宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2018年11月28日

GPSブイのトップメーカーを訪問

GPSブイのトップメーカーを訪問
遠洋漁業界で一大勢力を誇る台湾の、漁業の今を探るべく北かつ経営研究委員会での視察研修での渡航。 短期間の滞在でしたが、朝から晩までいっぱいのスケジュールでとても充実した滞在でした 花丸

高雄港の視察では、北太平洋三陸沖で行われているサンマ漁船による冷凍サンマ製品の陸揚げ作業などを見学し、台湾区鮪魚公会を訪問しての意見交換では真剣な議論がおこなえましたね タイ

そして台湾国際漁業展では漁具や機器類の最新技術にふれることができ、昨日お伝えした新昇發造船ではERP製の超低温まぐろ船の建造現場を見学するなど、本当にお世話になりました 船

そして台湾滞在の最後に訪問したのは、まぐろ延縄漁などに使用するGPSブイのトップメーカー。 これまでのセルコールブイにかわり、日本でも徐々に導入が検討されている最新機器を勉強です 音符

GPSブイのトップメーカーを訪問GPSブイのトップメーカーを訪問
GPSブイのトップメーカーを訪問GPSブイのトップメーカーを訪問
すでに台湾船では新造船に搭載されるブイはほとんどがGPSブイとなっているそうで、ブイメーカーの社長さんと担当者の方から詳しくお話をお聞きすることができました。 日本よりも進んでいるかも camera

電池交換式のGPSブイ、ソーラーパネルを搭載して電池交換不要なタイプなど、さまざまなモデルがあって。 ソーラーパネルのタイプだと、バッテリーの寿命が約3年くらいしか持たないため、延縄漁船では電池交換式のタイプが主流。 日本の製品よりも半値以下で買えるんじゃないかとのニュアンス 親指

送信機や受信機、ブイや本船の位置関係を表示するモニター。 それぞれの距離もモニターで確認できるからこれは素晴らしい製品だと思います。 高緯度操業では電波をひろえない事もあるとのお話もしていたので、私たちの漁船に導入する際には十分に検討が必要かもしれません icon12

いま新潟造船で建造を進めている新造船にもGPSブイの採用を決めているけど、どの製品を搭載するかはこれからの検討事項。 台湾で見てきたことを参考にしながら、日本の業者とも打合せを進めていきたいと思います。 交換電池をこうやって作っているとは思いませんでした。 すごく勉強になりました face02

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 06:36

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