2023年10月20日
海外漁業協力財団で3日間の二国間協議
だんだんと秋の気配が濃くなってきて、朝晩は涼しいを通り越して防寒着も必要なくらいに冷え込みがきつくなってきた気仙沼。 また再び生鮮かつおの漁獲が好調になって、連日順調な水揚げです
何年ぶりかで三陸沖での漁獲となっているサンマ漁も、8月20日からの漁期も折り返しを過ぎて佳境となってきていて、これからの一ヶ月の漁模様と各船の成績が今シーズンを左右する状況です
そうしたなか、先週は韓国釜山でのみなみまぐろ保存委員会CCSBTに出席して帰国したばかりではありますが、こんどはミクロネシアとの二国間協議に出席するために東京に出張となりました
南太平洋で操業をおこなう日本漁船にとって、島嶼国水域のなかではパプアニューギニア水域に並び重要な位置づけとなっているミクロネシア水域。 今年は17隻もの遠洋まぐろ船が出漁しました
虎ノ門ヒルズ駅からすぐのビルに入っている海外漁業協力財団の会議室にて、ミクロネシア側とはオンラインで繋いでの3日間の協議。 入漁料=重要な国家財源となる国なので交渉も厳しい対応
海外まき網漁船、遠洋まぐろ延縄漁船、そして遠洋一本釣り漁船と、それぞれの団体・担当者による交渉にたいし漁業者代表としての意見を述べて、相手側のペースにも冷静に対処の日本代表団
海外まき網漁船に課される1日単位の入漁料VDが超高額で、この金額を支払っても採算を合わせるの尋常じゃないなあと感じながら、私たちの延縄漁業についての入漁料などの条件にも合意でした
かつての虎ノ門は古いビルが多かった印象でしたが、虎ノ門ヒルズを中心にして新しいオフィス街に生まれ変わった今でも、霞が関に関係する団体などが多いこのエリアでの国際会議の3日間。 各水産団体の皆さん、ミクロネシアとの二国間協議ほんとうにお疲れ様でした。 特に海まきは厳しい交渉でした
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Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:20