2014年03月19日
造船団地構想にエールを

いま気仙沼で進められている新しい造船団地構想。 これまで内湾東側の鹿折地区に集中していた造船会社は、東日本大震災による地盤沈下などの影響で船台の一部が海に浸かったままとなったりで、現在の場所での機能回復はこれ以上望めない状況にある

そこで、造船会社や鉄工・機械・電気・塗装などの業者が組合を組織し、市内朝日町に新しい造船団地をつくって、共同で利用していこうというのが今回の造船団地計画だ。 気仙沼市や国交省などの後押しもあって事業が進められているが、ここにきて水産加工業者などからの反対の声が上がっている。 造船所から粉じんや塗装剤が飛散し、水産加工業者の製品や販売に悪影響を及ぼしかねないとし、別な場所に要望するとの報道があった

気仙沼の復興にとってこの造船団地は必要不可欠であり、漁業界としても全面的に応援していきたい気持ちでいる。 そして、いま造船団地が計画されている場所は、まさに最適地であって別な場所という選択肢はない。 理想的な気仙沼の将来像に向けて、各方面からの寛容な理解と協力をお願いしたいと思う

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
15:22