2017年11月30日
JR清水駅前の居酒屋で

冷凍マグロ類を専門に輸送する冷凍運搬船に、大西洋とインド洋で操業する勝栄丸での漁獲物を転載し、静岡県清水庫に運んできました。 ここ清水は冷凍マグロの国内最大の水揚基地です

インド洋で操業する第123勝栄丸、そして大西洋でのマグロ漁をおこなう第1勝栄丸と第7勝栄丸。 世界中の漁場でマグロ類を集荷して回る冷凍運搬船には、いつも本当にお世話になっています

漁船からマグロ類を集荷するだけではなく、燃料油や食料などの供給を依頼したり、船員の乗下船を頼むこともあって、遠洋マグロ漁船の活動にはなくてはならない船ですね

ミナミマグロやクロマグロを転載する冷凍運搬船には漁業管理機関が派遣するオブザーバーが乗船していて、申告通りの漁獲物であるか、書類がきっちりと整っているかなどチェックされるんです

今回の水揚げで今年の清水出張は最後となるので、取引先の皆さんと忘年会ではないけれど懇親会という事になりました。 JR清水駅前のおしゃれな居酒屋さんでの楽しい会合でした

以前お世話になった方が偶然にも同じお店で食事をされていて、途中から合流しての飲み会に。 昔の懐かしい話をしたり、いまの現状などをご報告したりで、あっというまに午前様近くに

取引先各社の皆さまには、ことしも本当にお世話になり有難うございました。 年明けの新年早々にもまた清水に来るかと思いますので、来年も引き続きどうぞよろしくお願い致します。 勝栄丸3隻分の水揚げ、お疲れさまでした。 年末年始のマグロ流通がさらに活況を呈すことを心から願っております

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09:41
2017年11月29日
南インド一番船の水揚げ

気仙沼とは違って、上着一枚少なくていいような暖かい朝。 絶好の水揚げ日和となった清水港です。 123勝栄丸がインド洋で漁獲したミナミマグロなどの水揚げが行われました

当日は123勝栄丸に続いて、第1勝栄丸と第7勝栄丸の水揚げも予定されていたから、お昼ご飯を挟んで午後まで一日中作業が行われるので、安全長靴にヘルメット着用での完全装備で臨みます

いま水産庁でおこなってるメバチマグロの科学的な調査、まぐろのDNAサンプル採取の協力依頼に快く応じて、提示された受諾書類にサインして、派遣された担当者と共に荷捌き台に上がります

インド洋、大西洋、太平洋と、メバチマグロは世界中ひろい海域に生息しているけれど、その資源は混じることがないみたいで、そのDNAも違うんだとか。 こうしてDNAサンプルを採取して、そのデータベースを構築することによって、フィッシュロンダリングなどの不正を防止することに役立てる模様

今季の南インド漁場で漁獲されたミナミマグロが日本に搬入されるのは本船が最初。 一番船での水揚げですね。 今年の南インドはどういう品質のマグロなのか、取引先以外の関係者、たくさんのギャラリーが見つめる中で、素晴らしい品質のミナミマグロが次々と水揚げされて。 本当にいいマグロでした

これから年明けにかけて、インド洋漁場から帰航する船が続々と出てくる時期になりますが、一番船となった本船のマグロの品質や価格などをこれから帰港する後続船の参考にして頂けたら幸いです

半袖でもいいんじゃないかと思うような暖かい天候のもとでおこなわれた勝栄丸各船の水揚げ。 この一年間、取引先の皆さまには本当にお世話になり有難うございました。 お世話様でした。 今年の清水出張はこれが最後なので、取引先の皆さまに一年間の〆のご挨拶をして清水をあとにしました

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09:37
2017年11月28日
数量限定「ミナミマグロ丼」ランチ

年末が近づいてきて、まぐろの流通も活況を呈してきました。 これからの忘年会シーズンやクリスマス、そして年末年始のイベントなど。 美味しいマグロがたくさん食べてもらえるといいですね

きょうは勝栄丸の冷凍マグロの水揚げのために清水港にやってきました。 大西洋で操業する第1勝栄丸と第7勝栄丸、そしてインド洋で操業する123勝栄丸の漁獲物など。 冷凍運搬船での搬入です

前日からの清水入りで、午前中に荷受の担当者を交えての綿密な打ち合わせ。 いまのマグロの流通や相場状況などについての情報交換。 値段交渉に向けての作戦会議っていうとこころかな





3隻分のマグロの値段交渉だから、決まるには結構時間がかかることも予想されるので、その前に腹ごしらえとばかりに清水港河岸の市にでかけてのランチとなりました。 清水はやはり暖かいですね

河岸の市そして隣接するマグロ館を散策しながら、何を食べようかと相談して。 中国からの団体客が館内にたくさんいて、そのマナーの悪さにちょっと顔をしかめる場面もありましたが、それでも清水の経済面にとってはきっとプラスに作用するのでしょうから、お店の方々も大目に見ているのかもしれません

私達といえば、久しぶりに「おがわ」さんのマグロ丼に意見がまとまって。 ちょうど数量限定のミナミマグロ定食があったから、ご飯を酢飯に、お刺身をどんぶりに盛り付けてとの特別オーダーにもお店の方が快くうけてもらって。 インスタ映えするようにねっていう注文も聞いて頂けたみたいです

ミナミマグロの値段交渉の前にミナミマグロを食す。 いつものルーティンでしたが、すごく美味しくて大満足なマグロ丼ランチでした。 午後からのマグロの値決めを気合入れて頑張りたいと思います

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07:10
2017年11月27日
ICCAT年次会合を終えて

10月にインドネシアのジョグジャカルタで開催された「みなみまぐろ保存委員会」CCSBTに続き、今月は大西洋のマグロ類の管理などを話し合う「大西洋まぐろ類保存国際委員会」ICCATが行われました

今年のICCAT年次会合の会場となったのは、モロッコのマラケシュ。 加盟国の持ち回りとなっているから、ヨーロッパやアフリカなど、大西洋や地中海の沿岸国で順次開催されるんです

そのICCATでの今回の最大の議題は大西洋クロマグロの漁獲枠増加について。 大西洋クロマグロはかつてその資源量を大きく減らした時期があって、ICCATにおいて厳格な資源管理が導入され大幅な漁獲削減を行ってきた結果、その資源量はV字回復を見せ、今回の増枠の議論に至りました

大西洋クロマグロと同様にミナミマグロについても、しっかりとした管理が徹底されてきたから、漁獲枠増加の方向性となったんですよね。 来年以降の大西洋クロマグロとミナミマグロの増枠が決定され、私たち遠洋まぐろ漁業者そして業界全体にとっても、望ましい方向性になってきたと感じています

一方で、資源悪化が問題となっている太平洋クロマグロは、漁獲枠を削減したり国内調整を行ったりしているけれど、漁獲超過や漁業調整がうまくいかず問題含み。 先日発売された雑誌FACTAの12月号にもこの太平洋クロマグロとその国内関係者などの混乱ぶりが詳しく報じられていて読ませて頂きました

すごく参考になるので、皆さんもぜひご一読を

ちょっと過激な記事にも思えるけれど、でもこれが事実なのでしょうね。 来年からはまた新たな管理方式が導入される太平洋クロマグロなので、この件については引き続き注目していきたいと思います

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09:15
2017年11月26日
祝!第8大功丸出港

前日までの曇り空から一変。 透きとおった青空も見られる秋晴れとなった週末の気仙沼です。 寒い事は寒いけれども、陽射しがある分だいぶ暖かく感じますね。 風もなく穏やかな天気です

先日おこなわれた遠洋マグロ漁船を会場にした勉強会では、出港直前の第8大功丸さんをお借りしての講習会でした。 数年前に竣工したばかりの船なので、どこもかしこもまだ新船同様ですね

その第8大功丸さんが新たな航海に向けての漁具・資材や餌料・燃料油などの積込み作業を終えて出漁体制が整い、大安吉日の日を選んでの出港となったので、出船送りに行ってきました

本船に到着すると、船首と船尾のマストに第8大功丸の大漁旗が風にたなびいていました。 社長さんや会長さんそして船頭さんにご挨拶。 ご家族の皆さんや取引先業者の皆さんもたくさん

気仙沼を出港すると南太平洋の漁場に向ける本船です。 第8大功丸さんのこれからの航海が、安航で大漁でありますようにお祈りいたします。 漁場では勝倉漁業の船もお世話になると思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。 船頭さんそして乗組員の皆さん、くれぐれもお気をつけて

大安吉日だけあって、時間を同じくして近海まぐろ船の出船も。 気仙沼つばき会さんが用意した大漁旗を手に、コの字岸壁から見送りました。 秋の日差しに照らされ海面がキラキラと輝いていました

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09:00
2017年11月25日
小学生のマグロ船見学会

朝方に雪がちらついて、積りはしなかったもののきりっとした冷たい空気に包まれた気仙沼です。 あと今年も残すところ1ヶ月ちょっととなってきて、きっちりと締めくくれるように頑張りたいと思います

気仙沼市立面瀬小学校の5年生の総合学習の一環で、毎年協力して開催している事業があります。 気仙沼に帰港中の遠洋まぐろ延縄漁船の見学会です。 ここ数年は勝倉漁業の第123勝栄丸を会場におこなってきましたが、今年は開催のタイミングがずれ、他船をお借りしての実施でした

今年の見学会の会場となったのは岩手県釜石の第53欣栄丸さん。 南太平洋で操業を終えたあと焼津港で漁獲物を水揚げし、基地港としている気仙沼に帰ってきた漁船。 小学生が総勢57名と引率の先生や市の職員の皆さんなど、大勢での見学会。 雪で滑らないように、準備万端整えてお迎えしました


私はお仕事の都合でちょっと遅れての合流。 すでに船内では何班かに分かれての船内見学が始まっていて、唐桑海友会の漁船員OBの方々が案内と説明役を担当して下さっていました

食堂に入ると、そこでは北かつ組合が準備したミナミマグロのお寿司を試食中。 粋な計らいに生徒さん達も大満足そう。 地元のテレビ局や新聞社の取材も入っていたので、遠洋まぐろ船見学会の様子はニュースや新聞記事で報道されるのでしょうね。 そちらのほうもチェックしてみたいと思います

気仙沼の基幹産業である水産業、漁船漁業やその関連企業などを勉強する授業っていうのは素晴らしい事。 地域の様々な事を勉強して、将来気仙沼に貢献する人材に成長してもらいたいものです

見学会に漁船を提供して下さった釜石の欣栄丸さん、ありがとうございました。 面瀬小学校の先生方や北かつ組合の職員、そして参加された業者の皆さん、寒いなかでの対応ほんとうにお疲れさまでした。 機会があれば、また勝栄丸を使ってのマグロ船見学会を企画したいですね。 宜しくお願いします

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08:58
2017年11月24日
一凛さんの「カツオ出し醤油」

師走が近づいてきて、忘年会や年末懇親会などの予定もたくさん入ってきました。 前日の懇親会では、ついつい飲み過ぎてしまって、なんか食欲もない、体調にも少しは気を付けないといけませんね

毎日毎日寒い日が続いている気仙沼なので、体調を気遣いながらあっさりとしたものでも食べたいなと思ってお昼に車を走らせると、なんと「ココサカエル」の一凛さんに暖簾がかかっているのが見えて

二カ月以上も前に一凛さんにおじゃました時には、10月いっぱいまでの営業で終わりなんですよって話していたのを思い出して。 何かの事情で仮設店舗の営業期間が延びたんですかね

理由はどうあれ、仮設商店街の「ココサカエル」がいつ営業終了になるかわからないから、ラッキーとばかりにお店に入って。 あっさり目のメニューの「カツオ出し醤油ラーメン」を注文です

ほんとシンプルなラーメン。 カツオのいい香りがしてきます。 麺もスープもそしてチャーシューやメンマも絶品。 前日に飲み過ぎた私にとっては、まさに最高の一杯でした。 ほんとうに美味いです

気仙沼の内湾地区に移転するって言ってたけど、本当にそうなればいいなと思いますね。 一凛さんのラーメンがお気に入りっていう人は結構多いのでは。 会社に近くなればなおさらいいですものね

前回の「ゆず塩ラーメン」も美味しかったけど、今回の「カツオ出し醤油ラーメン」もいい。 次に行ってみたらやってないかもしれないから、当分の間これが最後の一凛さんかもね。 体に優しい一杯でした

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08:35
2017年11月23日
連日の気仙沼港サンマ水揚げ

11月も下旬となって、本格的な冬がきたような気温が毎日続いている気仙沼です。 いつ降雪があってもおかしくはない、会社の営業車もすべてをスタッドレスタイヤにようやく履き替えました

今年8月下旬から開始された大型漁船によるサンマ棒受け網漁は佳境に入り、前半戦は漁獲数量の減少に苦労した船団も、ここにきてラストスパートとばかりに漁獲数量が多くなってきています

漁場は遠いけれど、多い時には一晩で50トン以上を漁獲する船もあり、ほとんどが二晩続けての操業での帰港。 気仙沼魚市場に入港したサンマ船がずらりと並んでの水揚げは圧巻ですね


夏場は生鮮かつおの入札で使用する第2売り場での販売。 船ごとにサンプルのサンマをタンクに入れて、電子秤を使ってのアソート確認の選別。 ロットによって大きさが違うのがよく分かります

比較的大きなサンマが多いロット、どうみても小さなサイズが主体のロットまで様々。 選別した結果とサンプルのタンクを仲買さんが交互に確認しながら、それぞれの入札単価を決めていくんです

その間にも岸壁ではサンマ船からの水揚げが続けられていて、乗組員の皆さんは合羽姿にねじり鉢巻きでの水揚げ作業。 沖の操業から戻って早々の水揚げ、皆さん本当にご苦労様です

今年残されたサンマの漁期は少ないのかもしれませんが、新鮮なサンマをたくさん漁獲して、少しでも水揚げ金額の増加につながっていけばいいですね。 操業各船の航海安全と大漁をお祈り致します

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09:26
2017年11月22日
メカジキのトマト鍋での懇親会

気温がぐっと下がって、真冬並みの気候となってきた気仙沼です。 市内のガソリンスタンドは冬タイヤへの交換をする車が行列をつくっていて、早めにタイヤ交換していてやはり大正解でした

こう寒くなるといつ雪が降ってもおかしくはないですから。 その寒さの中での岸壁でのお仕事を終えて、事務所に戻って温かいコーヒーを淹れてもらって一息ついて。 まぐろ屋での懇親会に向かいます

気仙沼市内の漁業会社ですすめているプロジェクト。 マグロ漁船のお仕事を改善していく事を目的に組織した会合です。 すでに完成されたものとの認識で日々行われているマグロ延縄漁業ですが、改革への取組をやめてしまったら進歩がない。 過去からの技術の伝承へ、一石を投じることができれば

数時間の現場での勉強会を終えて、冷え切った体をまぐろ屋特製の鍋料理が迎えてくださいました。 気仙沼一押しのメカジキを使ったトマト鍋。 まぐろ屋の鍋物で一番好きなメニューかもしれません

火を通してもその柔らかさが保たれるメカジキは、気仙沼ではしゃぶしゃぶやすき焼きなどでも食べることが多い食材。 もちろんお刺身やフライにしても美味しいですよね。 今回はお気に入りのトマト鍋がメイン。 お客さんもメカジキのトマト鍋に興味深々の様子。 とても気に入ってくれて良かったですね

北かつまぐろ屋田中前店での懇親会。 マグロのお刺身やメカジキのトマト鍋をつつきながら、地酒でのおもてなし。 これからプロジェクトを進めていく上で、すばらしい決起集会となりました。 今回の会合で勉強させてもらった様々な確認事項を、次からの検討会の議論に活かしていきたいと思います

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09:38
2017年11月21日
まぐろ船での勉強会に参加して

気温がグーッと下がったけれど、青空も見えてものすごくいい天気となった気仙沼です。 今シーズン一番の冷え込みかもしれませんね。 そんな中での岸壁でのお仕事、防寒対策をしっかりと臨みます

いま気仙沼のマグロ漁業界で進めている大事なプロジェクト。 その第4回となる会合でおこなう事になったのは、実際のマグロ漁船の船上にて、ひとつひとつの作業の流れなどを勉強すること

いま気仙沼に帰港中で、今週末に出航を予定してる村田漁業さん所有の第8大功丸をお借りしての勉強会です。 この字岸壁にシフトする本船を関係者一同が見守りながら到着を待ちます





開始予定時間から少し遅くなったけれど、着岸した本船に関係者が乗船しての勉強会開始。 配布された資料に沿って、マグロ船の漁労作業、一日の作業の流れ、人員配置などを確認していきます

マグロ船に長年乗船し、漁労長として指揮を獲ってきた船頭OBの方々にもお手伝い願って。 理解していたつもりでも、改めて個々の作業について説明を受けると、知らなかったことがたくさんあって

本当に勉強になりますね。 やはり実際の現場を経験してきた方々のお話しはとても勉強になっておもいろい。 甲板の次は凍結庫や漁艙内の作業の説明に移って、最後には船尾での投縄ラインの説明。 市の職員は最初から最後までビデオカメラで撮影していたので、いい資料になることでしょう

遠洋マグロ漁船の仕事を改善したいという想いは参加者みな一緒。 特に、マイナス60℃の超低温区画内での作業はたいへんな重労働だっていうお話を伺って、乗組員の労力が少しでも軽くなるよう、そして効率的で安全な作業となるように、これからいろいろと検討していかなければならないと思います

寒いなか対応して頂いた講師の先生方、検討会メンバーの皆さん、大功丸さん、お疲れさまでした。 簡単には結論が出ないのかもしれませんが、この検討会からいい結果が導きだされるといいですね

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09:06
2017年11月20日
かも川の「かしわ蕎麦」を頂いて

気仙沼の最高気温が5℃となって、真冬のような寒さになってきました。 気仙沼でも昨夕から初雪となって、積もることはなかったけれど早めに冬タイヤへの交換をおこなっていて大正解でした

このところ毎日のようにサンマ漁船がたくさん入港しては、盛漁期さながらの水揚げ量となっている気仙沼港。 それでも例年に比べると相当数量が下回っているのはほんとうに頭の痛い問題

どうしてもこれからお季節、気仙沼市場への水揚げ量が少なくなってくる時期。 近海まぐろ延縄漁船による水揚げが中心となりますが、近海巻き網船によるサバやイワシなどの青物に期待されています

今年も残すところあと40日たらず。 いま進めているプロジェクトがしっかりと形になって年を越せるように、更に緊張感をもって取り組んでいかなければならないなと感じる週末でありました

こう寒くなった時に食べたくなる一杯があります。 気仙沼のとなりまち、一ノ関駅までのちょうど中間点にあるお蕎麦屋「かも川」さんのかしわ蕎麦。 温かい天ぷら蕎麦もいいですね。 ご馳走様です

出張への行や帰りの道中に立ち寄っては、その時々の気分で注文する。 もうかれこれ20年以上も通っているのかも。 勝栄丸ブログに登場した回数もけっこうなものになっているんじゃないかと思いますね

かも川さんの「かしわ蕎麦」を頂いて、体も心も温かくなって、しっかりと仕事に臨みたいと思います

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08:41
2017年11月19日
太平洋クロマグロ問題の続報

資源悪化により、その管理体制が強化されている日本近海などの太平洋クロマグロ。 今年になって小型のクロマグロの漁獲超過が続々と発覚し大きな問題になっています。 その問題の続報です

水産経済新聞によると、水産庁は11月15日に開いた第27回太平洋広域漁業調整委員会の中で、定置網漁業などで太平洋小型クロマグロ枠の超過が発生している問題に触れ、定置枠の大幅な超過分については12月で管理機関が終了する大中型まき網の残枠(10月時点残枠616.4トン)を充てる考えがある事を明らかにしました。 ただ、「前管理機関でも沿岸が超過した。沿岸がしっかり取り組まないと超過する」とし、まき網枠利用には沿岸漁業管理の徹底が前提とくぎを刺した

太平洋クロマグロの資源管理の状況については例年の1.6~2倍の漁獲量で、このままの漁獲が続けば留保分をすべて取り崩しても日本枠を571トン超過すると説明。 様々な漁業種があって、それぞれの漁業実態がある中で、非常に難しい管理というのは分かるけど、またもや超過という事態は絶対に避けなければなりません。 獲れるものを獲らないことが資源管理の基本ですから

すでに枠を超過している沿岸や漁船漁業には強く操業自粛を、枠に達していない県の漁業者にも混獲のみの徹底や大量漁獲時の臨時休漁の実施を要請。 そして大中型まき網にもさらなる漁獲抑制を求めたそうです。 資源管理を進める水産庁としても非常に難しい対応となっているのがわかりますね

さらには、定置網による枠を超過した漁獲、水揚げ金については、協力金として他府県の定置網業者に配分する検討もおこなわれている模様。 配分って言っても、そう簡単ではない。 そもそも、枠の割り振りの方向性を間違ったのではないかとの意見もありますから引き続き注視していきたいと思います

資源回復で増枠傾向のミナミマグロと大西洋クロマグロとは対照的に、資源管理がうまくいかず資源悪化に歯止めのかからない太平洋クロマグロの問題に注目して、昨年から追い続けてきました。 資源回復には産卵親魚の漁獲を減らし、そして小型魚を獲らないことが理想。 大西洋などでの資源回復の成功例を参考にしながら、これからの資源管理の方向性を決めていってほしいと思います

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09:41
2017年11月18日
「サンマ」 41年ぶり10万トン割れか

今年8月下旬解禁となった大型漁船によるサンマ漁も、早くも3か月になろうとしています。 ロシア海域でスタートを切って公海漁場へと移動、そして三陸沖から銚子沖へと。 サンマの魚群が徐々に南下

全国さんま棒受け網漁協(全さんま)の集計によると、10月末現在の全国でのサンマの水揚げ量合計は、前年同期比48%減の4万5756トンで、近年最低だった昨年を大きく下回る水揚げペースだとか

北海道が36%減の3万1622トン、本州が63%減の1万4134トン。 金額では159億5340万円で、全国の平均単価は昨年に比べて50%高い3487円(10㎏あたり)となっている模様

報道によると、今期は昨年同様に終始とおい漁場と薄漁に悩まされ、サンマの小型化も大きな問題。 例年の盛漁期であれば北海道と三陸を合わせ1日あたり3000トン以上の水揚げが珍しくないが、今期は2000トン程度がやっと。 資源が悪化しているとの強い懸念があるとの見方も示されました

近年でいちばん水揚げ量が少なかったのは昨年のこと。 その数量は10万9600トンで、2015年も11万2300トンと低水準。 全体の漁獲量を24万トン水準に設定するサンマ漁にとって、3年続きの不漁は業界全体の大きな問題。 気仙沼の主要魚種であるサンマの水揚げ量の大幅減少に関係者一同頭を悩ませています。 ここにきて漁獲数量の伸びも見られることから、今後の盛返しに期待したいです

漁期終了までの合計で、仮に10万トンを割り込むことがあれば1976年(約9万8000トン)以来、41年ぶりとなるそうだ。 日本水域の外側、公海漁場で台湾船や韓国船、そして中国船などが大挙して操業している事も、日本水域への来遊量に大きく影響しているのではないかと思いますね

すでに国際管理魚種となった北太平洋・日本近海でのサンマの資源管理が、関係国の理解を頂きながら良い方向に進むのを願うばかり。 国際交渉も難しいですね。 これから時化も続く海域なので、各船にはくれぐれも安全な航海で、そして少しでも漁獲数量が上積みできるよう頑張ってほしいと思います

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10:40
2017年11月17日
北かつ組合でマグロ丼ランチ

11月も半ばになって、秋も深まってきました。 山沿いの地域では初雪が観測されたとのニュースも入ってきて、今週末には一段と冷え込み平地でも雪になるんじゃないかとの予報に、タイヤをはき替えて

例年よりも早いタイミングでの冬タイヤ装着。 最高気温が10℃を下回ってきたから、いつ雪が降ってもおかしくはないですから。 慌てないように準備万端整えて冬の到来に備えたいと思います

毎年年末におこなわれる北かつ組合主催によるマグロ販売キャンペーン。 今年は曜日の関係で、ちょっと早いかもしれませんが12月24日(日)の開催に決まりました。 昨日もお伝えしましたが、屋外での生鮮魚介類の販売が昨年は許可されなかったので、市内の屋内店舗を利用しての開催でしたが、屋外販売が解禁となり今年はJA南三陸「菜果好」さんの一角をお借りしての特設会場で行う予定

開始時間や販売内容等につきましては、後日お伝えしたいと思いますが、毎年購入して下さるお得意様、そして多くの市民の方々に美味しいマグロをお届けしたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします

北かつ組合での午前中いっぱいかけての定例会議。 協議事項や報告事項などもりだくさんの内容でした。 そして午後の会議の前にみんなでランチタイム。 北かつまぐろ屋のマグロ丼ランチです

メバチマグロの中トロに赤身、そしてビンチョウなど。 組合員みんなでいただくマグロ丼は格別の美味しさですね。 年末販売キャンペーンまではもう少し時間がありますが、しっかりと準備を整えて、当日お客様にご迷惑をおかけしないよう、そしてイベントを楽しんでいただけるように企画していきたいと思います

今年の後半戦は新しいプロジェクトの仕事で大忙しの勝倉漁業でした。 今年あと1ヶ月半を充実した仕事ができるように気を引き締めて頑張っていきたいですね。 皆さんどうぞ宜しくお願い致します

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09:07
2017年11月16日
屋外での生鮮魚介類の販売解禁

最高気温が10℃を下回り、山沿いの地域では雪との予報も聞かれるようになってきた気仙沼です。 朝からキリっとした空気に包まれています。 冬タイヤに履き替えるタイミングかもしれませんね

来月に開催される毎年恒例の年末マグロ販売イベント「北かつまぐろキャンペーン」は、昨年は屋外での生鮮魚介類の販売が許可されなかったことによって、屋内の会場をお借りしての開催でした

それと同じ理由で、気仙沼唐桑で毎年開催されてきた「リアス牡蠣まつり」、昨年は開催見合わせになったけれど、今年は屋外での生鮮魚介類の販売が許可され、例年同様の開催で盛り上がったとの事

多くの市民が心待ちにしている行事なので、開催にこぎつけることができて本当に良かったですね。 北かつまぐろキャンペーンも、いまのところJA南三陸「菜果好」特設会場で行う予定なので、日時や販売内容の詳細が決まったら勝栄丸ブログでもお知らせしたいと思いますので、皆さん宜しくお願いします

一昨年だったでしょうか、唐桑の牡蠣の加工場を訪問しては視察させていただいたのは。 唐桑の自然豊かな海で育てられた新鮮な牡蠣を、熟練の手さばきで剥き身にする技を目の前で見せて頂きました。 そして帰りには食べきれないほどの牡蠣をお土産に頂いて。 またあの牡蠣を食べたいなあって

今年の唐桑の牡蠣まつりには、仕事の関係で行くことができなかったけれど、来年はぜひ足を運んでみたいと思います。 これからの季節、唐桑産の牡蠣を使った様々なお料理を楽しみたいですね

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08:49
2017年11月15日
浜離宮が一望の会議室にて

週明け早々に、先週に引き続いて東京への出張となりました。 ここ数か月間、いちばんに力を入れて取り組んでいるプロジェクトがようやく形になってきて、その打合せ等のための上京です

日かつ漁協、そして水産庁での打合せ。 関係者が一堂に関しての資料説明など。 修正に修正を加えてきた資料に対して、さまざまなご意見などを伺って。 さらにしっかりと対応していかなければ

そして、会場を築地市場にほど近いオフィスビルに移しての会議。 眼下には浜離宮が一望に見渡せる絶好のロケーション。 12階建てビルの最上階にある会議室を準備していただきました

この日はちょうど取引先企業グループの創立記念日。 グループ企業全体が休日となっているそうだけれども、私たちのスケジュールに合わせて休日返上での対応をして下さったのかなと思います

これまでの進捗状況を振り返っての説明や、課題となっている事項などについての意見交換や方向性の確認など。 あっという間に時間が経ってしまって、気が付けばもうお昼時間を過ぎていて

浜離宮を見渡せる素晴らしい環境下での落ち着いたお仕事。 以前の事務所は虎ノ門だったけど、高級ホテル並みの設備とセキュリティーを兼ね備えた素晴らしい環境でお仕事ができて最高でした

これから気仙沼に帰って、今回頂いた宿題に頭を悩ませることになると思いますが、前向きな事業そして毎日なので、こうした仕事はすごく楽しい事でやりがいを感じるところです。 関係者の皆さまには、いろいろとお手数おかけしますが、このプロジェクトがうまく進むよう、ご協力の程どうぞ宜しくお願いします

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08:30
2017年11月14日
築地市場の岩佐寿司さんへ

豊洲市場移転まであと1年を切った築地市場です。 今月に予定されている勝栄丸のまぐろの水揚げに向けて、先週に引き続いての打合せのためにここを訪れました。 勝倉漁業の役員と共に

気仙沼も相当寒くなったけど、早い時間帯に東京について、なんだ同じくらいの気温じゃんって思ったら、陽が高くなるにつれてぐんぐんと気温が上昇。 汗ばむほどの陽気になって、コートを着てこなくて正解でした。 半袖でもいいくらいって言えば大げさかもしれないけれど、シャツ一枚でもいい感じです

東京築地の大手荷受会社・東都水産の代表取締役社長。 昔からお世話になってる先輩ともいえる方が、先週末に突然の辞任劇。 築地市場で大きな話題になっていて、すごく衝撃的でした

東証一部上場企業の東都水産。 任期途中での出来事。 いったい何があったのか、これからいろいろとリサーチしてみたいと思います。 勝栄丸ブログで詳細をお伝えできるかどうか。。。

築地市場での打合せを終えて、市場内の岩佐寿司さんにお昼ご飯に行ってきました、 予約して行ったから、スムーズに入店できて。 いつもの親方おまかせにぎりを注文して。 ほんとご馳走様です

いつ食べても最高の満足感を提供してくれる岩佐寿司さん。 豊洲市場にもお店を移転するそうなので、新しい市場になってもこの素晴らしいお寿司を味わえるのかと思うと嬉しくなっちゃいます

毎回毎回ついつい食べ過ぎてしまう。 今回もお腹いっぱいに最高のお寿司ごちそうさまでした

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07:18
2017年11月13日
遠洋かつお船「第38勝栄丸」出港!

発達した低気圧にともなって、先週末の三陸沖は大時化模様。 気象庁からの暴風と高波に関する気象情報を基に警戒勧告が出されて、気仙沼港への避難入港の船で湾内がぎっしりうまりました

三陸沖でのカツオ漁はすでに終了となっているけれど、南方海域での操業を終え焼津港での水揚げをおこなった第38勝栄丸が、活き餌の補充と燃料補給などのために気仙沼港に寄港となって

ちょうど大荒れの天候と重なったから、湾内に艫付けしての厳戒体制での週末でした。 太いもやい綱を何重にもとって。 もちろんアンカーは必須ですね。 でも気仙沼港内にいればまず安全ですから

週末の大荒れの天気が過ぎ去って、昨日の日曜日は曇り空で寒いながらも出港日和の天候となりました。 朝9時に船員が集合しては出港のスタンバイ。 船頭さんが乗船してもやい綱が外されます

ここまで順調な航海を重ねてきた遠洋かつお一本釣り漁船の第38勝栄丸さんです。 これからの南方海域でのカツオ漁が、大漁に恵まれて、安全な航海を重ねられますようにお祈りいたします

来年3月までカツオ漁が続く本船です。 航海を終えて帰郷した際には、ゆっくりと沖のお話などお聞かせ願えればと思います。 船頭さんや乗組員の方々のご健勝とご活躍を願いながら見送りました

「お見送り有難うございました。頑張っていってきます」との船頭さんの声が、スピーカーから聞こえて。 気仙沼に帰ってきた際には、地酒でも飲み交わしたいですね。 船頭さん、頑張ってきてください

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07:58
2017年11月12日
出張からの「まるき」直行

東京での仕事を終えて、朝早い時間帯の新幹線で気仙沼に。 午後から会議の予定も入っているから、出来るだけ早く帰らないとと帰路につきました。 このところ出張が多いけど頑張り時ですね

気仙沼への道中、今日のお昼は何がいいかなって考えながらの運転。 そうだ、しばらく食べていないから「まるき」さんのラーメンにしようと決めて、開店にあわせて到着の勢いで直行です

気仙沼の「まるき」さんに到着したのは11時半をちょっとすぎたあたり。 それでも駐車場はいっぱいで、別の場所に車を止めてお店に入ると、もうすでに1回転目は席が埋まっていて並んで待ちます

皆さん同じこと考えているんですね。 15分ほど待って席に案内されて、迷わず「煮干しそば」を注文。 煮干しだしがガツンとくる濃厚スープに中太麺。 一度食べたら癖になるっていのはこれの事でしょう

必ずといっていいほど、知り合いの人がいる。 毎日のように通っている人もいるかもしれません。 いつもお世話になっている知り合いに挨拶したりお話をしているうちに、煮干しそばが出来上がって

やっぱ、待っても食べる価値がありますね。 ちょっとずつバージョンアップして、工夫を凝らしながらさらに美味しくなっている「まるき」さんのラーメン。 これからも楽しみにおじゃましたいと思います

出張帰りからの直行での「まるき」さん。 今回も美味しいお昼ご飯を有難うございました。 これからも気仙沼市民の胃袋をギュッとつかむような、そんな一品をほんと期待しています。 ごちそうさまでした

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10:23
2017年11月11日
123佐賀明神丸が今季最後のカツオ水揚げ

先月末の勝栄丸ブログで「気仙沼港のカツオ船が全船終漁に」を掲載しましたが、123佐賀明神丸がカツオを釣って気仙沼に戻ってきました!

とは言っても、今回が本当の今季最終航海。 南の海域で前々日に釣り上げたカツオを約600㎏ほど。 4㎏~5㎏といった大型のカツオが中心で、三陸沖のカツオとはちょっとサイズが違うけど、久しぶりのカツオの水揚げに早朝の魚市場は市場スタッフや関係者などで盛り上がりました

最終航海を終えた乗組員の顔も安堵の表情。 水揚げ用のブルータンク一つ分のカツオを水揚げした本船は、係船場所の確保のために早々に魚市場の岸壁を離岸。 もやい綱をとる作業のために、問屋スタッフも内湾に車で移動、本船を追いかけます。 気温がグーッと冷え込んで、とても寒い朝です


偶然にも内湾奥のコの字岸壁のスペースがが空いていたから、横付けに着岸できて。 今週は三陸沖が大時化の模様なので、ほとんどのサンマ船は港内に避難しての天候待ちでの待機中です

機器類や船体整備の打合せを終えると、本船の乗組員はそれぞれの故郷に帰っていきます。 あとは気仙沼の業者の皆さんが本領発揮する場面。 しっかりと工期通り進めて頂きたいと思います

思いがけないタイミングでの123佐賀明神丸の入港。 そして気仙沼にとっては正真正銘の今季最後のカツオ水揚げとなりました。 先日お知らせした生鮮かつお水揚げ日本一の第83佐賀明神丸に次ぐ優秀な成績で航海を終えた本船です。 船頭さんをはじめ乗組員の皆さん、本当にご苦労様でした

これから生鮮カツオの各船は、ストーブリーグっていうか、来年の航海に向けての乗組員の編成がおこなわれていきますね。 とりあえず、乗組員の皆さんには、ゆっくりと休んでいただきたいと思います

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09:17
2017年11月10日
祝! 第83欣栄丸が出港

朝方はとても冷え込んだけれど、日中はだんだん暖かい気温になってきた気仙沼です。 でも風がすごく強くて、三陸沖を操業しているサンマ船などは港内に戻ってくる。 乗組員の皆さんご苦労様です

大安吉日の午前11時。 岩手県釜石の第83欣栄丸さんが出港するとの情報をお聞きし、会社のスタッフとともに出港の見送りに行ってきました。 暖かいながらも時折吹く風がほんと強い日です

本船に到着すると出港前のスタンバイ中。 まずは社長さんと専務さん、そして取引先の皆さん方などに順に挨拶を交わして。 濱幸水産の鮮やかなブルーのスタッフジャンバーが皆さん似合ってます



気仙沼「つばき会」の皆さんによる出船送りイベントももう恒例行事となりましたよね。 欣栄丸の出港にもつばき会の皆さん方がかけつけては、大漁旗を振ってのお見送り。 本船の前で記念写真です

出港直前の時間帯になって、唐桑中学校の生徒さんたち約120名が到着し本船の前に整列。 船頭さんや乗組員を前にして応援団による激励のエール。 船頭さんも気合が入った事でしょう

遠洋マグロ漁船、サンマ船、そして沖底船とぜんぶで16隻もの漁船を擁する欣栄丸船団です。 日本一の漁業会社といってもいいかと思いますね。 出港式では神主さんによる神事に続いて、社長さん専務さん船頭さんがそれぞれに挨拶。 すごく感動的な挨拶でした。 私も見習いたいです

乗組員のご家族、取引先の業者さん、唐桑中学校の生徒さん方などが小旗を振って見送るなか、軍艦マーチで盛大に出港する本船。 今航海から指揮を執る新しい船頭さんのもと、健康に気を付けて頑張ってください。 第83欣栄丸さんの安航と大漁をお祈り致します。 出港おめでとうございました

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09:02
2017年11月09日
来年移転の築地市場にて

来週からモロッコ・マラケシュで開催される大西洋マグロ類国際保存委員会(ICCAT)の対処方針説明会のあと、築地市場に移動してのミーティングとなりました。 今年何度目の築地市場でしょうか

門前仲町からだと大江戸線で一本。 築地市場駅で下車し朝日新聞本社前の出口から地上に。 朝日新聞社屋前の歩道には、抗議活動をしているたくさんの方々。 朝日新聞ならではの光景です

気仙沼とは違って東京は上着一枚少なくていい気温。 汗ばむほどの陽気です。 もう11月なのにね。 すでに午後の時間帯になっていたから築地市場は仕事帰りの人が多く見受けられて

その中で荷受会社の事務所棟に向かいます。 これから運搬船で清水港に搬入するマグロ類の販売などの打合せ。 築地市場でのマグロの売れ行きや浜相場の推移などを確認しました

来年10月に豊洲市場への移転が予定されている築地市場なので、いまの場所での営業はもう1年もないんですね。 20代前半の頃に働いた場所だけに、思い出がいっぱいで寂しいような気もします

それでも新しい豊洲に移転したら、そこはまた最高の環境なのでしょう。 あと何度、築地市場に足を運べるかわからないけれど、最後の築地市場をしっかりと記録と記憶に残しておきたいと思います

打合せを終え帰る頃にはもう市場内は人が引けて閑散とした状態。 波除神社を参拝しては、勝栄丸各船の安航と大漁を祈りました。 来週もまた近くに来る予定なので、時間があれば寄りたいですね

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09:19
2017年11月08日
会議後のザーサイ担々麺

スペイン・カナリア諸島LasPalmasへの出張から気仙沼に戻ってすぐ、会議のためにまた東京へ。 時差ボケがまだなおらないから、体調も万全ではないけれど、しっかりと対応したいと思います

来週からモロッコのマラケシュで開催される大西洋まぐろ国際保存委員会(ICCAT)。 大西洋におけるマグロ類の漁業管理を行ってる国際漁業機関で、今年の主要議題はなんといっても東西水域のクロマグロ漁獲枠の増加。 厳格な資源管理をおこなってきた結果、その資源量は大きく回復しました

ICCATに出席する水産庁の担当官、日かつ漁協の幹部の皆さん、そして大西洋でのマグロ漁に関係する漁業者が一堂に会し、ICCATに臨む上での対処方針などを皆で確認しあいました

ICCATに出席される皆様方には、日本としての漁獲枠を最大限にすべく精一杯頑張ってほしいと思います。 政府代表そしてパネル2の議長さん、いい結果を期待しています。 宜しくお願いします


ICCAT年次会合に向けての事前説明会が終わってのランチタイム。 会議がおこなわれた日かつ漁協のお隣にある担々麺のお店「東京担担麺本舗ゴマ屋」さんに、北かつ組合の職員を誘って入店

さすがに暑い夏場には食べる機会がなかった辛い麺。 11月といっても気温が高めで暑いくらいの気温となった東京だけど、久しぶりに食べたくなって「ザーサイ担々麺」を煮たまご付きで注文

白いワイシャツに汁が飛び散らないように紙エプロンを装着して準備万端。 水じゃなくってジャスミンティーがでてくるあたりがオシャレです。 店内はジャズが流れていて、素敵な麺屋さんですよね

久しぶりに食べたザーサイ担々麺はやはり美味かった。 ハンカチを持ってきてなくて、流れてくる汗にはちょっと困ったけど、控えめな辛さがちょうどいい感じですね。 会議のあとの絶品担々麺でした

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08:14
2017年11月07日
6年越しの企業IR説明会

11月になって朝晩の冷え込みがますます厳しくなってきた気仙沼です。 もうすでに暖房も必須で、あたたかい鍋ものなどの登場頻度も多くなってきましたね。 今年もあと2か月を切りました

週明けのきのう、気仙沼市内のホテルを会場にして、取引先金融機関主催によるセミナーとIR説明会が開催されて出席してきました。 会場には市内の企業経営者の方々が100名ほど。 まずは人材派遣会社パソナによる人材確保に向けての勉強会。 短時間ではありましたがすごく勉強になる内容でした

そして金融機関による企業IR説明会。 実はこのIR説明会は6年前に計画されていたもの。 東日本大震災当日の3月11日の夕方に開催する予定だったものが、あの大震災に見舞われ延期に。。

私も大震災当日はスーツを着ていたのを覚えています。 なんで普段着慣れぬスーツ姿だったのかと思えば、この会に出席のためだったんですね。 その当時はそれどころじゃなくて、場合によっては命にも関わるような経験をしたから、IR説明会のご案内をいただくまでその事をすっかり忘れていました

会場入口で金融機関幹部と行員の方々が勢揃いでのお出迎え。 そしてIR説明会に続いての懇親会。 テーブルをまわりながらいつもお世話になっている皆さん方にお酒を注ぎながらのご挨拶。 金融機関の幹部の方々ともいろいろなお話ができて、すごく有意義な時間を過ごさせて頂きました

気仙沼の震災被害からの復旧復興は、徐々に進んではきているもののまだまだ道半ば。 取引先や金融機関の皆さまのお力をお借りしながら盛り上げていかなければならないと思いますので、こんご尚一層のご支援・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。 出席された皆さま、お世話様でした

6年越しのIR説明会、ご盛会おめでとうございます。 またこういう機会を是非つくって欲しいですね

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09:13
2017年11月06日
第1勝栄丸がLasPalmasに寄港

今年7月末に大西洋の漁業基地スペインLasPalmasを出港し、中部大西洋でのメバチマグロ漁をおこない、漁場を北に移しアイルランド沖でのクロマグロ漁を終えた勝倉漁業の第1勝栄丸が帰航

約1ヶ月ぶりにLasPalmas港に戻ってきました。 今航海から本船の指揮をとる船頭さん、そして先航海に引き続き頑張ってくれている乗組員の皆さん、インドネシア船員もほんとうにご苦労様でした

今年のクロマグロ漁場は大荒れの時化の日が多くて、思うような操業もできなかったと思いますが、大漁に恵まれての寄港で船頭さんもホッとしているのではないかと思います。 お疲れさまでした!

私はラスパルマスへの出張から日本に帰ってきたばかり。 本当であれば第1勝栄丸の入港を出迎えて、乗組員の労をねぎらうところですが、日本での予定も詰まっていて後ろ髪を引かれる思いで帰国しました。 船頭さん、そして乗組員の皆さん本当にご苦労様でした。 無事の到着でなによりです

先日のNHKの番組「ドキュメント72時間」でも取り上げられたラスパルマス港。 外国でありながらも港では日本語が通用する日本漁船の基地港ですね。 すごくいい番組だったなあと思います

そのラスパルマス港での滞在は数日間の予定ですが、燃料油や餌料・食料の補充はもちろん、乗組員の皆さんが少しでも休養できますように、現地関係者の皆さんには対応宜しくお願いします

今季のクロマグロ漁を終えた日本漁船が次々と入港しては漁場に向け出港していく。 現地スタッフの皆さんにとっては一年でいちばん忙しい時かもしれません。 本船の皆さんにもよろしくお伝えください

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13:47
2017年11月05日
街の情報誌「浜らいん」最新号届く

大西洋でのマグロ漁に向かう第7勝栄丸の出港をスペイン・ラスパルマス港で現地関係者と共に見送って、帰国の途に就きました。 グランカナリアからマドリッドまでの国内線、そしてフランス・パリのシャルルドゴール空港を経由して羽田空港まで。 乗り換え時間を含め約24時間の旅程でした

時差ボケがおさまったかなと思ったらもう帰国になったので、体調が戻るのには少し時間がかかりそうだけど、週明けの仕事開始までにはしっかりと調整していきたいと思います

気仙沼に戻ってすぐに会社に。 文化の日を含め日本は3連休なので、勝倉漁業のスタッフも事務所には出ていなくて、すごく静かな事務所で出張中のさまざまな打ち合わせ内容などを振り返りです

ふと机の上を見ると、気仙沼の情報誌「浜らいん」の最新号が届いているじゃありませんか。 隔月で発行される「浜らいん」は、港を中心とした気仙沼のいろいろな情報を発信しているんです

今回の特集記事は歴史訪問・大島地域です。 気仙沼入り口に浮かぶ離島の大島ですが、念願だった大島架橋が架設完了となって、もうすぐ陸続きになる。 気仙沼市民にとってはすごく大きな出来事。 浜らいん11月号で紹介されているのは、その大島の歴史。 こういう文章としての記録は初めて目にするものなので、貴重な資料としても大きな意義があるんじゃないかと思いますね

それと「浜らいん」といえば、勝倉漁業の123勝栄丸を5年前に建造した時に特集号を組んでいただきましたね。 次にまた新船を建造する時にも、ぜひまた特集記事として取り上げてほしいと思います

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07:29
2017年11月04日
83佐賀明神丸が5年連続日本一達成!

今年の気仙沼でのカツオ水揚げシーズンも終わりを迎えて、高知や三重、宮崎のカツオ船団がそれぞれの母港に帰っていきました。 来年また気仙沼でお会いできるのは5月・6月頃になるのでしょう

毎年繰り広げられるカツオ一本釣り漁船約50隻による水揚げ高日本一を争うレースが今年も決着。 5年連続で高知の第83佐賀明神丸さんがその栄誉を手にしたとの事、本当におめでとうございます

地元の高知新聞によると、【明神水産(高知県幡多郡黒潮町)が所有する近海一本釣り船「第83佐賀明神丸(149トン)が10月27日朝、約9か月ぶりに同町の佐賀漁港に帰港した。 同社によると、同船の今年のカツオ・マグロ類の漁獲高は約4億7300万円で、一本釣りでは5年連続の日本一が確実という。 同船にはインドネシア人実習生を含む24人が乗船し、1月24日に出港した。 千葉県の勝浦漁港と宮城県の気仙沼漁港を拠点に、カツオを中心に水揚げ。 漁獲量は約1350トンだった。 昨年より漁獲高は約6000千万円少なく、漁獲量は100トン多かった。 午前6時半、船が入港すると、家族や同社社員らが「お帰り」「元気にしよったか」と出迎え。 日焼けした漁師らも満面の笑みで再会を喜んだ。 明神学武漁労長(43歳)は、「他船の情報や潮の流れなどから見つけたポイントを目指しても、カツオがいないことがあった。 各船とも苦戦していた」としながらも、「大きいサイズは少なかったが、かといって全体的に小さいわけではない。 肉質は久しぶりに良かった」と漁を振り返った。】との記事が掲載となって

船頭さんをはじめ乗組員の皆さんには、今年も本当にお世話になりました。 そして今年も日本一が達成できて、そのお手伝いができましたこと、ほんとうに嬉しく思います。 また来年も宜しくお願いします

今シーズンのカツオ漁を終えて母港の黒潮町に戻った本船です。 オフシーズンでは、プライベートな時間をご家族の皆様方とゆっくり過ごして頂き、来年の漁に備えてほしいと思いますね。 この9ヶ月間お疲れさまでした。 正月明けには例年通りのご挨拶に伺えればいいなと計画しています

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08:25
2017年11月03日
NHKが LasPalmasでマグロ船に密着

大西洋で操業する日本漁船の基地港、スペイン・カナリア諸島のLasPalmas港。 今回は3年ぶりでの渡航となりました。 日本との時差9時間が表すように、そうとうに遠い場所ですよね

そのラスパルマスに入港する日本漁船を追った番組が放映されるとの情報を現地で聞いて。 NHKのドキュメント72時間「スペイン・カナリア諸島 マグロ漁師の短いバカンス」っていう番組です

放送は11月3日の午後10時50分からの30分番組。 現地関係者の話によると、NHK取材班が9月下旬に現地入りし、北大西洋でのクロマグロ漁に向かう前の遠洋マグロ漁船を定点観測したものだとか

NHKの番組情報によると、【日本から1万キロ離れたスペイン・カナリア諸島。 9月。 島の港に日本籍のマグロ漁船が寄港する。 北大西洋での漁を控え、船の修理や給油を行うのだ。 漁師たちが心待ちにしているのは、数ヶ月ぶりに降り立つ地上でのバカンス。 島には深夜まで楽しめる飲食店も充実。 ハードな海上生活を送る漁師たちにとって、旅の疲れを癒せる貴重な時間となっている。 日本や世界の漁師たちが寄港してから再び海に出るまでの3日間に密着する。】 という番組内容です

船によっては取材がダメだったり、そのシーン・シーンで撮影許可を求めたりと、けっこう難しい対応でしたよとの事。 私達の仕事の舞台LasPalmas港がどんな感じに映し出されているか楽しみです

勝栄丸ブログをご覧の皆さま。 記事の中で登場するLasPalmasっていう港を写真などでしか見ることはないと思うけれど、今回のNHKの番組は貴重なコンテンツなので、ぜひご覧になってみて下さい

日本の遠洋マグロ漁船が海外の基地港でどのような仕事をしているのか、皆さんにもご紹介できるチャンス。 私も保存版として録画予約したいと思います。 現地スタッフがどんな感じに紹介されるのかも楽しみですね。 今回お世話になった方々もたくさん登場すると思いますからね。 お見逃しなきように

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00:07
2017年11月02日
第7勝栄丸がLasPalmasを出港!

北大西洋アイルランド沖での今季のクロマグロ漁を終え、大西洋での漁業基地・スペインLasPalmasに入港しての補給作業を行っていた勝倉漁業の第7勝栄丸。 出漁準備も整ってマグロ漁に出航です

今回の入港では3泊4日の滞在。 輸出向けの漁獲物を陸揚げしたり、これからの延縄漁で使用する餌料を積込んだり、食料品や燃料油を補給したりと、さまざまな港湾作業が行われましたね

それでも作業的にはそう時間がかかるものでもなかったから、乗組員の皆さんに十分な休暇を与えられたのではないかと思います。 日本人船員やインドネシア船員達もゆっくりできて満足の表情

私としては3年ぶりのラスパルマスで、港は変わってなくても様々なルールが変更になったり現地関係者の顔ぶれが新しくなっていたりと、時間を感じさせるものがありました。 本船の滞在中にはいろんな要件をお願いしては、スタッフにお手数おかけしたと思います。 ほんとうにお世話様でした

本船と同じようにクロマグロ漁を終えた日本船も多数入港中。 同じ気仙沼の千代丸さんが2隻、青森の正進丸さん、三重の長久丸さん、そして高知の合栄丸さん。 船頭さん方にご挨拶させて頂きました

グランカナリア島LasPalmas港を出港した本船は一路、中部大西洋のメバチマグロ漁場を目指します。 来年5月まで続く本船のマグロ漁が、安航で大漁でありますよう、船員の皆さん宜しくですよ

船頭さんをはじめ乗組員が健康であるようにと、出港する直前の本船のブリッジ内で神棚に手を合わせて祈りました。 僚船の皆さんにもお世話になるかと思いますが、どうぞ宜しくお願い致します

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06:55
2017年11月01日
本場のスペイン料理を堪能

北大西洋でのクロマグロ漁からスペインの漁業基地・ラスパルマス港に帰ってきた第7勝栄丸。 そのアテンドと打合せのために3年ぶりの渡航となりました。 ようやく時差ボケもおさまってきました

スペインへの輸出向けの漁獲物を朝から水揚げで約3時間。 そのあとで事前に手配していた延縄漁に使用する餌料などを積込んで、気が付けばもう夕方に。 取引先の社長さんからお誘いをうけて、スペイン料理のレストランに出かけることになり、船から直接に車で向かいます

以前にも何度か行った事のあるお店。 店内の一番目立つところには、大容量のワインセラーが。 さすがはワインの国・スペインですよね。 これだけのストックがあるのも人気店ならではです







赤ワインを注文してまずは乾杯。 定番の生ハムをつまみながら、どんどんワインが進みます。 取引先の社長さんはモーリシャス生まれの方。 ラスパルマス在住かれこれ35年なんだって

英語にフランス語にスペイン語、そしてアフリカの言語も堪能。 中国語はちょっとわかるけど、日本語は全く話せないので、英語とスペイン語のミックスでの会話。 3時間の食事会があっという間でした

社長さんお勧めのシーフード料理。 アサリの生、岩ガキに岩塩をかけてレモンを絞って。 最高に美味いです。 そして海老のアヒージョや白身魚のソテー、タコとジャガイモのグリルなど。 一緒にでかけた船頭さんや船長さん、そして若い乗組員もスペイン料理の美味しさに大満足の様子でした

スペインを基地にして操業しているだけあって、乗組員の語学力は相当なもの。 若い乗組員も幹部船員を見習って、これからどんどん語学力もアップしていくのでしょうね。 すごく期待しています

お食事に誘って頂いた取引先の社長さん。 美味しい料理と楽しい時間を有難うございました

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06:37