうマグロを取り巻く世界の動きなどについても、勝栄丸ブログを通じて今後さらに皆さんにお伝えしていきたいと思います pc1

気仙沼から世界を見ての漁業活動。 その情報発信の重要な役割も担っていければいいと思いますね。 勝栄丸のマグロをこの一年間扱っていただいた取引先関係者の皆さん、本当にお世話さまでした 花丸

今回の清水出張が今年最後になりますが、また来年早々には本船での日本帰港も予定されています。 少しあいだ清水から離れるけど、また来年すぐに戻ってきます。 その時は新年会で盛り上がりましょう icon14

さあて、今年のお仕事もあと3週間ほどなので、しっかりと締めくくって来年に備えようと思います。 これからの忘年会シーズンには鍋物と一緒にマグロのお刺身で一杯といきたいですね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:35

2015年12月07日

麺や厨 CLEAR


今年最後の勝栄丸のマグロ水揚げを無事終えてちょうどお昼時になったタイミングに、取引先の方からランチのお誘いが。 おなかペコペコになっていたから喜んでお誘いに便乗してでかけることに 音符

清水港江尻ふ頭の事務所から車で走る事約10分。 そこは、清水に新しくできたラーメン屋さんで、すごく評判になっていて、いちど行ってみたいなあと思っていたお店でした。 「麺や厨 CLEAR」さんです noodle

同業者からの情報で、鶏白湯のスープですごく美味しいよ!って聞いていたので、すごく期待して第一水産の部長を誘ってお店にGO。 お昼時とあってか、駐車場もすでにいっぱいの状態 camera

噂通りの人気の高さがうかがえますね。 さあて、どのラーメンにしようかなと。。。 icon14

古民家を改装したようなオシャレなお店。 ラーメン屋さんっていうよりも小料理屋さんっていうような感じかな。 基本はすべて鶏だしのスープで、あっさりめから濃厚までの3種類。 それぞれに塩味と醤油味があって、初めてだからメニューを選ぶのにも悩んでしまいます。 まずはあっさりめからチャレンジです 若葉


お店の紹介によると、丸鶏・赤鶏のガラ・モミジ・ヤゲンなんこつ等を14時間から丸2日かけて煮込んだスープに秘伝のたれや和だし汁などをブレンドした手のかかったもの。 いちばんこってり系の「ねっ鶏そば」は、静岡一濃厚な鶏白湯っていう事らしいです。 ご飯ものもすごくそそられますね 食事

オーダーしたあっさり系の「しっ鶏そば」は、すごくあっさりながらもコクがあって、2種類のチャーシューや鶏つくねのトッピングもすごく美味しくて、最初は薄味かなって思ったけど、食べているうちにそのスープの奥深さがしっかりと味わえて、大満足の一杯でした。 一緒に食べた「鶏めし」も最高! レモン風味なんでしょうね。 すごくさっぱりとした上品な「鶏めし」でした タイ

こんど来たときは、いちばん濃厚な「ねっ鶏そば」にチャレンジしてみようと思います。 食べた人の話では、京都で食べた鳥の水炊きみたいな感じだって言ってたから。 来年の早いうちにぜひまた来たいです icon12

今清水で評判の「麺や厨 CLEAR」さんに誘っていただいて、ご馳走さまでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:47

2015年12月06日

88勝栄丸のマグロ水揚げ


インド洋で操業する勝倉漁業の第88勝栄丸。 豪州西岸沖の通称:マントル沖の漁場で漁獲したメバチマグロやビンチョウなどを超低温冷凍運搬船に洋上転載し清水港に搬入、水揚げの日を迎えました 晴れ

気仙沼と違って静岡県清水港は温暖な地域だけに、この日も朝から水揚げ日和といっていいくらいの晴天となりました。 冷凍マグロを専門に運ぶ運搬船「CHITOSE」からの水揚げ開始です クラッカー

荷捌き台に横付けされたたくさんの保冷車。 運搬船の漁艙から次々とマグロ類が釣り上げられて荷捌き台におろされると、作業員の手によって魚種やサイズごとに仕分けされていきます 花丸

取引先のスタッフの手には選別包丁と赤のチョーク。 マグロを一本一本選別包丁でブスッと刺しては、脂ののり具合を判断し、チョークで目印となるサインを付けていくんです。 まさに職人技ですよね 親指


何か月もの操業で漁獲された大切なマグロ類も、午前中いっぱいかかってすべて陸揚げ完了。 毎回毎回のことですが、みなさん本当にお世話さま。 関係者の皆さん、お疲れさまでした タイ

豪州西岸の都市・フリーマントルの沖だから「マントル沖」って短縮して呼ばれているこの漁場。 インド洋で操業する日本漁船が得意にしている海域で、良質なマグロが釣れることでも有名 船

今年のマントル沖のマグロ達も、例年通りよい品質で、すごく脂乗りがよくって、これから年末年始にかけての築地市場などでのメインの商材となっていく事でしょう。 順調な売れ行きを期待しています camera

今年の清水出張もこれで仕事納めとなりました。 一年間を通じて勝栄丸のマグロを買っていただいた取引先の方々に感謝するとともに、来年も引き続き宜しくお願いしたいと思います icon14

それにしてもやっぱりマントル沖のマグロはいい品質ですね。 少しでいいから食べてみたいです face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:30

2015年12月05日

気仙沼 かもめ食堂 復活!


震災前は宮城県北部鰹鮪漁業協同組合(北かつ組合)のビルがあった跡地に、気仙沼出身で横浜ラーメン博物館にも出店していた「ちばき屋」の千葉憲二さんが、以前南町にあった「かもめ食堂」を復活させて開店となりました。 懐かしいお店の復活はなんだかすごくうれしくなっちゃいます クラッカー

かつてはエースポートの目の前にあった「かもめ食堂」。 ご近所ということもあって子供のころに何度となく食べに行った思い出があります。 もしかすると初めてラーメンを食べたのは当時の「かもめ食堂」だったのかもしれませんね。 新しい店内には当時の写真も展示してあって、すごく懐かしい感じがします 音符

かもめ食堂が気仙沼で復活するにあたり、千葉さんがこだわったのは「可能な限り昔のかもめ食堂と市場に近い場所」。 当時のかもめ食堂は市場で働く人々が多く利用しており、市場で働く人々にも愛されるお店にしたいと思い、今回の場所を選んだとのこと マイク

また当時の「かもめ食堂」はラーメンを中心としつつも、食堂としてのメニューも豊富で人気だったため、地元で取れる新鮮な食材を使った食堂メニューも充実させることになったそうです camera

かもめ食堂の情報はこちら → http://www.raumen.co.jp/information/news_000378.html


オープン直後ということもあって、たくさんのお客さんでにぎわっていました。 ラーメンは醤油と塩の二種類。 その他にカレーライスやマグロ丼などのご飯ものもあります。 どれにしようかな・・・ noodle

悩んだ挙句に私がチョイスしたのは醤油味のワンタントッピング。 すっきりとした醤油スープに細麺がベストマッチ。 すごくあっさりながらもコクがあって、すごく考えて作っているなあと。 とても美味しいです 親指

昔のかもめ食堂で食べたラーメンの味はもう忘れてしまったけれど、こういう味だったのかもね。 今では跡形もなくなった内湾地区の街並みを思い出しながら、かもめ食堂のラーメンをいただきました 船

場所はK-portさん(http://www.k-port.org/)のお隣なのですぐにわかるはず。 みなさんもぜひかもめ食堂さんのラーメンを食べに行ってみては。。。 すごく懐かしい気持ちになれると思いますよ face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:52

2015年12月04日

フラップゲートの説明会


気仙沼市内沿岸部で工事が進められている防潮堤。 いまだに賛否両論があって、いまだにコンセンサスに至ったという感じじゃない中で、工事だけは着々と進めらているような気がします 汗

防潮堤で仕切られる海側と陸側。 車両や人の出入りのために設けられる陸こう部分について、震災での教訓・人力での閉鎖は今後は行わないとの考えから、いろいろな方策を考えている模様 icon12

電気的な仕掛けによって、または遠隔操縦によっての陸こう閉鎖には、相当なランニングコストがかかるうえ、有事の際にちゃんと作動するのかっていうリスクもあって、いま検討されているのが人力や動力を必要としないフラップゲート方式の採用。 その説明とデモンストレーションが気仙沼で行われました。 日立造船が開発したフラップゲート方式、その商品名が「neo RiSe」っていうもので、無動力/人為操作不要の水災対策設備なんだとか。 関係者が見つめる中で説明会が始まりました camera


このフラップゲートを開発した日立造船さんの担当者によって、これがどういうもので、どういう利用方法があるのかなど、スライドを使いながらの説明会。 震災後に急速に導入が進んできているようです マイク

会議室での説明会のあとは、魚市場南側岸壁に設置したフラップゲートのデモ機を使ってのプレゼンテーション。 大量の水を放出すると自動的にゲートが立ち上がる仕組み。 いたってシンプルな構造 いかり

平時には横になっているゲート上を、車両や人が通行しても全く大丈夫なんだとか。 ウッドデッキにもできるし、イスなども固定できるそう。 これなら内湾地区の防潮堤の上に計画している1mのフラップゲート高をさらに増すことによって防潮堤の見た目の高さやを下げる事ができ、圧迫感の軽減につなげる事ができるんじゃないかなあって感じました。 新たに内湾地区の海岸線をを復旧していく上で、景観への配慮は必須です。 これは実際に使えるすごくいい技術だと思いますね。 実際にこの目で見てよかったです タイ

これから間に合うかどうかわかりませんけど、この新技術であるフラップゲートをもっと有効に利用していくべきだと思いました。 気仙沼市や宮城県の担当者の皆さん、よろしくお願いしたいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:44

2015年12月03日

123佐賀明神丸が上架に


気仙沼も日に日に寒くなって、秋を通り越してもう冬になったような感じがします。 10月に終漁となった三陸沖でのカツオ漁、そして今月に入るとサンマ棒受け網漁船の操業も終わりとなって、気仙沼の岸壁は係船準備をするサンマ船でうまってきましたね。 勝倉漁業の市場担当スタッフも、これまでの忙しい日々から一転オフシーズンを迎えようとしています もみじ

そんな中、今年のかつお漁を切り上げたのち焼津港で整備を進めていた123佐賀明神丸さんが気仙沼港に回航。 澤田造船さんに上架となって、勝倉漁業のスタッフも船と陸とに手分けしてのお手伝い 船

前日までは強風が吹き荒れて数日間上架が延期されていたので、この日の天候も心配でしたがなんとか上架日和となって一安心。 澤田造船さんにはまたお世話になりますので宜しくお願いします 親指

風がおさまったとはいえ外気温は相当に寒くて、造船所の現場での体感気温は厚着をしていても相当大変。 乗組員の皆さん方には、焼津からの回航そして上架作業と本当にお疲れさまです 花丸

順調に上架を終えた本船は、船体の清水洗浄や足場設置を終えると発注工事の再確認作業。 工事を担当する業者と船の責任者が実際の工事個所をひとつひとつ現場で確認しながらの打合せ タイ

年明けの1月半ばにはカツオ漁に向けて出港を予定している本船なので、澤田造船さんをはじめ工事にかかわる業者の皆さんには、安全第一にそして工期通りに作業を進めていただきたいと思います icon14

2年続けて10月に切り上げとなった三陸沖でのカツオ漁。 すべてのカツオ船が母港に帰ったなかで、こうして気仙沼の地でドック整備をしていただけるっていうのはすごくうれしいことですよね camera

123佐賀明神丸さんの上架工事がスムーズに進むよう、そして予定通りの出港が迎えられるように、勝倉漁業としても精いっぱいサポートしていきたいと思います。 関係者の皆さま宜しくお願いします face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 12:09

2015年12月02日

清水港でマグロ丼を食べたあと


台湾への出張から帰国して、息つく間もなく清水への出張です。 スーツケースの中身を国内バージョンに入れ替えて。。。 もちろん書類なども忘れないように再確認です train_a03

静岡県清水港は日本最大の冷凍マグロの水揚げ拠点。 今回は勝倉漁業の第88勝栄丸がオーストラリア西岸沖のインド洋で漁獲したマグロ類などを運搬船に洋上転載して搬入したものの値決め交渉 タイ

まぐろ類の販売が一年で最も盛り上がる年末を控えているだけに、今回の値決めも気合ばっちりで臨みます。 まずはそのまえに恒例の儀式。 そう、マグロを食べることですよね 食事


清水でもいろいろとマグロを食べ歩いているけれど、結局は河岸の市の「まぐろ安兵衛」さんに戻ってきちゃいました。 安定した品質と美味しさが魅力のお店なんですよね、ここは icon14

数あるメニューの中で何にしようかなと目を凝らせば、三色丼っていのが目について、清水港水揚げのマグロの赤身、駿河湾のアジ、そしてイクラののった豪華版の海鮮丼を注文。 一緒に行った方々は、まぐろづくし丼と海鮮丼をチョイス。 いつもは向かいの「おがわ」さんのほうが行列できているのに、今回は「安兵衛」さんが行列をつくっていたのにはちょっと驚きでした 花丸

美味しい三色丼をいただいてお店を出たら、偶然にも築地の荷受・第一水産の元部長さんにばったり会って・・・ お元気そうで何よりです。 引退されてからも清水にちょくちょく来ているとの噂は聞いていたものの、こうしてお会いできて本当に嬉しかったです。 これからもお体には十分気をつけて、私たちへのアドバイスなど宜しくお願いしたいと思います 親指

さあ、美味しいマグロをお腹いっぱい食べて、そろそろ仕事に向かうとしますか。 ここにきて赤身の相場が急上昇している事もあるので、みなさんそれぞれの値決め交渉を頑張りましょうね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 16:11