2023年10月27日
終盤戦奮闘中の戻りがつお漁

10月下旬になって、だんだんと秋の気配が濃くなってきた気仙沼です。 朝晩の気温が10℃を下回る日が多くなってきて、早朝からの水揚げ対応は防寒ジャンパーを着こんでの作業となりはじめました

大型棒受け網漁船によるサンマ漁は、8月20日の解禁から早くも2ヶ月が経ち、当初は公海上はるか遠い海域での操業から現在は比較的近い海域での漁獲となっていて、ここにきて小型漁船も参戦

今週も気仙沼をはじめ各港に分散入港してのサンマの水揚げですが、魚群によってサイズ感がまちまちで全体的には小ぶりなものが多く、例年のような価格形成にはなっていないのが心配なところ

一方の一本釣りによるカツオ漁は、引続き気仙沼から近い岩手沖に船が集まっていて、スマホアプリFindShipでも確認できるほどのポイントで操業しているので、日替わりのように多くの船が水揚げ中

それでもひと頃のようなまとまった漁獲はなくなって、一隻当たりの水揚げ数量が一気に少なくなってきたのが気になるところ。 でも、かつおの身質や脂のりは抜群で、今が旬の戻りがつおです

先日も朝水揚げされたばかりの新鮮な戻りがつおをお刺身で食べたけれど、ほんとうに美味しいですね。 入札の際に提示されるサンプルをみても、個体によって脂のりの違いはあるにせよ、素晴らしい身質であることは間違いない。 今季はすでに当初想定した水揚げ金額を大きく上回っているカツオ水揚げです

まもなく11月になろうとするタイミングで、主要魚種であるかつおとサンマ水揚げの更なる上積みに期待する週末。 各船の皆さんには引続き安全航海に心がけられ、もうひと踏ん張りお願いしたいと思います

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【 乗組員募集のお知らせ 】
● 勝倉漁業株式会社では遠洋まぐろ延縄漁船・勝栄丸の乗組員を随時募集しています

● 甲板および機関の海技士資格などをお持ちの方は、担当者までお気軽にご連絡ください

●


Posted by 勝倉漁業株式会社 at
19:28