勝栄丸ブログ

やはり2月ですねえ、事前の天気予報通りに大雪となった今週の気仙沼です。　気仙沼机上保安署からは低気圧の発達による強風に注意するようにとの警戒警報がでるくらいの天気。　横殴りの雪でした

この時期は南太平洋やインド洋から帰港する遠洋まぐろ船が多く、気仙沼港内は昨年末から係船しているたくさんのサンマ船に加え、帰港した遠洋まぐろ船などがずらりと並び、岸壁のやりくりが大変です

3月以降になるとみなみまぐろの漁期の開始に合わせて出漁する船も多くなってきます。　4月1日からみなみまぐろ漁場の新たな管理年度が始まることから、出漁に向けた漁業者会議が開催されました

昨年10月に韓国・釜山でおこなわれたみなみまぐろ保存委員会（CCSBT）の年次会合で2024年から3年間の総漁獲可能量とその国別配分が決まり、新規に出漁する漁船も迎え入れての新漁期の開始

先日気仙沼でおこなわれたCCSBTワークショップでの主要議題だった延縄船による偶発的な海鳥混獲回避に向けた取組みも、みなみまぐろ漁場に出漁するうえでの必須事項。　しっかり取組みたいです

過去には漁獲枠の大幅削減もあって非常に厳しい漁獲設定だったものが、CCSBTでの資源管理や日本をはじめとする各国の漁船側の努力の効果もあって、資源水準が回復してきたのは喜ばしいこと

新たなみなみまぐろの漁期に向け、気仙沼の遠洋まぐろ漁船もそれぞれの航海計画にて臨むことになります。　まずは各船が安全操業で推移し、脂のり抜群のみなみまぐろが大漁に恵まれることを祈ります

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