2012年06月30日
門仲で見つけた気仙沼

東京門前仲町での会議のあとの懇親会。週末の金曜日なのでどこも混んでて、15名以上の大人数が急に入れるお店がなかなか見つかりんません。
そうだ、いつもの「笑笑・門前仲町店」なら・・と思いつき、ようやくOK。「笑笑」は外食産業大手のモンテローザが展開する居酒屋で、居酒屋市場で売り上げトップなのだそうだ。
チェーン店の居酒屋さんだけに、定番メニューがいろいろ。 んんんn「復興支援するぞ!キャンペーン第6弾」っていうメニューが。なんだこれはって、手に取ってみると、

よくよく見てみると、左下に気仙沼の酒蔵「男山」さんの商品が出ているじゃありませんか。それも、菅原社長の写真付きで。ちょっとびっくりしておもわず携帯で

「日本酒でみんなを元気にしたい。全国からたくさんの応援ありがとうございます。「日本酒は人と人、人と産地をつなぐもの」と肌で感じました。様々な思いで飲まれる皆様のために、心を込めて醸した美味しい日本酒を気仙沼の元気とともにお届け致します」っていう社長のコメントも
いですね。こういう企画って

おいしいマグロのお刺身と気仙沼の地酒。みなさんにも味わっていただきたいですね。
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13:05
2012年06月29日
船主協会総会

宮城県北部船主協会の通常総会がおこなわれました。
船主協会は気仙沼の遠洋近海かつお・まぐろ漁業をおこなっている船主が中心となって組織している団体で、保険・労務・安全指導など、重要な役割を担っています。
総会では、待ったなしの問題になっている船員確保についての議論となりました。
船舶職員などの幹部船員をいかに確保するか、これから中心選手となっていく若い船員の乗船をいかにして進めていくのか。これまでの常識にとらわれない対策が必要になってきているのではないかと思います。
古い法律に縛られている漁業界。将来を見据えた規制緩和や実態にそくした運用の改正なども実現していかなければなりません。問題山積ですね。
今回の通常総会で役員改選がありました。
会長の福徳漁業・亀谷寿朗社長が退任され、新会長に村田漁業の村田憲治社長が選任されました。副会長は光洋丸の鶴本正輝社長と福洋丸の斉藤徹夫社長。
新しい顔ぶれでのスタートです。がんばっていきましょう!
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09:00
2012年06月28日
びんちょうの塩麹焼き

気仙沼にある料理屋さん「宮登」
内湾近くにあったお店が被災したので、内陸の田中前に移転して営業中です。
先日おじゃました時に出された、びんちょうの「ハラス」の塩麹焼き。香ばしくて、風味があって、とてもおいしい焼き物ですね。塩麹で素材の良さが引き出されていると思います。
ちなみに「ハラス」とはカツオやびんちょうのお腹・腹の部分。気仙沼ではハラスで通じます。居酒屋さんなどではハラス焼きってメニューに書いてあるほどの定番商品です。

宮登さんの看板メニューの「鍋料理」
この日は「アジのつみれ鍋」でした。珍しく気仙沼で揚がった新鮮なアジ。これを使ったつみれ鍋。醤油ベースの優しい味で、ダシがよくきいていて、ほんと美味しいお鍋です。
女将さんが、締めにラーメンでもいかがですかとの誘惑に、もちろん、残ったスープにラーメンを入れていただきました。これはかなりウマいです。ほんと満足の食事会でした

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15:39
2012年06月27日
新造船契約!

きのう6月26日大安吉日
いま計画している遠洋まぐろ延縄漁船の新造船について、新潟造船㈱との造船契約に調印いたしました。将来に向けた新しいプロジェクトのスタートです

建造するマグロ船は最新鋭の設備を備えた439トン型の船。
今年9月に着工、来年3月進水 そして来年6月に完成引渡しの予定です。

勝倉漁業の新造船建造は、平成16年に竣工した第1勝栄丸(439t)以来となります。
当時よりも建造船価がだいぶ高くなっていますね。
いろいろな造船所がある中で、やっぱり新潟造船さんで建造してよかったと思える素晴らしい出来栄えの船を期待しています。建造が始まるのがほんと楽しみです。
新潟造船さんの持つ技術力そして信頼。
総力を結集していい船ができるように、宜しくお願いします

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09:57
2012年06月26日
気仙沼漁協総会

気仙沼漁業協同組合の通常総会がおこなわれました。
昨年の震災以降、魚市場再開に向け懸命に取組み6月28日に初水揚げを行うことができました。その後段階的に取扱い魚種を増やし、昨年度の最終的な取扱数量は280,602トン、金額では83億8121万円となりましたが、対前年比数量で29%減、金額では38.8%減となったとの報告がありました。

震災以降、職員数を93名から46名にと大幅な削減をおこなうなど、運営コストの削減に取り組んできましたが、最終的に2億4000万円もの損失を出す厳しい結果となってしまったようです。繰越損失金と合わせ464百万もの金額となります。
今年度からの10年計画で立て直しを図っていく事が確認されましたが、気仙沼港の復旧・復興が進んでいない現状からみても計画の遂行は簡単ではありません。
漁協だけではなく、買受人・冷蔵庫・問屋、そして関係するすべての人々が漁船誘致等に積極的に協力して、なんとか目標を達成できるよう頑張っていかなければならないと思います。
今年度は気仙沼漁協の真価が問われる年となりそうです

それにしても、例年通りの豪華な総会・・・
こんなに大変な状況なんだから、総会は魚市場の大会議室でおこなってもよかったんではないでしょうかねえ。お土産なんかも必要ないと思います。
総会にお金をかけないで、その分をほんとうに頑張っている職員に少しでも配分してもいいのではなかったかと、ちょっと思いました。
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09:26
2012年06月25日
ダイバー作業

きのう、気仙沼に入港した三重県のかつお一本釣り漁船「安市丸」さん。
びんちょうを満載しての今期初入港です。
本船からの電話で、気仙沼港の入り口で海中に漂っていた何かがプロペラにひっかかったかもしれないので調べてほしいとの連絡により、急遽ダイバーを手配して確認作業を行っていただきました。

幸いにも何事もなかったようで、作業はすぐに終了。お疲れ様でした。
今回潜っていただいた方は、現在気仙沼でダイバー作業をしていただける唯一の方。
貴重な存在です。
以前、近海マグロ船が海中の瓦礫でプロペラを損傷した事故がありましたが、航路以外の海中にはまだまだたくさんの瓦礫があることが確認されていますね。
まえのように安心して出入りできる気仙沼港にしてもらいたいものです。
今回はなにもなくて、とりあえずホッとしました。
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14:17
2012年06月24日
復幸マルシェと・・・

気仙沼の鹿折地区につくられた仮設商店街「復幸マルシェ」
久しぶりに行ってみたら規模が倍以上になっていました。いろいろなお店が入っていて、ほんとにちょっとした商店街のような感じです。みんさんそれぞれに一生懸命がんばっていますねえ

復幸マルシェの一角にある手打ちうどんの「団平」さん。これからの季節は冷やし団平うどんがおススメですね。それから、ボリュームたっぷりの天丼。久しぶりに天丼を食べました。甘じょっぱい天つゆとの相性も抜群。ちょっと豪華な昼食でした。


復幸マルシェのまわりは、大津波とその後の大火事で被害の大きかった地区。道路だけは嵩上げ工事が行われて仮復旧してはいますが、ほとんど手つかずで何も進んでいない印象。

陸上に打ち上げられたままになっている大型の巻き網漁船が痛々しく残されていて、休日には多くの観光客の写真スポットになっています。ちょっと複雑な心境です。
気仙沼市では付近を大津波の記憶を伝えていく公園として整備する計画のようですが、市民のなかでも被災した漁船を残すことについて賛否両論があるようで、地元紙でも取り上げられていました。
復幸マルシェの賑わいと、まわりのエリアの静かさが対照的な印象を見せています。
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13:37
2012年06月23日
新幹線開業30周年

最近、東北新幹線がめちゃくちゃ混んでます。
JR東日本の岩手ディスティネーション・キャンペーンをおこなっているというのが大きいんでしょうね。観光客と見られる団体さんがたくさん。それと、東北新幹線開通30周年記念だそうで、気仙沼の玄関口・一関駅では記念イベントがおこなわれていました。

新幹線がホームに到着すると、揃いの衣装での太鼓演奏の大音量がお出迎え。そして新幹線改札口では観光パンフレットと名物の和菓子のプレゼント。そして正面玄関前では、写真でご紹介している一関の無形文化財「ししおどり」の舞。
駅全体が観光客を大歓迎しているようで、とても盛り上がっていていいですね
東北新幹線開業30周年ですか。なんかもっと前からあるような気がします。東北地方はいいところがたくさんあるので、もっともっと遊びに来てほしいですね

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20:51
2012年06月22日
日かつ漁協総会

きのう東京で日本かつお・まぐろ漁業協同組合の通常総会が開催されました。全国からの漁業者、そして大勢のご来賓のみなさん、マスコミ関係者の方々が出席されました。
総会をもって退任された堀内専務さん、そして勝倉副組合長。長い間ほんとご苦労様でした。新たに役員に選出された豊本専務さん、そして亀谷寿朗さん。ご指導方宜しくお願い致します。
石川組合長のあいさつの中で、かつお・まぐろ業界はいろいろな問題を抱えているが、ここにきて続々と新船建造の動きが出てきたことは将来に向けての明るい光。この光をさらに大きなものにしていきたいとのお話がありました。まさにその通りだと思います。
総会に出席して、こういうたいへんな時だからこそ、業界・関係者が一丸となって、知恵を絞りながら前向きに動いていかなければならないと改めて感じました。
みなさま、今期もよろしくお願いします。
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18:18
2012年06月21日
盛漁期対策会議

まもなく、近海カツオ漁の盛漁期を迎える気仙沼港
今年の水揚げ体制について話し合う盛漁期対策会議が気仙沼魚市場でおこなわれ、買受人、冷蔵庫、問屋、製氷・製箱業者、運送業者等々が一堂に会しました。
震災によって被害を受けた魚市場岸壁の復旧工事も始まっている為、例年に比べて接岸場所が狭いながらも、例年通りの4隻同時水揚げですすめる方針などについて説明がありました。水揚げ体制・販売方針などは例年と同様です。
工場が復旧していない買受人に配慮し、市場内での箱詰め出荷作業も許可されることになり、とりあえず生鮮出荷については問題なくおこなえそうですね。
魚市場後背地でトラックヤードの整備も行っているので、出荷作業に伴う車両の混雑も緩和される方向に行くのではないかと期待しています。
気仙沼の受け入れ準備は万全です

あとはカツオ船の入港を待つのみ。1日もはやく、たくさんのカツオ船が気仙沼港に入港し水揚げして欲しいですね。 三陸沖のかつおが食べたくなってきました。
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09:54
2012年06月20日
台風で避難勧告

昨日から今朝にかけて、東北地方を通過した台風4号
気仙沼も昨日の夕方から厳戒態勢で、夜8時にはエリアメールが一斉送信されて、市内で浸水等が予想される地区に避難勧告がだされました。
避難勧告のエリアメールを受信したのは初めてだったので、ちょっと身構えましたが、大きな被害もなく無事通過していったようです。
いまはもうすでに、いい天気です

地盤が沈下して冠水しやすくなっている気仙沼の沿岸域。例年以上に注意しなければなりませんね。こんな荒れた天候のときは沿岸に近づかないのが一番です。
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10:37
2012年06月19日
びんちょう漁

近海かつお一本釣り漁船のびんちょう漁が順調です。
漁獲数量もそこそこまとまっているし、価格も例年に比べて10%以上高い。
漁船側そして買受側ともに「缶詰原料」としての取り扱いですね。サイズは中型の7㎏~10㎏が中心。徐々に脂がのってきた感じです。依然としてかつおが少ないので、漁船側はしばらくの間はびんちょう漁で稼ぐことになりそう。
今日から明日にかけて上陸する台風。漁場が沖合なので操業には支障がないのか、入港避難するカツオ船は少なく、気仙沼の港は比較的静かな状態。この台風で漁場が北寄りになって気仙沼中心の水揚げにならないでしょうかねえ
台風一過、漁場や入港先に変化があるか…注意深く見守っています。
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16:00
2012年06月18日
まぐろ屋の試食会

先週金曜日、宮城県北部鰹鮪漁業組合(通称北かつ)の運営する「北かつまぐろ屋」の新商品試食会があり参加してきました。
新鮮な冷凍まぐろを使った北かつまぐろ屋のお昼のどんぶりは、定番のまぐろ三色丼を始め、まぐろ漬け丼やいくらまぐろ丼、海宝丼などバリエーションも豊富に楽しめます。

さて、今回の試食会では、もう一つの顔である「夜の部」のメニューをいただきました。私のおすすめは、一人でも楽しめる小鉢各種(380円~)です。まぐろのぶつ切りや山かけ、まぐろ納豆の他、頼みやすく食べやすいサイズの商品が多くありました。

また、もちろん定番のお刺身の盛り合わせや、メカジキのステーキ、まぐろカルパッチョ風、まぐろハラス焼き、まぐろ串揚げなどの他、鳥のから揚げ、フライドポテトなどメニューも豊富にありますので、気がついたらお腹がいっぱいになってしまいました。
あ、料理各々のボリュームは結構ありますので頼みすぎには注意してくださいね

(。。。知之)
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14:16
2012年06月17日
大漁の123佐賀明神丸

日曜開市の気仙沼魚市場。早朝の4時30分。高知県黒潮町の123佐賀明神丸が入港し水揚げを行っていただきました。びんちょうが主体で、かつお、メバチ、黄肌など合計でなんとなんと97トン。大漁です!


船から1尾づつ水揚げされた魚はベルトコンベアーで送られて氷水が入ったタンクに投入、フォークリフトで計量・陳列されます。3段に重ねられたタンクはまるで青い壁のよう。みるみるうちに市場の荷捌き場がいっぱいになりました。
メバチマグロは大きいものでは40㎏以上のサイズ。こんな大きなメバチマグロも一本づつ釣り竿で釣り揚げるのですから、大変だったでしょうねえ。ほんとお疲れ様でした。

水揚げを終えた佐賀明神丸さんは、資材などの積込みを終えて餌場経由で一路漁場へと出港しました。次航海も大漁で安全な航海でありますことをお祈り致します

ありがとうございました m(__)m
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10:29
2012年06月16日
うまいマグロ!

東京・門前仲町と言えば、日かつ漁協の本部があるところなので、しょっちゅう訪れる街です。今日ご紹介するのは富岡八幡宮の参道近くにあるお店「富水」さん

昼間はお魚屋さん。夜は居酒屋さんになるというちょっと変わったお店です。

魚屋さんだけあって、いろんなお魚料理があって、どれも新鮮でうまい。
注文した刺身盛りには、まぐろとかつおがドーンと盛り付けられていました。メインのマグロは脂がのっていて色がほんと素晴らしく、そしてカツオは今が旬の初鰹のタタキ。
素晴らしいマグロだったので、どこのマグロ?って女将さんに聞いたら、「生じゃないよ、バチマグロだよ、バチマグロ。やっぱり冷凍じゃなきゃダメだね。生じゃこの色はでないよ」と嬉しい解説が返ってきました。
さすが冷凍マグロの良さを知っているお魚屋さんの女将さん。こんなに美味しいメバチマグロを、もっとたくさんの方に食べて欲しいですね。
超人気店の富水さん。昨日も会社帰りのお客さんでいっぱいでした。
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14:08
2012年06月15日
カツオ船シーズン到来か!

気仙沼魚市場に約一週間ぶりにカツオ船が入港しました。
入港したのは三重県の18清福丸さん。今期気仙沼初入港です。
びんちょう(トンボ)など70トンを水揚げしていただきました。


かつお一本釣り漁船の水揚げもなかなか本格化しませんが、土曜日・日曜日も入港予定が入っているそうで、徐々に盛り上がってきましたね。
カツオの漁が少なく、魚体も小さ目が中心なのが気になりますが、水温が暖かくなるにつれ例年のように見事な型のかつおが揚がってくれることでしょう。
ようやく気仙沼にも、カツオ船のシーズンが到来したようです

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23:22
2012年06月14日
魚町のTP+1.8m

気仙沼市魚町の計画基準道路高TP+1.8mの看板が設置されました。
震災前の道路より嵩上げされている現在の仮設道路ですが、それよりもさらに70~80cmも嵩上げされる計画のようですね。
以前魚町にあった勝倉漁業の本社社屋。社屋前の歩道と比べると、目線の高さくらいまで嵩上げになるイメージでした。TP+1.8mはわかっていたものの、予想以上の嵩上げレベルに驚きました。

このTP+1.8mを基準として沿岸域全体が嵩上げになる。
写真の道路、民有地を含めて、かなりのレベルで嵩上げになるので、嵩上げ後の街の様子がまだイメージできません。暮らし続けている方もいるので、嵩上げ工事も大変かと・・・
先日、気仙沼の内湾地区(魚町~南町)の再開発についての協議会が始まりました。
市民が安全に暮らせる街、そして多くの人々が再び集う街になることを期待しています。それには、これまでの街並みの再現・復旧ではなくて、大胆な発想・取組みがあってもいいのかなと思います。
気仙沼の復興の象徴となるように

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09:03
2012年06月13日
室根スカイツリー

気仙沼のとなり町にある室根山。標高895m
気仙沼の徳仙丈に続いて、山つつじが満開だそうですね。
山頂に登ってきた勝栄丸乗組員OBの方が写真を届けてくれました。
その写真データのファイル名が「東京スカイツリーよりも高い室根スカイツリー.jpg」になってたんで、思わず笑っちゃいました


私はまだ登ったことがありませんが、山頂からは気仙沼湾が一望できるそうです。
気仙沼徳仙丈のつつじも見事ですが、室根山のつつじもかなり素晴らしい感じ。勝栄丸ブログでご紹介した徳仙丈のつつじと合わせ、ご覧いただければと思います。
http://shoeimaru.da-te.jp/e495760.html
東京スカイツリーよりも高い 室根スカイツリー

いちど見てみたいですね!
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10:32
2012年06月12日
気仙沼でのサメシンポ

気仙沼と世界のサメ漁業を考えるシンポジウムが開催されました。
気仙沼市や気仙沼漁協などが主催したこの会合。非常に珍しいテーマでのシンポジウムですね。日本でのサメ水揚げの約90%を占める気仙沼ならではの企画だと思います。
高級食材として知られる気仙沼ブランドの「フカヒレ」だけではなく、サメの身は練り製品の原料として、そしてサメの皮や中骨まで利用されている気仙沼の水産業や、サメ漁業の現状についての報告があり、
そして出席のパネラーからは、世界のサメ資源、サメ規制の状況、そして今後の取組むべきポイントなどについての提言があり、とても参考になる会合でした。
世界中の海に分布し、多くの種類があるサメ。 気仙沼でおこなわれているような、サメの魚体をすべて有効に利用する取組や情報発信が今後ますます重要になっていますね。
パネラーからの一言 「世の中は善意の視点だけではなく、悪意の視点もある・・」
こういう指摘を肝に銘じながら私も日々情報発信していきたいと思います

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17:46
2012年06月11日
岸壁不足深刻化

( 写真 : 橋脚だけが残っている気仙沼魚市場南側岸壁跡地 )
気仙沼で漁船が接岸できる岸壁の不足が深刻化している。
昨年は震災で壊れた岸壁をなんとか我慢しながらそのまま使用してきたので何とかなったが、しかし今年これから岸壁の修復工事が一斉に開始される予定なので、工事する区域の岸壁が使用できなくなる模様。
ただでさえ手狭になった岸壁がさらに狭くなり、昨年よりも係船場所に困る状況が見えてきた。岸壁の復旧は急ぎたいが、現実的な問題が内在するジレンマ。
これからの時期、近海かつお船、巻き網船の入港、そしてサンマ船の艤装が始まり近海マグロ船切り上げの時期、加えて遠洋マグロ漁船の帰港も。気仙沼港が1年で最も漁船で混み合うシーズンを迎える。
岸壁の復旧工事を急ぐのはわかるが、工区・工期を調整するなどして、特に繁忙期の接岸場所確保に支障の無いようにように進めてもらいたいと思う。
それと、係船や仕込み作業に商港岸壁を使わせては頂けないものだろうか・・・
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11:13
2012年06月10日
昭栄庵さん

気仙沼では結構有名な「昭栄庵」さん
気仙沼AEONの向かい側、ユニクロのとなりにある小さなラーメン屋さんです。
昔、市内の中山通りにあった「ごんべいラーメン」のおばちゃん達がはじめたお店で、私たちにとっては学生のころから食べなれた懐かしの味。
写真の味噌バターラーメン(650円)、そして味噌バターチャーシュー(750円)が一番人気。最近はカロリーが気になりだしたので、もっぱらチャーシューなしの味噌バターを注文しています。

ここの濃厚味噌ラーメンは他では食べることができない味なので、気仙沼にお越しの際はぜひ一度試してみてください。ほんとうに美味しいと思いますよ。
お店は二人だけで切り盛りしていて、特にお昼時は混んで時間がかかることが多いので、ちょっと時間をずらすと待たずに食べれると思います。
おススメのお店紹介。気仙沼のグルメ情報でした

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10:19
2012年06月09日
絆・マグロ缶詰

きのうお伝えした「食と漁を考える地域シンポジウム」の懇親会
いろいろな料理が並ぶテーブルの一角、最も目立つ場所におかれた缶詰。。。 なにかなぁ???って手にとってみたら、なんと宮崎海洋高校から贈られた手作りのマグロの缶詰でした!
缶詰にはオリジナル・ラベルが貼ってあり、気仙沼に向けての、生徒さん一人一人の心のこもったメッセージ入り。ちょっと感動です。

聞けば、宮崎海洋高校の修学旅行の航海実習で、例年であれば沖縄に行くところが、今年は被災地を巡るツアーを企画したそうです。
気仙沼漁協に贈られた壁一面の寄書きと、メッセージ入りのマグロ缶詰。
海で繋がる絆を感じました。
宮崎海洋高校の生徒さんの目には、気仙沼のいまがどのように映ったんでしょうね
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12:16
2012年06月08日
食と漁を考える集い

気仙沼で「食」と「漁」を考える地域シンポジウムが開催されました。
震災の壊滅的な被害からの復旧がなかなか進まない気仙沼にあって、昨年かつお水揚げ日本一をなんとか15年連続達成することができ、今年はなんとしても16年連続との思いも込めて行われた会合です。
パネラーから現状の課題や今後の方向性についての報告・お話しのあと、気仙沼の女性を代表して6名の方がそれぞれの思いを語りました。
なかでも、勝栄丸ブログで以前にご紹介した唐桑で養殖業を営んでいる菅野さんの涙ぐみながらのお話しにはグッとくるものがありましたねえ。なんとか頑張ってほしいです。
過去記事:http://shoeimaru.da-te.jp/e477347.html

シンポジウムのあとは、気仙沼の食材を使った料理の試食会
カツオやマグロのお刺身、さんまのお寿司やつくだ煮、めかぶ、イカの塩辛、メカジキのフライ。。。 そして気仙沼が誇るサメの身を使った料理、ふかひれスープなどなど。食べきれないほどたくさんのお料理が並んでいます。

サメの身を使ったお料理は地元でもあまり食べることがありませんが、サメの麻婆豆腐、サメの竜田揚げetc、驚くほどクセがなくて、おいしいお魚でした。

もちろん、気仙沼の握り寿司も。
魚市場前の「ゆう寿司」さんと鹿折の「新富寿司」さんの親方が腕を振るいます。どちらも被災してお店がなくなってしまいましたが、なんとかがんばって再開していただきたいですね。
そのお二人が握る気仙沼のお寿司。左からメカジキの炙り(ポン酢がけ)、かつお、メカジキ、そしてマグロの軍艦。どれもこれも美味しくて、お二人の気持ちがこもっていて、特別に美味しいお寿司でした。
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
11:07
2012年06月07日
初水揚げ600トン!

きょう、近海かつお一本釣り漁船が気仙沼に今季初入港!
なんといきなり、15隻で600トンを超える水揚げをおこなっていただきました


水揚げされたのは、カツオではなくてビンナガ。通称:びんちょう、業界用語ではトンボと呼ばれることが多いマグロです。トンボの羽根のような細長い胸鰭が特徴なのでこう呼ばれています。


びんちょうの身は柔らかく、白~薄いピンク色をしていて、あっさりした味のマグロです。今日のは薄っすらと脂がのっていて、いかにも美味しそうでした。市場職員の朝ごはんに水揚げされたばかりのびんちょうの刺身が出たそうで、ニコニコしながら「うまかった~」と話してました。 ほんと、食べたくなってきました!

水揚げを終えた各船は、一路餌場に向け出港。
今回は台風避難での入港ということもあったと思いますが、本格的なカツオ漁のシーズンが早く到来することを期待しています。
各船が大漁で安全な航海ができますように

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17:55
2012年06月06日
かつお初水揚げ

きょう気仙沼魚市場に待ちに待った初がつおが水揚げされました

水揚げしたのは静岡県の巻き網運搬船「第58浜平丸」さん。 北緯34度 東経141度 の銚子沖で漁獲した51トン。きのう漁獲したもので通称「新物」のカツオです。


水揚げされたカツオのサイズは1.5㎏~1.8㎏の小型の物が中心でしたが、久しぶりのカツオの水揚げとあって注目度は抜群。入札相場も高値での落札となりました。

たくさんの仲買さんや市場関係者だけではなく、テレビや新聞社などの報道各社が取材にきてて、お祭り騒ぎのような感じ。気仙沼市と気仙沼漁協によるウェルカム・セレモニーもおこなわれ、今年もかつおシーズンが始まったなあって感じた瞬間でした。
16年連続かつお水揚げ日本一を目指す気仙沼。
ことしも順調に水揚げが行われるといいですね

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
22:39
2012年06月05日
世界地図きたぁ

勝倉漁業の気仙沼上田中事務所に、ようやく世界地図が到着っ!
私のつくえの後ろに取り付けてもらいました

市販の世界地図を加工してもらって、船の位置を示すマグネットがくっつくようにしてあります。各船の操業位置が一目でわかるように。。。 やっぱり、世界地図がないとねえ。漁業会社には

この事務所に引っ越ししてから、早いもので1年以上が過ぎました。日に日に書類や備品が増えてきて手狭になってきましたが、贅沢を言えばきりがないので、もう少しここで辛抱・辛抱。
先日、壁に取り付けた所有船の写真に続き、今日ようやく設置できた世界地図。事務所の作業環境がまた一歩前進したようです

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
17:52
2012年06月04日
今週も・・・

気仙沼市の復旧・復興についての説明会が今週も行われました。
漁港区域拡大エリア内への水産加工施設等の集積についてのお話しです。対象となる南気仙沼と鹿折地区の地権者を集めてそれぞれに開催されました。
漁港区域を拡大することで、公共事業予算で土地の嵩上げを行って、水産加工場などの集積地にしたい考え。両地区合わせて30haほどの土地に、40万㎥~45万㎥の土を入れ、着工から嵩上げ完了まで1年以上かかる計画で、来年秋の完成の見込みだそうです。
対象エリアの買取基準単価も示されました。
漁港区域拡大エリア内はようやく具体的に動き出した感がありますが、一方まわりのエリアへの対応がまったく見えてこないので、両者にものすごく差が広がっているのも事実。なんとかならないでしょうか
公共事業で嵩上げや区画整理を急ぎ行う対象地域に対して、なんの手当も予算措置もないまわりの地域。復旧・復興が一部の地区だけに偏らず、市内全体が同じように発展できるようにしてもらいたいものですね。
どのように対応すればいいか。。。 んん~、悩みます

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15:58
2012年06月03日
寿司の旨さはマグロにあり

ローソンの店頭で見かけたポスターです
最近はコンビニでもお寿司が買えるようになったんですねえ。
それにしてもこのフレーズ「寿司の旨さはマグロにあり」。。。いいフレーズですね~ なんか、マグロのお寿司が食べたくなってきました

ローソンのHPを見たら、いろんな種類のお寿司があるんですね。でも、もうちょっとマグロのお寿司の割合をあと1~2貫増やしてくれると最高なんですけどね。
このマグロには4つのこだわりがあるそうです。
水揚げから生産までの一元管理。「超低温帯」の専用流通網。とことん鮮度にこだわって。さらにサイズにもこだわり。自慢のマグロに仕上げているそうです。
こんど一度食べてみようと思います

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
13:54
2012年06月02日
最新鋭の遠洋まぐろ漁船

清水港に接岸中の第1長久丸さん
先日三保造船で竣工したばかりの出来たてほやほやの最新鋭マグロ漁船です。
興味深々で内部を見せていただきました~


アルコールスラリーアイスの凍結システムや省エネ設備、快適な居住空間など、いろいろなアイデアが詰め込まれた船。 なるほど!!!っていうところがいっぱいあって、とても参考になりました。
長久丸の皆さま、ありがとうございました m(__)m
やっぱり新造船っていいもんですね。。。
作業甲板では餌や漁具の積み込み作業中。6月3日の出港に向けて準備作業も大詰めです。出港前の確認などに大忙しの様子でした。
第1長久丸さんの航海の安全と大漁をご祈念申し上げます

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:35