2012年04月09日
復興計画説明会
気仙沼被災市街地の復興事業計画説明会が市民会館を会場におこなわれました。
昨日の説明会は魚市場周辺などが含まれる南気仙沼地区が対象。先日行われた鹿折地区の説明会に続いて2度目の参加です。
海に近い低地ゾーン(青)は海抜1.8m以上になる嵩上げを計画。魚市場周辺には漁港区域拡大のエリアが設けられます。住民の安全を確保する観点から、低地ゾーンでの住宅建設は制限されるとのこと。
盛土嵩上げゾーン(オレンジ)は海抜3.5m~5.2mの高さに嵩上げ。昨年の津波レベルがきても浸水被害がないことを想定しているそうです。このエリアに低地ゾーンからの住居移転や災害公営住宅の建設が予定されています。
被害の大きかった南気仙沼エリア
家族を失い、住む家を失い、職場を失った方がたくさんおられます。
土地の嵩上げや区画整理、高台移転、産業の立ち上げ、インフラ復旧、土地の買い上げ問題・・・何一つ手が付けられておらず、これからまとめていかなければならない課題が山積です。
多くの被災者それぞれの考えがあって、これから各論に入っていくと利害関係がもろにぶつかるところも出てきて難航しそうな様相を呈しているなあと感じました。
それにしても、今回の計画が実現して街らしい姿にもどるにはあと何年かかるのか??? 気の遠くなるような時間がかかりそうです
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:22