2016年01月30日
88勝栄丸が帰航となって
昨年春先からインド洋でマグロ漁をおこなっている勝倉漁業の88勝栄丸が、予定の操業をすべて終え漁場をあとにし一路バリ島経由にて日本に向けての帰航となりました
船頭さんをはじめ乗組員の皆さんには長期航海本当にお疲れさまでした。 無事操業を終えて、乗組員の皆さんはホッとしている事でしょう。 帰航中はくれぐれも安全第一での航行をお願いしたいと思います
本船からの帰航の連絡で事務所は急に慌ただしくなってきた感じがします。 バリ島に寄港する際の入港手配や積込品の発注、そして気仙沼での整備工事の手配や業者との打ち合わせなど
本船が日本に戻ってくる前に手配を進めておかなければならない事も多いんです。 次航海の延縄漁で使用する餌なんかもそう。 今のうちからいろいろと情報を仕入れておかなければなりません
今年は昨年と違ってアルゼンチン沖の松イカ漁が不安定な漁模様とのこと。 供給量が多かった昨年とは違ってきそうな雰囲気なので、メインの餌となるイカの手配も慎重に進めなければなりませんね
そしてかつては北米アストリア産がメインだったイワシも、現地での漁獲量の減少などによって日本産がメインになってきましたね。 円安の為替動向も大きく影響しているのも確か。 世界三大漁場の一つ三陸沖でのイワシやサバなどが近年豊富に流通してきているので、私たちとしてはすごく助かるんです
取引先の協力によって、世界中から供給される遠洋まぐろ漁船向けの冷凍餌。 日本に向けて本船が航行するあいだにも、このように先々のいろいろな準備が進んできています
88勝栄丸の乗組員の皆さんには日本での再会を楽しみに、帰航中の作業にあたって頂きたいですね。 事務所スタッフが万全の態勢で皆さんの入港を出迎えたいと思います
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:08