宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2021年12月01日

サンマ船の長期係船に備え岸壁表示実施


早いもので今日から12月。 一年を締めくくる一ヶ月間となりました。 このところはこの時期らしい寒さになってきて、北海道や山沿いの地域では降雪も見られ、このぶんだと今年は雪が多そうです icon04

今季のサンマ漁は10月までは厳しい漁獲が続いていましたが11月に入ると状況は好転。 気仙沼での水揚量も10月までに比べて数倍規模に多くなり、組成も良いことから高値圏での取引を維持 船

例年この時期にはサンマの群れが次第に南下して日本近海に近づいてくるところですが、今年は依然として群れが遠い公海にとどまっていて。 「過去最低だった昨年ですら近海に来たのに、今年は寄りつく気配がない」と報道されています。 今後はしけが続く見通しで、水揚げ増への期待はどうなるか icon12



そのサンマ船も、例年12月中旬頃になるとサンマ漁を終えて艤装解除し係船体制に入る。 来季開始まで半年以上、気仙沼に係船するサンマ船は非稼働の長期係留船を含めて30隻程あって、その係船態勢をどうするか関係者間で毎年頭を悩ませています。 これからが一番混み合う時期になります 汗

先日おこなわれた漁港利用協議会にて、気仙沼港を利用する漁船に混乱や不都合が生じないようにと、12月から春までの岸壁利用に関するルール、係船方針など、関係者の総意にて岸壁利用の申合せ事項を取りまとめ周知したところです。 今年は県職員の方々と岸壁にその表示をおこないました タイ

サンマ船の係船範囲がわかるように、ラミネート加工した表示を張り付け、さらに赤テープでマーキングして、サンマ船が係船する場所だよってわかるようにして。 旧ホテル望洋下の岸壁は、昨年より北側に6隻程の係船スペースを確保して、港町も魚市場側の係留禁止区域の一部をサンマ船に開放 camera

岸壁利用の申合せ事項による気仙沼港の管理体制には強制力はなく、岸壁を利用する漁船・関係者のご理解とご協力がぜひとも必要ですので、関係者の皆さん宜しくお願いいたします。 コロナ禍という事情もあり非稼働の超長期係留船が多くなっていて、計画通りにうまくいくか、不安いっぱいの12月です face02

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Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:28