2021年11月18日
生鮮さんま約1500トンが各港に分散水揚げ
11月も半ばを過ぎて、朝晩の冷え込みがますます厳しくなってきた気仙沼です。 朝に魚市場にいくと、車の外気温が3℃の表示になっていて、そろそろスタッドレスタイヤに履き替える時期なのかも
生鮮かつおの水揚げが全くなくなって、いまは旋網船によるサバと棒受け網漁船によるサンマの水揚げが中心の気仙沼港。 近海まぐろ船によるメカジキなどの水揚げも引き続き行われています
旋網船によるサバの漁獲はだんだんと漁場が南下していっているとかで、漁場から気仙沼まで4時間ほどの距離との事。 大きなサバものも入る組成となって昨年平均より50%程高い相場で推移
一方のサンマ漁船は、道東から700kmほど沖合いに漁場が形成されている模様で、これまでもいくぶん日本に近づいてきて、魚体もまずまずのサイズになって、船間差はあるものの全体としてまとまった数量が各港に分散して水揚げされるようになってきました。 気仙沼にも6隻で約300トンの水揚げです
昨17日には気仙沼以外にも花咲港が15隻で494トン、大船渡に8隻で366トン、女川が4隻で239トン、宮古が1隻50トンなどの水揚げとなって、全体では1500トンを超えるサンマが水揚げされ、北海道から三陸沿岸各港ともにサンマ一色の様相。 もう11月後半なので、いつまで続くのか注目です
ここまでまとまった数量がなかったから、年間商材としてのサンマの引き合いも強く、生鮮出荷に加えて加工商材としてまたは解凍サンマ向けと、大手業者を中心とした積極的な買付けが続いています
なので浜相場は依然として高値を維持。 気仙沼港でも600円/㎏水準での入札となっていて、漁船側にとっては水揚げ金額をのばす絶好のチャンスなので、あと残された漁期での豊漁を期待しましょう
漁場が遠いため、一航海に約一週間を要しているサンマ漁。 漁場が近場に形成される可能性は少ないとの報道もある中で、これから先の漁獲状況がどのように変化していくのか目が離せない展開が続きます。 社内で集計している各船の水揚高表も、どういう数字になっているのかチェックしたいと思います
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Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:13