宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2018年09月11日

まぐろ延縄漁業カイゼン検討会の作業部会


9月に入ってだんだんと秋らしい天候となってきた気仙沼です。 台風21号そして北海道での地震により被災された皆さんには、心からお見舞い申し上げます。 ほんとうに大変な災害ですね 汗

気仙沼はいま生鮮かつおの盛漁期。 先日までの近場の漁場から沖合の漁場へと漁船が動き、連日たくさんの入港船で賑わっていた港の中も、台風到来ごとに大きく様変わりしてきて、これからの戻りガツオのシーズン到来に期待するところ。 各船の皆さんには頑張ってほしいと思います 船

そして先日の水産経済新聞でも報じられたように、シーズンの出だしは好調で、昨年までの不漁から一変して今年は豊漁の年かと期待したサンマ漁がここにきて漁獲にブレーキがかかったみたいで、サイズ組成と合わせすごく気になるところとなっています。 気仙沼にもたくさん水揚げされるといいですが icon14



そんな気仙沼で、昨年から取り組んでいるマグロ延縄漁業の生産性向上に向けてのカイゼン検討会の作業部会が先日開催され出席してきました。 超低温区画内の作業負担軽減がテーマです タイ

大手自動車会社の協力を頂きながら、気仙沼のまぐろ漁業者そして日かつ漁協の調査船会社、まぐろ船の船頭OBの方々、気仙沼市役所の産業部産業再生戦略課と水産課の方々など、魚市場会議室に一堂に会しての会合でした。 北かつ組合が用意した資料にそって議論が進められていきます camera

会場内には実際のまぐろ船の一般配置図をもとにした凍結室の模型や、準備室からグレーズタンクまでが再現してあって、まぐろに見立てたぬいぐるみなどを使いながらの作業動線などの検討。 これまでまったく手を付けてこなかった部分を改善していくので、そう簡単にできるわけではないけれど、みんなで知恵を出し合って進めていくことで何か良いアイデアが生まれてくることを心から期待しています 若葉

10月末には今年度の中間報告会を予定しているので、改善点の検討をより加速させていかなければなりませんね。 具体的な成果を一つでも二つでも着実に積み重ねていって、最終的には大きな成果となって公開できるところまでいく。 検討会に参加されている皆さん、これからもどうぞ宜しくお願いします face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:26