宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2018年03月31日

インマルサットFXの説明会


遠洋マグロ漁船における通信環境は、以前と比べて相当進んだものになっていて、昔であればFAXや音声通話が主体だったものが、いまは陸上と同じようにメールでの情報交換が中心になっていて 船

その通信環境のもととなるのが、インマルサットという衛星を使った通信です。 その通信衛星も第3世代から第4世代へ、現在の第5世代から近いうちには第6世代へと変わっていく。 通信速度もだんだんと高速化されて、従量制から定額制へとそしてブロードバンド化へと移行してきています 音符

新たにサービスが開始されたインマルサットFXについての説明会が気仙沼で開催され、インマルサット社そしてフルノ電気とJRCの担当者によるプレゼンテーションが行われ出席してきました マイク

新たに利用される周波数帯でのグローバル衛星ブロードバンドサービスのGX。 従来提供されてきたインマルサットFB。 船舶用にGXとFBを組み合わせて提供するのがFXというサービスなんです icon12

これまでの従量制にかわり、通信を使い放題の定額制。 高速回線を使って陸船間の通信ができることから、洋上の通信環境を大きく変えるものであるのは確かで、乗組員の福利厚生にも一役買うことも期待されていますが、そのネックは高額な月額利用料。 なんと1ヶ月2500ドルもするんです。 GX機器導入にかかるリース料も加えると月額で30万円以上にもなるから、簡単には導入に踏みきれませんね 汗

陸上ではギガ単位の通信容量を格安で使える環境が整備されているので、インマルサット衛星通信もなんとか安くならないものなのでしょうか。 安くなれば一気に導入する船舶が増えるはずですから icon14

降雨や降雪によっても通信が不安定になるというGX。 そのバックアップ機としてのFB。 料金面も含めて考えれば、もう少し様子を見ながら検討していくのが利口かと。 ある意味とても勉強になりました 若葉

これから来年にかけて建造する勝栄丸の新造船にも、インマルサット通信システムをもちろん導入していくけれど、どういう通信環境がベストの選択なのか、じっくりと時間をかけて考えてみたいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:32

2018年03月30日

インドネシア料理の週替りランチ弁当


気仙沼も連日のように暖かい日が続いて、まさに春の陽気になってきました。 東京ではもうすでに桜が満開を迎え、お花見などで街にくりだす人も多いんじゃないかなあと思います。 気仙沼の桜はまだ蕾の状態だけれども、このまま暖かい日が続けば、もうじき開花になるかもしれません sakura

こう暖かい日が続くと花粉症が気になる。 昨年まではたいして気にならなかったんですが、今年になって一気に花粉症デビュー。 2~3週間は市販薬で我慢していたけれど、ついに耳鼻科に行ってきました 汗

この時期はおなじ花粉症で苦しんでいる人が多いのか、新しく完成したばかりの気仙沼市立病院の耳鼻科は患者でいっぱい。 2時間は待つよって言われたから、一旦会社に戻ってデスクワーク タイ

時間に合わせてお昼前に病院に到着したけれど、結局診察開始は13時半頃。 会計をすませて病院を出たのは14時半と、お昼ご飯を食べ損ねて低血糖になりそうでした。 お腹を空かせて出社したら、会社のスタッフが気をきかせてアンカーコーヒーマザーポート店の週替わりランチをテイクアウトしてくれてて 音符

アンカーコーヒーを展開しているオノデラコーポレーションさんは、勝倉漁業に延縄漁の餌料などを納入してくれている大切な取引先。 その社長さんが気を使ってお弁当にして持たせてくれた週替わりランチをありがたく頂いて。 研修に来ているインドネシア人留学生のレシピでのお料理なんだそうです 食事

ナシゴレンやサテなど、本場そのもの、いや本場以上に美味しいインドネシア料理でした。 ナシゴレンもサテも大好きなメニューなので、空腹の私にとってすごく嬉しいプレゼントを堪能させて頂きました 花丸

今週末までマザーポート店で食べることができるから、弁当じゃない週替わりランチも食べに行ってみようと思います。 もちろん差入れして下さった社長さんへの感謝の気持ちも忘れずに、ですよね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:22

2018年03月29日

祝! 気仙沼中央ICが開通


仙台からの海岸線に沿って整備を進めてきた三陸自動車道の大谷海岸から気仙沼までの7.1kmがついに開通! 気仙沼市民待望の気仙沼市内への三陸道の延伸を心から喜びたいと思います クラッカー

今回開通となったのは、気仙沼の南側、大谷海岸ICから気仙沼中央ICまで。 2018年度内には、一部の区間を残し仙台までそして仙台空港までが高速道路でつながることになりますね 花丸

震災では、海沿い・沿岸を通る国道が津波の被害によって分断されて、支援物資の輸送や車の往来に大きな影響がでました。 もう二度と東日本大震災みたいな災害は起きてほしくはないけれど、この三陸道がこれからの気仙沼・三陸沿岸地方の命の道になるということは確かなんだと思います タイ

そしてこのインフラ整備によって人や物の動きも活発になる。 気仙沼の交流人口を増やして経済や観光面からの三陸復興の起爆剤としても大いに期待されます。 魚市場を抱え水産業が基幹産業の気仙沼にとっては、メリットも大きい反面、産地間競争が激化する事への対処ももちろん必要ですね 船

自宅からも至近距離にできた気仙沼中央ICから大谷海岸ICまでを試走。 同じような考えで完成した新しい道路を走ってみたいという市民が多いためか、最後の2㎞くらいは大渋滞になっていて(笑) !

2018年度中に完成する残りの区間、そして気仙沼湾を横断する架橋、大島へ陸路で渡れる鶴亀大橋、見る見る間に新しい交通網が出来上がりつつありますね。 これまでは陸の孤島と言われ続けてきた気仙沼がいま大きく変わろうとしているその瞬間に立ち会うことができてすごく幸せな気分です 音符

開通式典では、衆議院議員や県知事、気仙沼市長さんや県議会・市議会の皆さんなど、たくさんのご来賓によるテープカットでした。 気仙沼市民が待ちに待った三陸道の開通、本当におめでとうございます face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:36

2018年03月28日

一時、ひかり回線が不通に


年度末も今週を残すのみとなって、何かと気忙しい感じがしますね。 今年度を締め括る勝栄丸の冷凍マグロの水揚げを終えて気仙沼に帰ってきて、週明けには福徳丸さん2隻の出港を見送って 音符

東京では今週が桜の見ごろ。 ここ気仙沼といえばまだまだつぼみも膨らんでいないけれど、確実に春がやってきている雰囲気が肌で感じられる。 今週は連日晴れの暖かくいい天気です sakura

今期をしっかりと締め括るために、事務所内でのミーティングや取引先への連絡、そして書類の決裁などをしていると突然、通信がダウンしてしまって。 インターネット回線だけではなく電話も不通に 汗

事務所内の機器類が壊れたかと思って、二階にある制御盤をいじくってみるも結局ダメ。 ふと外を見ると工事業者が大勢で何やら真剣な表情で話し合っているから話を聞いてみると、勝倉漁業の目の前で建設工事を進めている新しい魚市場棟の工事業者の車両が、ひかり回線を切断してしまったのだとか タイ

そういう事なのね。 どうりでインターネットも電話も繋がらなくなったはずだ。 今日中には復旧しますからとの説明に、文句を言っても始まらないから、スマホのテザリング機能を使ってのメール通信 pc1

こういう事もあるんですね。 メールや電話など外部との通信手段は仕事には欠かせないので、こうした事態に思わず東日本大震災後の状況を思い出してしましました。 大事に至らなくて良かったです ブック

勝倉漁業の社屋の周囲は、2年前に引越ししてきたときに比べてだいぶ建物も増え道路もできて、見違えるようにはなってきたけれど、気仙沼の復旧・復興はまだ道半ば。 新年度も気を引き締めて頑張っていきたいと思います。 取引先業者の皆さまにはご心配をおかけし、申し訳ありませんでした face01
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:03

2018年03月27日

福徳丸が2隻同時出港に


週明けの気仙沼は春を通り越して初夏のような天候に恵まれました。 インド洋でのマグロ漁シーズンに向けて、今月中旬からマグロ船の出港が続いていて、気仙沼の岸壁は積込作業をおこなう船でぎっしりとうまっていますね。 対岸のコの字岸壁にも数隻のまぐろ船が着岸中です 花丸

大安吉日、気仙沼港の港町岸壁には福徳漁業さんが所有する第38福徳丸と第88福徳丸の二隻が同時に出港するのにあわせて、乗組員のご家族や取引先の方々などたくさんの見送り人が集まりました 音符

出港する二隻は並んでの横付け。 どちらの船も社旗と大漁旗を船首と船尾に掲揚して、私たちが本船に到着するとすでに出港のスタンバイ完了となっていました。 まさに出港日和の船出ですね 船


一隻づつ、作業甲板に乗組員が集まっては社長さんからの挨拶に続き、航海安全と大漁を祈念しての乾杯。 早々にもやい綱が解き放たれて、作業艇の補助を受けながら離岸する本船です camera

本船を引っ張っていたもやい綱が切れるアクシデントもありましたがまったく問題なし。 汽笛を鳴らしながらの出船を、岸壁からみんなで見送りました。 元気いっぱい頑張ってきてください ちからこぶ

これからインドネシアのバリ島を経由して南インド洋の漁場に向ける両船です。 いつもお世話になっている船頭さんに、出港祝いの品を届けさせていただきました。 今航海もどうぞ宜しくお願いします icon14

同じ漁業会社の2隻のまぐろ船が同時刻に出港するのは結構珍しい事。 昔は結構あったらしいけれど私も記憶がないですね。 両船の航海安全と大漁そしてご健勝を心よりお祈り申し上げます face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:55

2018年03月26日

東京帰りに「鴨ざる」ランチ


今シーズンを締めくくる冷凍マグロの水揚げを終えて東京に移動。 桜がまもなく満開に近く、週末は都内の桜の名所でもお花見がピークとなっているのを横目に、気仙沼への帰途につきました 花丸

皇居の乾通りが解放され一般の方々も入場できるイベントが行われていて、暖かい気候に誘われるように皇居でのお花見をする方も東京駅付近にはたくさん。 東京駅の構内も大混雑でした sakura

この時期は入学や卒業そして入社や転勤など、人や物の移動が多い時期だから余計に交通機関も混雑するんでしょうね。 帰りの東北新幹線の指定席もほぼ満席状態でなんとか一ノ関に着いて icon12

東京から一緒に帰ってきた会社の役員と気仙沼への途中でお昼ご飯。 気温がだいぶ高くなっているから、冷たいお蕎麦でも食べましょうという事になって、千厩の「かも川」さんに直行しました 食事

人気店という事もあって、駐車場や店内はほぼいっぱい。 先日までの寒さでは、暖かい天ぷら蕎麦やかしわ蕎麦だったけれど、この暖かい陽気では久しぶりにお店の一番人気「鴨ざる」がいいなと camera

一緒に行った役員は、天ぷら付きの「鴨天ざる」に。 この前は、私が食べてた天ぷら蕎麦がそうとう美味しそうに見えたようで、鴨天ざるに大満足の様子でした。 ほんと美味しいですね、鴨ざるは 親指

週末に気仙沼に帰って、年度末の締め括りに向けて書類などの確認や打ち合わせをおこなって。 今期最後の一週間なので、スケジュールをこなしながらもしっかりと対応していきたいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:24

2018年03月25日

漁船競争力強化PJ・シンポジウム


3月もあと一週間を残すばかりとなって、年度末を迎えて何かと気忙しいこの頃。 今期を締め括るマグロの水揚げを終えて、会合に出席のために東京に移動。 都内の桜はもう満開近い華やかさです sakura

都内の桜の名所と言われるところはどこも開花に合わせてライトアップがなされ、門前仲町にある定宿の横を流れる川のほとりの桜並木も、ほぼ満開に近い感じかな。 カメラを持ってくるんだった camera

気仙沼から出張の勝倉漁業の役員と合流。 赤坂の三会堂ビルでおこなわれた「漁船競争力強化プロジェクト・シンポジウム」に出席するための上京ですね。 毎週のように出張、お疲れ様です 親指

新たな水産基本政策の下、構造改革の推進と国際競争力強化を目的に行われているこのプロジェクトでは、計画的な代船建造や居住環境の改善など、水産業界の総力を挙げて取り組んでいます 船

今回のシンポジウムには、気仙沼に新しく誕生するみらい造船の社長さん、そして村田漁業の社長さんがパネラーとして講演を行いました。 震災で大きな被害を受けた気仙沼の造船所ですが、合併や出資で新たな組織とって出発するみらい造船の概要などについて説明。 村田漁業さんの所有船、第8大功丸に導入されたPWM型発電装置の導入経緯や実証結果についてのお話などがありました 花丸

日本全国で100を超えるプロジェクトが進行している中に勝倉漁業の取組もあって、すべてにおいて将来に向けてのチャレンジなんだと思います。 老朽化船の代船建造を進めていかなければなりませんね タイ

たくさんの関係者が一堂に会してのシンポジウム。 注目の高さがうかがえますね。 それぞれの漁業種の違いはあるにせよ、国際競争力のある日本の漁業を目指して、関係者の皆さんのご支援やお力をお借りしながら、私たち遠洋まぐろ漁業界も改革していく時。 これからもどうぞ宜しくお願い致します face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:34

2018年03月24日

今期を締め括るマグロ水揚げ


3月も下旬となり、全国的に暖かな天候に包まれるようになってきて、南のほうから桜が満開というニュースも聞かれるようになりましたね。 東京でも来週にかけてが見頃なんだとか。 花粉症が辛いですね sakura

ここ清水港も朝から暖かい気温となり、まさに春到来といった感じ。 勝倉漁業にとっても年度末で、今期を締めくくる冷凍マグロの水揚げでした。 取引先の皆さん、今回もほんとうにお世話様でした タイ

毎月のように年に何度となく清水港に来ては、インド洋や大西洋で勝栄丸各船が漁獲したクロマグロやミナミマグロ、そしてメバチやキハダなどを水揚げする。 私たちマグロ船主の仕事ですね 船

今期を振りかえると、世界的な赤身商材の搬入不足から取引相場が急騰する場面が続き、私たちの取引価格にも好影響を及ぼしましたね。 そして脂物商材に関しては、生産量の増加が見込まれる中、太平洋クロマグロの資源・管理問題から、この先も目を離せない状況が続く感じがします いかり

これで今期に予定されているすべての水揚げが終わった事になりますが、さまざまな反省点を今後に活かし、速やかに大きく改善していくよう、沖の作業現場とも意思疎通を図りながら真摯に取り組んでいきたいと思います。 この一年間のお取引き、関係者の皆様方ほんとうに有難うございました マイク

新年度となる来月早々には、また清水港での水揚げが予定されているので、いったん気仙沼に帰り年度末を締めくくって、また清水港にでかけて来ようと思います。 来期もどうぞ宜しくお願いします m(__)m
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:26

2018年03月23日

清水港で天然まぐろ丼ランチ


インド洋漁場へと出港するマグロ船の出船が続いている気仙沼を離れ、遠洋マグロ漁船の水揚げ基地となっている静岡県清水港にやってきました。 温暖な清水港もこの日は真冬の寒さでした 雪

清水に来る途中、東京で東海道新幹線に乗り換えの時には雪もちらついていたから、三寒四温じゃないけれど春を間近にしての最後の寒気なのでしょうね。 週末の暖かさに期待したいです 音符

今回の清水出張は、勝栄丸が北大西洋で漁獲したクロマグロなどの水揚げ。 厳格な資源管理が功を奏し、その資源量が劇的に回復して、各国への漁獲割当量もどんどん増えていく魚種 船

40隻ほどの日本漁船が、毎年10月を中心に操業しては、冷凍マグロを専門に輸送する冷凍運搬船やコンテナ、時には本船で日本に運んでくる。 今期の締め括りとなる重要なマグロの取引です タイ

水揚げ前の値段交渉。 その前に、いつものルーティンのまぐろを食べる事を忘れずに、清水港の河岸の市・まぐろ館でのお昼ご飯です。 もちろんまぐろ丼を注文。 今回は気合入れて特上にしました camera

いつも食べているまぐろ丼はどんぶりによそってあるのが普通だけれど、特上のまぐろ丼は平皿によそってある。 まぐろ丼って平皿よりもどんぶりによそってあった方が食べやすいよね、なんて言いながら、すべて天然まぐろを使ったまぐろ丼を堪能。 美味しいマグロ丼ランチ、ごちそうさまでした 食事

今期最後となる重要なマグロの取引。 まぐろ丼を食べて気合を入れて値決めに臨みたいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:10

2018年03月22日

連続水産セミナーを聴講して


東京海洋大学の協力を頂いて、気仙沼市で定期的におこなわれてる水産セミナーがあります。 毎回、大学から講師をお招きしさまざまなテーマについて勉強する場なんです。 今回は第3回講座として、気仙沼にとって非常に重要な魚種であるサンマとサバについて、「どうなる日本の漁業」というテーマでした マイク

菅原市長の挨拶に続き、東京海洋大学の森下教授による講義の開始。 主にサンマについてのお話が中心でしたが、知っていること知らなかったこと、資料を示しながらのわかりやすい講義です 音符

ここ3年連続で不漁に見舞われたサンマ。 特に昨年は過去最低水準の漁獲量に落ち込んでテレビ等でも大きなニュースになりましたよね。 価格も高騰して私達もあまり食べることができませんでした 食事

その不漁の原因は何なのか。 近年、日本の200海里ラインの外側で、たくさんの外国漁船が操業しサンマを大量に漁獲するようになり、日本近海にやってくる前の沖獲りが大きな問題として報道されています。 確かに中国や台湾などの漁船数と漁獲量の伸びがすごいことになっているのは確か 船

先生のお話によると、不漁の原因はそれだけじゃないんだとか。 例えばサンマの資源量自体が減っているデータもあり、気候変動による回遊ルートの変化なども大きな原因になりうるそうだ。 地球温暖化によって、北海道沖の海水温が高くなる傾向があって、それがサンマの来遊の妨げになるとの事 汗

北太平洋の漁業資源の管理のために北太平洋漁業委員会(NPFC)が2015年に発足し、サンマ漁業の関係国も参加して話し合いがおこなわれているけれど、効果的な管理措置がまだ合意できない状況。 国際的な資源管理魚種になった瞬間に、各国の主張がぶつかってなかなか前に進まない。 マグロも通ってきた道だけに、サンマが置かれているいまの国際環境がすごく理解できるような気がします タイ

今年7月にもNPFCの会合がもたれ、資源量の科学的な解析や全体漁獲量そして国別配分量などについて話し合われるけれど、日本が考える方向で合意するのはかなり難しいと思います。 このまま手をこまねいていては更に資源悪化を招きかねないだけに、関係国の協力と理解を期待したいですね icon14

「海と生きる」連続水産セミナーを聴講してすごく勉強になりました。 次回も楽しみにしたいです face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:55

2018年03月21日

祝! 第88清福丸出港


三崎港に新しく完成した冷凍マグロ専用の低温売場棟の竣工式に出席させて頂き、完成したばかりの施設を見学。 その様子は昨日までの二日間にわたり勝栄丸ブログでお伝えしてきました マイク

冷凍マグロ販売の拠点となるこの新しい施設を起爆剤として、これを契機に三崎港から日本のマグロの流通を改革するんだという皆さんの熱意が感じられました。 三崎港の関係者の皆さんにはぜひ、この業界の旧弊を改めることに取組んで頂きたいし、魅力ある三崎港にしていってほしいと思います タイ

そんなこんなを考えながら気仙沼に戻ってきました。 気仙沼港はいまインド洋漁場に出漁する船の出船ラッシュで、来月にかけて順次出港体制に。 昨日は宮古船籍の88清福丸さんの出船送りでした クラッカー


88清福丸さんは、2012年に新潟造船で建造された遠洋まぐろ延縄漁船。 新船建造から6年になるんですね。 88清福丸さんが建造された翌年に、勝倉漁業の123勝栄丸を建造したんでした 花丸

本船に到着すると、船首と船尾にはすでに社旗や大漁旗が掲揚してあって、僚船の船頭さん方の姿も。 取引先の皆さん方にもご挨拶しながら、船主さんに出港のお祝いを伝えました。 各船の船頭さん同士のこうしたネットワーク、横の繋がりが日本のマグロ漁業を造っているんですよね 親指

出港時間が近づいて、作業甲板上には本船の船頭さんをはじめ乗組員の皆さん、インドネシア船員、取引先各社の方々が一堂に会して、社長さんの挨拶に続いて、航海安全と大漁を祈念しての乾杯 icon14

出港日和のすごくいい天候に恵まれて船出する本船をみんなで手を振りながら見送りました。 88清福丸の航海が安全で大漁でありますように。 勝栄丸各船がお世話になりますが宜しくお願い致します face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:30

2018年03月20日

三崎港の新低温売場棟を視察


高知では桜が満開とのニュースも流れ、だんだんと日本中が春めいてきましたね。 気仙沼もひところの寒さも緩んで、暖かな日が続くようになってきました。 気仙沼の開花は4月中旬ころだと思います sakura

年度末を迎えなにかと気忙しいなか、神奈川県三崎港にこのほど完成した日本初となる冷凍マグロ専用の低温卸売場棟の竣工祝賀会のご案内を受けての出張。 東京品川から京急線で約1時間15分で三崎口まで、そして車で約15分ほど走ると三崎港に到着だけど、港までの道は渋滞がすごい いかり

観光地なんですよね、三崎は。 竣工式を終えて、楽しみにしていた低温売場棟の視察。 ご来賓の方々によるテープカットに続いて、市場職員のご案内に続いて施設内に入って。 高度衛生管理の施設なので、外部からの入場もしっかりと制限されています。 まずは2階の更衣室で靴を履き替えて タイ

ほんとうであれば専用の長靴に履き替えての入場だけれども、開業前のお披露目なのでそこはスリッパでの対応。 二階ののぞき窓から下のセリ場が見学できるようになっていて、観光客の視察も受け入れるのでしょうか。 豊洲市場の構造がどうなっているのかまだ見てはいないけど、比べてみたいですね 音符

冷凍マグロを搬入してから、計量・尾切り・陳列・販売・搬出などの全体の流れを説明受けて。 マグロの身の色が、これまでの施設と同じように見えるようLED照明にも気を配ったのだとか。 マグロを陳列する簀子もなくて、これまでのまぐろ売り場とは全く違った印象。 ほんとうに素晴らしい施設ですね 花丸

三崎港に新しく完成した冷凍マグロ専用の低温売場棟。 箱ものに命を吹き込んでいくのは、三崎港の関係者の皆さん方です。 「三崎のまぐろ」のブランドをこれからもっともっと発信して、三崎から日本のマグロ業界を改革してくれることを期待しています。 低温売場棟の竣工、本当におめでとうございました face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:46

2018年03月19日

三崎港の低温売場竣工祝賀会にて


先週に引き続き、神奈川県三浦市の三崎港にやってきました。 三崎といえばマグロの街。 日曜日という事もあって、マグロを求めるたくさんの観光客でどこのお店も長蛇の列を作っていました 音符

三崎港の活性化についての協議会に先週参加させていただいて、荷受会社や仲買人の代表者の方々そして金融機関も含めて、日頃私たちが感じていることなどを率直にお伝えしましたね タイ

そして今週の三崎港では、冷凍マグロを専門に取り扱う卸売市場棟が完成して、その竣工式と祝賀会。 まぐろ漁業をおこなう仲間の船主の方々とともにご案内を受けて三崎港に集まりました クラッカー



竣工式では、三浦市長の挨拶に続き、神奈川県知事の挨拶。 そしてなんと齋藤農水大臣と地元選挙区の小泉進次郎衆議院議員も会場に駆けつけてはお祝いのメッセージを述べられて 花丸

県や市の職員、地元三崎港の業界関係者、金融機関、日本全国の水産会社や団体、そして私たちマグロ船主など、竣工式の会場はあふれんばかりの人。 マスコミ関係者もたくさん来られてました 親指

小泉進次郎議員の挨拶を初めて生で聞きましたが、さすがは将来の総理候補と言われるだけあって、すごく惹かれるものがありますね。 祝賀会で名刺交換をしたあと、気仙沼の話題やマグロ業界などのお話をさせて頂きました。 もちろん、こういう機会はめったにないですから、記念撮影も忘れずに camera

祝賀会に準備して頂いたお料理には、三崎金印鈴木水産さんから提供して頂いた素晴らしいマグロのお刺身が。 超豪華なまぐろの刺身を堪能しながら、鏡開きしたばかりの縁起物のお酒を頂いて。 三崎の皆さん、日本初の冷凍マグロ専用の新しい低温売場の竣工、本当におめでとうございました face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 15:22

2018年03月18日

88勝栄丸がインド洋で操業開始


今年の冬は寒い日が続いて、例年以上に雪が多い気仙沼でしたが、ここにきてようやく気候も春めいてきましたね。 テレビでは桜の開花予想もではじめて、一気に春の季節になっていくような気がします sakura

大西洋とインド洋で操業する勝栄丸各船は、それぞれ順調なマグロ漁をおこなっていて、毎日各船から送られてくる日報や連絡事項に対応しながら、陸上からの運航サポート業務。 お疲れ様です タイ

先月に気仙沼港からたくさんの皆様方のお見送りを受けて出漁した88勝栄丸は、経由地のバリ島ベノア港で補給をおこなったのちインド洋の漁場へ。 船頭さんから操業開始との連絡がありました クラッカー

インド洋漁場への航行途中では、大きなハリケーンが進路をふさいだこと等により、予定より手前で数回の調整をせざるをえませんでしたが、そのハリケーンも過ぎ去って予定のポイントにようやく到着 親指

新体制での航海となる88勝栄丸が、船頭さんや幹部船員のもとで順調な操業を行って目標の成果をあげられますように。 操業開始となりました88勝栄丸を、皆さまどうぞ宜しくお願い致します 音符

会社支給の揃いのポロシャツに身を包んだ船員さん達。 長期の航海となりますが一致団結して頑張って下さい。 88勝栄丸の航海安全と大漁そして乗組員の皆さんの健康での活躍をお祈り致します face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:16

2018年03月17日

祝! 第3明神丸出港


今年1月から2月にかけて、インド洋漁場での操業を終えて気仙沼に帰港したたくさんのマグロ船で、今の時期は湾内の岸壁がぎっしりとうまっています。 延縄漁に使用する餌料や漁具・資材などの積込みが毎日どこかでおこなわれていて、各船ともにスケジュールを調整しながらの作業 花丸

いま気仙沼で出漁準備をおこなっているマグロ船のほとんどが、周年インド洋漁場でマグロ漁をおこなう漁船。 春先のフリーマントル沖から南インドでのミナミマグロ漁そしてジャワ沖ではメバチマグロを主体とした漁獲。 その時期によって漁場を移動しては、目的のマグロ類を狙っての操業ですね 船

今月から来月上旬にかけて、インド洋に向けて出漁するマグロ船の出船が続き、その先陣を切るように女川港船籍の第3明神丸さんが出港となり、会社のスタッフとともに出船送りに行ってきました クラッカー


出港時間前にコの字岸壁に到着するとすでにたくさんの関係者が集まっていて。 気仙沼の取引先の業者さん、乗組員のご家族やお友達の皆さん、出漁を直前にひかえる僚船の船頭さん方も勢揃い タイ

第3明神丸の船頭さんへの出港祝いの品を届け、船主さんにご挨拶して、いつもお世話になっている方々と談笑しながら出港を待って。 作業甲板では乗組員や関係者が一堂に会しての乾杯をおこなって、乗組員それぞれの持ち場に散って出港のスタンバイです。 軍艦マーチが威勢よく響き渡ります camera

今航海から本船の指揮を執ることになった船頭さんのもと一致団結して、大漁を目指して頑張ってほしいですね。 すでに幹部船員として活躍している若い機関士の姿もあって、先日、「〇安」さんでご一緒し焼き鳥での激励会をおこなった事が思い出されます。 気仙沼の関係者一同が応援してますから 音符

気仙沼から漁場までの経由地であるインドネシア・バリ島ベノア港に向けて航行する本船です。 新船頭さんそして乗組員の皆さん、体に気を付けて事故や怪我のないように、航海安全と大漁を祈ります face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:28

2018年03月16日

北かつ組合の理事会にて


3月も中旬となって、気仙沼もだいぶ暖かい日が続くようになってきました。 この前までの寒さから一変した気温になったから、体のほうが付いていかないような気がしますね。 でも暖かいのはいいです sakura

昨年まではそれほど気にしていなかった花粉症に今年デビューしてしまったかも。 目がかゆいし鼻水が出るし、くしゃみが止まらない。 なんとか市販薬を購入してちょっとはおさまったけれど、花粉症で悩んでいる人たちの大変さがようやくわかるようになりました。 なんとかならないものでしょうかね 汗

定期的に開催されている北かつ組合の理事会が組合会議室で開催されて、スケジュールを合わせて出席です。 組合長も花粉症なのか、マスクを離せないみたい。 冒頭の挨拶でもふれていました タイ

北かつ組合も年度末。 前回の理事会からの今日までの活動内容についての報告やこれから先の予定などの説明。 組合員の皆さんからさまざまな質問などに答弁して会議が進められます 親指

そして年度末だけに今期の決算について事務局からの詳細な報告。 5月末には北かつ組合の総会が予定され、たくさんのご来賓をお招きして開催することになっているので、決算の数字や来季の事業計画などもしっかりと見ていかなければなりませんね。 理事の方々、どうぞ宜しくお願いします 船

お昼まで続いた北かつ組合の理事会を終えて、理事者みんなでの昼食を囲みました。 もちろんメニューは北かつまぐろ屋の特製まぐろ丼。 私達のために店長さんが色とりどりの食材で作ってくれて。 お店のメニューにはないまぐろ丼ですね、ごちそうさまです。 北かつ組合の理事会、お疲れ様でした face02  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:54

2018年03月15日

水揚高日本一5連覇記念インタビュー


今年1月下旬から高知や三重・宮崎などのかつお船の母港から出港して順次操業体制に入った近海かつお船は、千葉県勝浦港を主な水揚げ基地として航海を繰り返し、二カ月ほどが経過しました 音符

勝浦港から聞こえてくる入港船情報や市況データなどに目を通しながら、各船の漁模様などに一喜一憂しながら見守る日々。 近海かつお船の皆さんには、安全な航海で大漁であることを願います 船

高知県黒潮町を拠点に、近海かつお船の運航や藁焼き鰹たたきの加工販売事業、そして飲食店の展開など、カツオを軸に幅広く事業展開している明神水産は、勝倉漁業と長年にわたりお付き合いいただいている会社。 気仙沼港では佐賀明神丸各船や乗組員の皆さんに大変お世話になっています タイ

明神水産が所有する第83佐賀明神丸が、全国の近海かつお一本釣り漁船の中で5年連続日本一の水揚げ高を記録したというニュースは、勝栄丸ブログでも昨年お伝えしたと思います。 ほんとうに素晴らしい成績ですね。 今年も順調な航海を繰り返して、水揚げ金額をのばしてきている事でしょう 花丸

その83佐賀明神丸の明神学武船頭さんの5連覇記念インタビューを掲載したリーフレットが会社に届き、社員みんなで回覧して拝見しました。 船頭さんのいつものにこやかな表情がすごくいい camera

過去には明神水産現社長である明神正一船頭さんが平成12~15年に記録した4連覇がこれまでの最高でしたが、その記録を超えたことになる。 僚船とともに、記録更新に競い合ってほしいですね 花丸

今年気仙沼は22年連続水揚げ水揚げ日本一を目指す年。 震災直後でも途切れなかったこの記録は、こうした全国のかつお船の皆さんのご協力のおかげ。 気仙沼で各船の来港を待ちたいと思いますface02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:54

2018年03月14日

テレビ取材が続く「まるき」さんへ


今年の冬は全国的に雪が多くてとても寒い日が続きましたが、気仙沼もようやく春の息吹が感じられる気候になってきました。 今日などは18℃くらいまで気温が上がるっていうからもう春ですかね sakura

今月は勝倉漁業にとっても年度末の大事な一ヶ月。 今月下旬に予定されている大西洋クロマグロの水揚げなどの準備をすすめつつ、出張中にたまった書類や決裁事項などを処理してのお仕事 ブック

あっという間に午前中の時間が過ぎてしまって気が付けばもうお昼時になっていたから、田中前に車を走らせて「まるき」さんにお昼ご飯を食べに行ってきました。 今年何度目のまるきでしょうか 音符


気仙沼の人気ラーメン店「まるき」さんは、このところテレビ取材されることが続いていて、私が知っているだけでもローカル局で3回も短期間のうちに放送になって。 先週も東日本放送の情報番組「ナマイキテレビ」でとりあげられたりと、お店のカウンターで店主とそうしたお話しをしながらの注文です 食事

先日のテレビの放送では一番人気は「煮干そば」、二番人気は「辛シビつけ麺」って言ってたのを思い出して私は辛シビつけ麺を、会社のスタッフは煮干そばの大盛りを注文。 食欲全開ですね camera

勝栄丸ブログで先日お伝えした「裏」煮干そばを注文する方も結構いて、常連客のあいだに徐々に浸透しているのがわかる。 やっぱ美味いもんね。 ひさびさの辛シビつけ麺はほんと美味しかったです 親指

毎回毎回、煮干そばと辛シビつけ麺をどちらにしようか悩むけど、どちらも間違いなく大満足できる美味さなので、皆さんも交互にお試しを。 辛シビつけ麺の辛さアップVerを「裏」辛つけとして一度食べてみたい気もする。 対応するほうはたいへんだと思うけど、私のわがままを聞いてもらえないかなあ face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:42

2018年03月13日

まぐろ漁業のカイゼン検討会


昨年から気仙沼でおこなっている新たなプロジェクトの「まぐろ延縄漁業生産性向上カイゼン検討会」も今回が6回目の開催となって、一年間の事業を総括する年間活動報告会が行われました クラッカー

トヨタ自動車東日本の全面的なご協力を受けてのプロジェクトで、トヨタの「カイゼン」の手法を、まぐろ延縄漁業の作業現場や船の構造・設備などにも取り入れて、生産性を高めようとするもの 花丸

これまでの作業部会では、現場での作業ラインの流れや人員の配置、船内の時間割なのど確認とともに、乗組員やOBの方々からのヒアリングにて、さまざまな課題や困りごとなどをまとめてきました 船

まぐろ延縄漁で日々行われている投縄から揚縄までの作業や、超低温区画内でのまぐろの凍結作業など、カイゼンする課題はとても多いけれども、すべてを機械化していくのは難しいこと face06

それでも、省人省力化や乗組員の労力軽減、そして作業時間短縮や労働環境改善など、このカイゼン検討会を通じて、新しい考えで一歩づつでもまぐろ漁船を改革していけるように取組みたいと思います icon14

10年後のまぐろ漁業の将来像とはなにか。 気仙沼の関係者それぞれが想う理想像をまとめ一つの方向性として示す。 そこに向かってどのようなロードマップを描いていくのか。 これからみんなで何度も話し合い結論を出していくことになるだろうと思います。 これからもどうぞ宜しくお願いします 親指

昨年から始まった「まぐろ延縄漁業カイゼン検討会」。 2年目は目に見える成果を期待したいですね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:45

2018年03月12日

東日本大震災から7年の節目の日を迎えて


3月11日。 東日本大震災から7年の節目の日を迎えました。 気仙沼市内でも震災でお亡くなりになった多くの方々を悼み東日本大震災追悼式がおこなわれました。 心からご冥福をお祈り致します。

毎年この日は、私達にとって特別な日。 心静かに震災当時を振り返りながら過ごすとともに、地震発生の午後2時46分の時間に合わせて、1分間の黙とう。 あの日の記憶がまだ鮮明に残っています。

経験した事のないような強い揺れ。 当時は海沿いにあった社屋で社員とともに津波に備えて避難する準備。 社員には避難を指示しながらふと見れば湾内の海面が大きく引いていくのを目にし、数名とともに社屋の3階にとどまることを選択。 眼下に迫る第一波を恐怖を覚えながら目撃しました。

小雪が降る寒い日でした。 社屋の3階踊り場付近まで達した津波ですが、なんとか一命をとりとめたものの、日が落ちてだんだんあたりが暗くなると同時に気仙沼湾の入り口付近から海や陸が燃えて内湾奥まで迫ってきて。 まさに地獄絵図のようでした。 地震、津波、そして火災と気仙沼が終わったと思いました。

きょうの勝栄丸ブログで使わせて頂いた写真は、震災翌日の3月12日に撮影したもの。 どこから撮影したかは覚えていないけれど、湾内に浮かぶ真っ黒に焼けたマグロ船、そして遠くの山にも煙が見えます。 あれから7年が経ち徐々に復旧・復興が進んできて、あっという間の7年間だったような気がします。

気仙沼では被災した市街地の嵩上げ工事や造成が行われていて、新しく建設された災害公営住宅が完成し仮設住宅からの転居もすすみ、市民生活は表面上は平穏を取り戻した感がありますが、震災被害のダメージっていうものは根深いものがあって、完全な復旧・復興にはまだ多くの時間を要することでしょう。

節目の日を迎え、震災から8年目と歩み出した気仙沼です。 私たち気仙沼の漁業界としては、気仙沼市の掲げる「海と生きる」を合言葉に、水産・漁業界としての復興を成し遂げていきたいと思います。 関係者の皆様方、これからも引き続きご指導ご鞭撻そしてご協力の程どうぞ宜しくお願い致します。 【合掌】
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:11

2018年03月11日

78豊進丸が気仙沼を出港!


今週後半に記録的な大雨に見舞われた気仙沼です。 市内のいたるところで道路が冠水して、ちょうど通勤時間帯の道路は結構な渋滞がみられたけれど、それほどの被害はなくて一安心 icon03

週末には青空も見られるようないい天気となって、78豊進丸さんの出船送りに行ってきました。 富山県入善町の漁業会社・池田水産が所有する本船は、気仙沼港を基地にマグロ漁をおこなっています 花丸

第5次航海となる本船には、南太平洋の漁場で操業中の123勝栄丸向けの漁具資材などの託送品をお願いして持って行ってもらうことになって。 船主さんや船頭さんも快く引き受けていただきました 音符

出港時間は11時50分と、気仙沼時間よりはちょっと遅めの出船。 ちょっと遅い時間がなにかと都合がいいとの事。 三陸新報などでも告知していただけに、たくさんの皆さんが見送りに来ていました 船


出港前の乾杯の儀式では、船主さんから気仙沼の関係者への御礼の挨拶。 今年でちょうど創立50周年を迎えるという池田水産の歴史の中で、いちばんの出来事がなんといっても7年前の東日本大震災であり、被災した気仙沼の復旧・復興を目にし、その努力に敬意を表するとのお話しもありました マイク

78豊進丸さんは、4年前に新潟造船で建造されたマグロ船で、5年前に竣工した勝倉漁業の123勝栄丸がその設計のモデル。 ほぼ同型同仕様の兄弟船とも言えるマグロ船ですね。 ブリッジにおじゃまして船頭さんともお話しさせて頂きましたが、船の中はまさに123号と一緒の感じ。 すごくイイです camera

これから沖出しして同じ漁場で操業するそうなので、今後ともどうぞ宜しくお願いしたいと思います。 船頭さんをはじめ乗組員の皆さんが健康で事故や怪我なく活躍されますことを切に願います クラッカー

天気がいいとはいえ気温が低くて肌寒いなかでの78豊進丸の出港でした。 船影が見えなくなるまで手を振って見送る船主さんの後ろ姿が印象的。 78豊進丸さんのご安航と大漁満足そして皆様方のご健勝をお祈り申し上げます。 気をつけて行ってきてください。 沖でも勝栄丸各船を宜しくお願いしますね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:32

2018年03月10日

三崎港の商業施設を見学


約20年ぶりに訪れた三崎港。 まぐろで有名なこの三崎でおこなわれた協議会に参加するためにやってきました。 せっかく来たんだから三崎市内の商業施設を視察しようと案内していただきました 音符

まず行ったのは、三崎のマグロ取扱業者の中でも最大手の金印鈴木水産のお店。 協議会の懇親会が行われた豊魚亭に隣接する二階建てのスーパーマーケット「三崎生鮮ジャンボ市場」です icon12

さすがマグロ専門業者が展開するお店だけに、水産物のなかでも特にマグロ類の品ぞろえは秀逸。 サク取りした本マグロやミナミマグロそしてメバチマグロなど種類も数も豊富。 どれも美味しそうです 花丸

そして二階には三崎のマグロを食べる事のできるレストランがあって、まぐろ丼や刺身定食などたくさんのメニューが提供されていました。 三崎のマグロ業者さんも地道に頑張っているんですね 親指



そして次は魚市場に隣接した商業施設の「うらりマルシェ」に → http://www.umigyo.co.jp/

三崎港を中心とした三浦市の海の幸そして山の幸を、市民の皆さんだけではなくたくさんの観光客にも提供してくれる商業施設。 この日も何台もの観光バスが到着してはお客さんが続々入店でした icon14

平日なのであまりお客さんはいないんじゃないかっていう予想は裏切られ店内は肩がぶつかるほどの人。 それぞれのお店の方々も冷凍マグロなどの売り込みに威勢のいい大きな声で対応してました 船

京急品川から三崎口まで1時間15分ほど。 京急では品川からの往復切符と三崎でのお食事がセットになった三崎マグロ切符を販売していて、これまで15~16万人が利用したとの事。 スゴイ !

都内から余裕で日帰りできる好立地の三崎ならではのもの。 これらの商業施設もたくさんの顧客さんで賑わい続けるといいですね。 出張で訪れた三崎港で、観光客気分での短時間の楽しい散策でした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:48

2018年03月09日

新潟造船三崎工場を視察して


神奈川県三浦半島の三南端に位置する三崎港。 マグロの街として有名な三崎漁港でおこなわれた協議会を終えて、出席した関係者一同での懇親会が行われました。 その会場となったのは、以前遠洋マグロ漁船を経営していた社長さんの邸宅を改装した素敵なお料理屋さんの「豊魚亭」 花丸

三崎といえばやっぱマグロ。 ミナミマグロやメバチマグロ、地場の新鮮なお魚のお造りと豪快な天ぷらの盛り合わせにはじまって。 甘からい味付けの金目鯛の煮付けが最高に美味い 食事

そして〆には寿司まで堪能して、和気あいあいの懇親会でした。 美味しいお料理と楽しい会話。 この繋がりを大切にこれからの商売をしていきたいと思います。 三崎の皆さんありがとうございました beer



そして翌日は、いま勝倉漁業が新船建造を計画中の新潟造船の三崎工場を視察。 本社工場は新潟市内にあるけれど、ここ三崎工場は太平洋側の修繕船の拠点。 新造船も手掛けているそうです 船

ちょうど大型トロール船の58富丸さんが上架中。 とても大きなトロール船で、同じクラスのトロール船は日本に5隻ほどしかないのだとか。 そして隣のドックはちょうど注水が終わり浮上した船が係船中 クラッカー

ドックが終わってこれから出漁準備に向かう151勝運丸さんと海巻き船、そして近海巻き網船などを見ながら、タグボート用のZペラの修繕建屋や、配管・鉄工・機関などの修繕ラインを見学させてもらって camera

勝栄丸が日本に帰港すると気仙沼でのドックが主なので、三崎工場での修繕はちょっと機会がないかも。 それでも百聞は一見に如かずなので、新潟造船の三崎工場を始めて見せてもらってとても勉強になりました。 工場長さんをはじめ対応していただいた皆さん、お世話になり本当に有難うございました face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:38

2018年03月08日

三浦三崎「太庵」の手打ち蕎麦


約20年ぶりに訪れた三崎港。 勝栄丸のマグロの取引・水揚げは静岡県の清水港や焼津港が中心なのでなかなな来るチャンスがない。 私がまだ20代の頃に来ていらい久しぶりの三崎です 音符

三崎といえばマグロの街。 「三崎のマグロ」といえばそれがブランドにもなっているほど、一般の消費者の皆さんにとっては聞きなれた産地かな。 清水や焼津よりもしかすると有名かもしれません 花丸

その三崎港での新しい施設、日本初の冷凍マグロ専門の低温売り場完成を前にした協議会では、三崎港の活性化に向けた話し合いがもたれ、私も漁業者の代表としてお呼びがかかり出席してきました クラッカー


ちょっと早い時間に三崎口に到着し、いつもお世話になっている取引先の方に車で迎えに来ていただいて、三崎漁港の視察へと向かいます。 せっかく来たんだからしっかりと視察しないとね 船

ちょうど港には帰港したマグロ船が係船中で、その船の前で偶然にも気仙沼の取引先の方々に出会うことができて、一緒にお昼ご飯に行きましょうという事になり、お勧めのお蕎麦屋さんへ 食事

三崎のお蕎麦屋さんでいちばん美味しいという「手打ちそば太庵」さん。 三崎港から車で5分ほどでしょうか。 お昼時とあってか店内はほぼ満席ながらもちょっとだけ待って席を確保することができて 親指

私が大好きな鴨せいろを注文。 10割蕎麦と3・7蕎麦から選べて、私は3・7に。 期待していた以上にすごく美味しい蕎麦でとても気に入りました。 次回来た時のお昼も太庵の蕎麦で決定かもね icon12
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:48

2018年03月07日

三崎漁港でのマグロ協議会


神奈川県三浦半島の最南端に位置する三崎港。 昔からマグロの街として有名な港町です。 かつては60隻以上ものマグロ船がし在籍して入港船も多く、冷凍マグロの水揚げで賑わった港ですね 花丸

その三崎港の活性化に向けての協議会が開催され、私にもお呼びがかかって協議会に参加してきました。 冷凍マグロの水揚げ基地は、いまは清水と焼津が主体ながらも、ここ三崎港にも元気になってもらうことが、日本のマグロ業界全体の活性化につながると信じ、こころよく協力する事に タイ

三崎魚市場の二つの荷受会社の幹部の面々、買受人の組合代表者、日かつ漁協や金融機関、そして私たち遠洋まぐろ漁業者。 三浦市長自ら歓迎の挨拶を述べに来たていただいて感激です 親指

協議会に臨むにあたり、自分なりに真剣に考えてメモにまとめて。 ここまで言っていいのかなとも思ったけれど、本音で話し合うことが改革への第一歩と信じ、率直な意見を述べさせていただきました マイク



課題を克服し目標を達成するのはとても大変ですが、協議会で出たさまざまな意見や提案をもとに三崎の皆さんで検討を重ね、三崎からマグロ業界を改革するんだとの意気込みで頑張ってほしいです 船

いまは三崎漁港でのマグロの水揚げは少ないけれど、清水や焼津を中心とした保管基地から日々たくさんの冷凍マグロが陸送され上場販売されいて、当日の上場数はメバチマグロが約400本 camera

朝8時のセリ開始前には、たくさんの仲買さんがセリ場に集まっては一本一本真剣に品質を見定めて値段の下付けする光景がありました。 日本船や台湾船、太平洋西経漁場やインド洋、大西洋など icon12

ロットごとに販売されてくシステムで、値段を書いた札を入札場に提出して、最高値の業者が競り落とす形。 尾の断面を見ただけで、そのマグロの品質が良く分かる。 脂ののり、鮮度、赤身の色などを判断して値付けをしていくんです。 もうすぐ完成する新しいセリ場では電光掲示板になるそうです 音符

約20年ぶりに訪れた三崎港で、たくさんの皆さんにお会いしてお話しすることができました。 協議会に参加された皆さん、いろいろとお世話様でした。 これを機会にこれからどうぞ宜しくお願い致します face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:44

2018年03月06日

気仙沼まるきの「裏」煮干そば


3月になって最初の一週間が終わり、勝倉漁業にとって年度末となるこの3月なので、さまざまなスケジュールのあいまにも頭の中を整理してしっかりと締めくくれるように対応したいと思います 花丸

先週は東京での中央協議会から新潟造船での打合せ、そして気仙沼に帰っては新人船員の面接など、慌ただしい一週間でもありました。 重要な節目の会議を無事に終え、ホッとした気持ちです。 これからが新造船建造に向けてのスタートなので、その折々に皆さんにもお伝えしていきたいですね 音符

そして週末の日、気仙沼の人気ラーメン店「まるき」さんの裏メニューを食べに行きましょうっていう事になって、時間を合わせて現地に集合。 先に入店したメンバーがテーブル席を確保しててくれました noodle

先日「まるき」さんのブログで告知のあったメニュー「裏 煮干そば」を全員で注文。 ちょうどタイミングよくお店に入ってきた北かつ職員も同じテーブルにお誘いして、みんなで裏メニューの煮干そばを icon12

お店のブログには、「裏メニューです。『港町』よりもさらに煮干し感を強く効かせたスープ。ビターな味なので、バランスを求める方はご遠慮ください」って書いてあったけど、煮干だしの濃さがいい感じ。 トッピングの玉ねぎのみじん切りもこの濃厚スープにとてもよくあって、最高の一杯でした 親指

先日の夕方には仙台放送の情報番組「OHバンデス」でまるきさんが特集されて、この先一週間や10日くらいは番組効果によって行列が長くなるんだろうなと思います。 商売繁盛でなによりですね pc1

普段食べている「港町の煮干そば」ももちろん美味いけど、裏煮干そばもかなりいい味。 最高でした face02

  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:31

2018年03月05日

気仙沼「〇安」さんでの新年会


東京への出張から気仙沼に戻ってホッと一息ついて。 今月は勝倉漁業にとっても年度末なので、一年間の締め括りを思い残す事のないようにといろいろと考えながらのデスクワークです タイ

新たな年度を迎えるにあたり、社内の業務執行体制もすこし変えての意識改革。 辞令を交付して、新たな職務体制について確認するための資料作りなどをおこなって、あっという間に夕方になって 音符

年に何度か集まってはさまざまな情報交換などをおこなっている会があって、出張から帰ったタイミングを見計らって急きょ開催する事になり、いつもおなじみの南町「〇安」さんに時間を決めて集合です クラッカー

そういえばこの会での新年会がまだだったから、今年に入ってもう何度も顔は合わせてはいるけれど、改めて「あけましておめでとうございます」での乾杯です。 今年もどうぞ宜しくお願いしますね beer

〇安さんといえば、70年以上の歴史のある美味しい焼き鳥のお店。 焼き鳥・かしわ・とり皮、豚タン焼きに湯豆腐にお新香などをおつまみに注文。 やっぱ何度食べても〇安さんの焼き鳥は美味いです 食事

カウンター席には常連客の皆さんが陣取っていて、顔なじみのお客さんもちらほら。 そしてあとからは、これまたお世話になっている銀行の幹部の方々がご来店。 和気あいあいとした楽しい時間でした 親指

〇安さんでの一次会のあとは、向かい側のワインバーCORVOさんに移動しての二次会。 白・赤ワインそして美味しいイタリアンのお料理をつまみながら、会のみんなで遅い時間までの情報交換でした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:15

2018年03月04日

千厩「かも川」の天ぷら蕎麦


今週に行われた東京での中央協議会で、昨年から計画を進めてきたプロジェクトが満場一致での計画承認となって、この約半年間の苦労が報われたような気がして、すごくホッとした満足感があります 花丸

新潟造船の会議室で遅い時間までの打合せを終えて、汐留に移動しての懇親会。 この計画にチーム一丸となって取り組んできた同士の皆さんなので、懇親会っていうよりもお祝いに近いですかね beer

そんなこんなの東京出張を終えての帰り道。 東北新幹線を一ノ関駅で下車し、駅前の駐車場にとめていた車での気仙沼までの移動。 途中の千厩でちょうどお昼時になったからランチに立ち寄りました 食事


今週は胃の痛くなるような会議が続いたから、体に優しいお蕎麦がいいなっていう事で、千厩の幹線道路沿いにある「かも川」さんへ。 駐車場が満車で、少し待ってようやくお店に。 人気店ですね~ 音符

前回きたときには確か「鴨ざる」だったか「かしわ蕎麦」だったか覚えてないけど、今日の気分はちょっと奮発して天ぷらそば。 まだまだ寒い日が続いているから、かも川さんの天ぷら蕎麦は最高です 親指

カラッと熱々の海老天が2本。 かも川さんの何とも言えない美味しいダシによく合う。 お店の親父さんがこっそりとサービスのいなり寿司を付けてくれて。 いつも気を使って頂いてありがとうございます icon12

中央協議会での計画承認、そして新船建造に向けての打合せのあとで、ホッとする優しい味のかも川さんの天ぷらそばに心身ともに癒されたような気がして。 いつ食べても美味しいお蕎麦屋さんです face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:29

2018年03月03日

低気圧明けに128海形丸出港


発達した低気圧の影響で、大荒れの天気となった今週の気仙沼です。 夕方からは雪模様になって台風並みの強風が吹きつけた、気仙沼市内や周囲の景色も一面まっしろに。 ほんとうに寒い日でした 雪

3月1日の出港を予定していた気仙沼船籍の第128海形丸は、その悪天候を警戒して出港を順延としていましたが、風がおさまった昨日に出港体制となって。 船首と船尾に大漁旗を掲げてのスタンバイ 花丸

いまからちょうど4年前。 2014年の4月に竣工して処女航海に船出した128海形丸さんも、新船建造から丸4年が経ち、新たに5年目の航海に向け出港すんですね。 月日が経つのは早いものです 音符


前日に気仙沼向洋高校を卒業式したばかりの18歳の新人船員も乗組んでの船出。 ご家族や友達が見守るなかで、インドネシア船員や日本人の幹部船員にまじって、生き生きと作業する姿がありました 親指

船員としてこれからスタートする若者なので、初めて体験する様々な苦労が待ち受けている事だと思いますが、一日も早く遠洋マグロ漁船の環境に慣れて、徐々にスキルアップしていってほしいと思います 船

気仙沼にとっても大切な人材。 取引先の業者や関係者も皆さん応援していますから。 その姿を取材するためでしょうか、新聞社やテレビ局の取材陣もたくさん見受けられました。 がんばって下さい クラッカー

気仙沼を出港すると一路豪州東岸のミナミマグロ漁場を目指す本船です。 今年8月までの航海だとか。 勝栄丸各船もお世話になると思いますが宜しくお願いします。 128海形丸さんの航海安全と大漁そして乗組員のご健勝でのご活躍をお祈り申し上げます。 それにしても寒さ厳しい出船送りでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:06

2018年03月02日

新造船に向けて節目の乾杯


昨年から計画を進めてきた新船建造に向けてのプロジェクトが、中央協議会での計画承認によってようやくスタートラインに立つところまでこぎつけました。 関係者の皆さん、ここまで本当にお疲れさまでした 花丸

協議会を終えて地下鉄で築地市場駅まで。 そこから徒歩で、三井造船ビルの新潟造船の会議室に移動してのミーティング。 今日中に打ち合わせしておかなければならないことがたくさんあるんです タイ

前回の会合からのペンディングになっていた事項や今後の予定の確認、そして来年までの暫定スケジュールなど。 事前に準備していった資料をもとにして、両社で情報を共有していく大切な時間でした ブック




気が付けば外はもう真っ暗な夜の景色。 周囲のビル群のあかりがすごく綺麗で、やはり都心のオフィス街ですね。 気仙沼とはちょっと違う。 ちょっとどころではないか(笑)  最寄りの汐留に移動して懇親会をしましょうっていう事になって、新潟造船の営業担当がお店を予約していてくれました 音符

これまで半年以上かけて進めてきたプロジェクトのひとつの節目の日。 お祝いという事でシャンパンを注文して。 いままでの苦労が報われたような、一気に緊張感がほぐれたような気がする乾杯でした beer

マグロのカルパッチョ、ソーセージの盛り合わせ、ニシンの酢漬けにアヒジョなどなど。 ドイツやベルギーのビールも最高に美味い。 そして場所をかえてはこんどはハイボールでの二次会開始です 食事

今回の会合で一つの節目を迎えましたが、新造船の竣工まではまだまだこれからいろんなことが待ち受けているはず。 関係者の皆さんのご支援とご協力を頂きながら、油断なくすすめていきたいと思いますので、皆さまこれからも引き続きどうぞ宜しくお願い致します。 最高にリラックスした懇親会でした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:50