勝栄丸ブログ

秋の気配がいっそう濃くなってきた9月末の気仙沼です。　今週後半には台風16号の影響も予想されていて、進路予想を見るとかなりやばそうなコースをたどりそうだから十分に警戒しなければなりません

三陸沖で操業をおこなう一本釣り漁船の皆さんも、台風情報を頭に入れて大しけになる前には各船ともに気仙沼に避難入港するものと。　道東沖合いで操業のサンマ船の皆さんも十分気を付けて

秋漁本番を迎える9月末の週初め、遠洋漁船の地元組織、一般社団法人宮城県北部鰹鮪漁業組合（通称：北かつ組合）の主催で、東京海洋大学の協力をいただいてのWEBセミナーが開催されました

最近よくニュースなどで耳にする「脱炭素」「カーボンニュートラル」について、私たちの漁業・経営への影響などについて基礎から勉強するセミナーには、気仙沼をはじめ岩手や福島の漁業者、日かつ漁協の方々、県や市の行政の皆さんなど、30名以上の参加者となって、私も主催者としてご挨拶しました

テーマは「水産業における脱炭素（カーボンニュートラル）への対応」で、東京海洋大学の大石先生による講演でした。　化石燃料を消費することによる二酸化炭素排出量をいかに抑えてていくのか、その一方で二酸化炭素吸収量を増やして、いかにして炭素中立に近づけていくか。　非常に難しい課題

省エネ型漁船への転換や省エネ航法の導入などによって燃料油消費量を削減していく事も非常に重要だけれども、カーボンニュートラルを考えた場合にそれだけでは不十分で、二酸化炭素の吸収量を増やす何らかの取り組みもあわせて行う必要があるという事を初めて知って、すごく勉強になりました

東京海洋大学による今回のWEBセミナーは合計3回予定されていて、次回からは船舶全般から漁船漁業・経営への影響などのお話しに繋がっていきます。　セミナー後半には、遠洋かつお・まぐろ漁業それぞれの立場からの意見交換もさせて頂いて。　東京海洋大学の皆さま、本当にありがとうございます

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