2015年06月17日
第23佐賀明神丸が初入港!
愛媛プラスチック造船で昨年より建造が進められ、今年一月に進水・竣工祝賀会が開催された高知県黒潮町の明神水産が所有する近海カツオ一本釣り漁船・第23佐賀明神丸(51トン)が、新船建造から初めて気仙沼に入港し水揚げとなりました
朝6時過ぎに気仙沼港に姿を現した本船。 岸壁には初入港を出迎えるためたくさんの関係者がスタンバイ。 みなさん早朝から本当にご苦労様です
社長さん自ら指揮を執る23佐賀明神丸さんは、これからの近海カツオ漁船の方向性を左右する重要な任務を与えられている船であり、まさに「もうかる」カツオ漁業を実践する船なので、これからのシーズンを気仙沼を基地にして頑張ってほしいと思います
通常の近海カツオ船が100トン以上の大きさなのに対し、本船は51トンとひと回り小さい船なので、震災復旧によってかさ上げされた魚市場の岸壁が高すぎて水揚するのがすごく大変そう
それでも乗組員のみなさんが協力して、工夫しながら順調に水揚げをおこなっていただきました。 新船での初入港の水揚げとあって、船の周りにはギャラリーがたくさん取り囲んでいました
さすがは明神丸船団の大船頭の船だけあって水揚げが終わって即「あげ出し」の準備。 カツオを冷やすための海水との混合水を造るために使用する真水の積込を終えると、餌場に向けて出港となりました
船頭さんはじめ乗組員のみなさんも変わりなく元気そうな様子に、やはり毎年コンスタントに大きな漁をする船の乗組員はこうじゃなくちゃって、改めて感じましたね。 今年の気仙沼のかつおシーズンも始まって、勝倉漁業の関係船も続々と入港してきて、ようやく本格的なシーズンインとなってきた感じがします
第23佐賀明神丸の航海の安全と大漁、そしてみなさんのご健勝をお祈りいたします
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:13