宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2015年01月24日

新漁獲情報管理の説明会


いまこの時も、世界中の大海原で壮大なマグロ漁をおこなっている日本の遠洋マグロ漁船団。 毎日の操業データや漁獲情報などについて、日本の水産庁に定期的に報告することになっていて、世界中でいちばん厳格な管理体制が敷かれています 船

操業日や操業位置はもちろんの事、漁具の構成や釣り針の数、漁獲されたマグロや混獲種の詳細な内容、そして水温データや放流した魚の情報まで。 ありとあらゆるものが報告の対象です pc1

かつてはFAX等でのアナログデータでの報告でしたが、インターネット環境が整備された現在においては、勝栄丸船団からの報告はすべてエクセルファイル。 それに対応してくれている乗組員に感謝ですね icon12

ようやくそういう報告環境に乗組員が慣れたこのタイミングで、新しい漁獲報告システムを開発中だとの説明会がありました。 陸上で常にパソコンに慣れているはずの私たちでもちょっと難しいシステム。 んn~、はっきり言ってこれは沖の船員には無理でしょうねえ。 なにせマグロをとるのが仕事の漁師ですから camera

開発側は、自分たちの目線・感覚でシステム全体を開発してるんだと思いますが、利用する側の立場にたってシステム開発するのが本来の姿じゃないかと思います。 こういうのは技術者の自己満足じゃダメなんだと思います。 水産庁や国際水研のデータ入力作業を軽減して、我々にその負担を押し付けるっていう考えなどが見え隠れするなあって感じる今回の説明会でした マイク

つい抑えきれず率直な意見をストレートに伝えて、説明会場の空気を凍らせてしまいましたが。 でも、本音だから・・・いまの段階でしっかりと現場の意見を伝えておかないとね。 それでなくても私たち、そして沖の各船はしっかりと対応してきていると思いますよ。 少しでも作業負担を軽減するシステムならいざ知らず、そうじゃないものはねえ。 今の技術力ならどんなシステムでも開発できるはずですから。 もっと現場の事を考えながら進めていってほしいと思います タイ

ちょっと長くなってしまいましたが、ちょっと方向性が違うんじゃないかと感じたので。。。 icon08

  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 13:07