宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2019年01月06日

豊洲新市場でのマグロ初競り


気仙沼魚市場の初売りの翌日、昨年10月に築地市場から移転開業した豊洲新市場での新年の営業が開始され、毎年恒例となったマグロの初競りがおこなわれました。 豊洲市場での最初の初競りです クラッカー

昨年の遠洋まぐろ漁業界は、資源が大幅に回復して漁獲枠が増加に転じた大西洋クロマグロとミナミマグロの生産は順調だったものの、温帯域のメバチマグロや黄肌などは不安定な漁模様 船

一年間を通じて少なめの搬入量だったため、特に赤身のまぐろについては例年よりも比較的堅調な相場で推移しましたね。 今年はどんな漁模様と相場付きになるのか、注意深く見守りたいと思います タイ

昨年10月に開業した豊洲市場には、これまで数度おじゃましては、市場内の視察やお世話になっている仲卸業者さんへのご挨拶、勝栄丸の冷凍マグロ類のお取引きの打合せなどとともに、市場内の飲食店で美味しいお寿司を頂いたりと、築地市場時代と変わらぬお付き合いをして頂いています camera

豊洲新市場での初競りで、2019年の水産物の取引が開始されたわけですが、これまでの築地ブランドにかわり「豊洲ブランド」が定着して、ますます発展していくよう、関係各位の皆さまの商売繁盛、そしてご健勝でのご活躍を心からご祈念申し上げます。 豊洲市場での最初の初競り、おめでとうございました ハッピ

この日の注目を集めたのは生の本鮪の初競り。 青森県大間産の278㎏の大型本鮪がなんと3億3360万円で競り落とされたという。 大手すしチェーンによるものだけれども、あまりにもやりすぎですね。 広告宣伝料っていうことなんでしょうが、結局はこのコストは消費者が負担させられることになる 汗

天然の本鮪をこの時ばかりに買い付けるのではなく、周年を通じて美味しい天然まぐろを消費者にお届けしてほしい。 大西洋の本鮪も相当美味しいですから、皆さんも機会があれば是非ご賞味ください face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:48