2019年10月18日
週末3日連続でサンマが水揚げに

台風19号による気仙沼市内の被害はあまり多くなかったものの、地区によっては床上浸水だったり、土砂崩れによる通行止めの箇所があったりしましたが、ここにきて落ち着きを取り戻しています

三陸沖を通過した大型台風なので、その後の海の変化が心配されましたが、沖合の東経150度に近い海域を中心に、またカツオの漁獲がまとまって、久しぶりに今日は100トンを超す水揚げとなりました

一本釣り漁業に使う活餌の確保という難題を抱えての各船の操業になりますが、脂のりがよく赤身のしっかりとした「戻りガツオ」を漁獲し続けてほしいですね。 気仙沼の市場関係者みんなの願いです

そして約2週間ぶりに昨日からサンマ漁船が気仙沼に入港し始めて、きのうが67トン、今日が80トン、あす土曜日が45トンと、3日続けてのサンマの水揚げに、関係者も期待感を膨らませています



8月20日からの大型さんま棒受け網漁船によるサンマ漁開始以来、先日までは前年比10%台の漁獲で推移してきて、漁場も根室から東に1000㎞ほどの公海漁場が中心での操業となっていました

それが台風19号到来直前に、ロシア海域にて1隻100トンもの漁獲が見えて、その後はそこまで大きな漁獲はないにせよ、ある程度まとまった数量にて帰港する船も出始めて、三陸沿岸各港へもサンマの水揚げがおこなわれるようになってきました。 少なくとも昨年レベルの漁獲量を確保してほしいですね

水揚げされたサンマを検品すると、今シーズンはじめに公海漁場で漁獲された小さめのサンマに比べてひと回りふた回りもサイズアップしていて、魚体の丸みもでてきて、130g以上のサンマがかなりの割を占めるようにになってきました。 これならば食べても美味しいはず。 皆さんもぜひご賞味ください

漁場が根室から一昼夜ほどと近く鮮度も良くなり、サンマもサイズアップして脂のりもでてきた。 気仙沼港はサンマ漁船の受け入れ態勢も万全ですので、たくさんのサンマ船に水揚げしてほしいと思います

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:54