宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2023年07月21日

気仙沼市海洋プラごみ対策のシンポジウム

気仙沼市海洋プラごみ対策のシンポジウム
梅雨明けが遅れていて、このところはどんよりとした曇り空から突然の豪雨になるなど、前線の影響か安定しない天候の気仙沼です。 きょうも太陽は見えず重い空模様ですが、気温が低くてちょうどいい icon02

中部大西洋での今季のまぐろ漁は、ラスパルマスを出港した各船が続々と漁場到着となっていて、カーボベルデ共和国水域の中と外にわかれておこなわれ、とりあえずは9月までを目途の操業です 船

その後は10月の北東大西洋アイルランド沖の本鮪漁へと移動する各船。 それまでの約2か月間でどれだけ漁獲できるかが勝負どころなので、僚船と協力しながら安全操業で頑張ってほしいと思います 花丸

遠洋まぐろ漁船で使用する延縄の素材はほとんどがナイロン製で、いま気仙沼で取組んでいるのがナイロンテグスのリサイクル事業で、北かつ組合所属船がamu(株)に協力する形で進められています タイ

いま世界的に問題となってる海洋プラスチック、海中に漂うマイクロプラスチックの問題について、気仙沼市ではアクションプランを作成して市民などへの協力を要請しているところ、内湾地区の交流プラザを会場にしたシンポジウムが開催されて北かつ組合から出席してきました。 会場はほぼ満席の参加者 ブック

気仙沼市海洋プラスチックごみ対策シンポジウム「海洋プラスチックごみゼロの未来を目指して」~海と生きる気仙沼の取り組み~と題した会合では、まず環境省の水・大気環境局海洋プラスチック汚染対策室長さんの基調講演から。 環境省にこういう部署があるんですね。 今後大きなテーマになりそうです !

そして私たち漁業者とリサイクルに取組むamu(株)の加藤代表、気仙沼本吉サーフィンクラブ、気仙沼高校2年生がパネラーになって、東京海洋大学の東海先生がモデレーターを務めたパネルディスカッション。 陸上起源の海プラごみが全体の約8~9割を占め、東南アジアでの排出量が多いとのこと camera

こうしたシンポジウムを通じて、海洋環境への問題意識の向上につながっていくといいなと思います。 サーフィンクラブのビーチクリーン活動には頭が下がりますね。 気仙沼高校からの環境と観光を結びつけるアイデアも面白い。 シンポジウムに出席された皆さん、これからの活動も宜しくお願い致します! face02

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
乗組員募集のお知らせ
勝倉漁業株式会社では遠洋まぐろ延縄漁船・勝栄丸の乗組員を随時募集しています !
甲板および機関の海技士資格などをお持ちの方は、担当者までお気軽にご連絡ください 船
tel01 0226-23-8530 (漁撈部長 畠山、営業部長 勝倉知之) pc02 http://www.katsukura.co.jp/
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:52

削除
気仙沼市海洋プラごみ対策のシンポジウム