2022年09月05日
漁具リサイクル事業の記事がOPRTニュースレターに

台風11号が猛烈な勢いを維持したまま沖縄地方に接近しつつあって、夏休み期間中の空の便も含めて大きな混乱が伝えられています。 集中豪雨や強風など、被害が少なく過ぎ去ってくれるといいですね

8月20日に解禁となった大型棒受け網漁船によるサンマ漁は、各船ともに一航海目の操業を終えて、北海道花咲港をメインに大船渡や気仙沼などに分散して入港し、水揚げを終えて漁場向け出港しました

事前におこなわれた漁場調査によって、昨年よりも来遊量は多いものの小型のサンマが主体となるとの発表でしたが、各地に水揚げされたものも含めて、100g以下がほとんどの組成と、調査結果通りに

そのため今のところは昨年の半値ほどでの取引となっているので、漁獲数量が増えてくるのと合わせてサンマが成長してサイズアップしてくれることを期待したいと思います。 漁期はあと3ヶ月ほどですから

気仙沼でいま私たち遠洋まぐろ漁業者が協力しておこなっている廃棄ナイロンテグスのリサイクル事業。 その事業をおこなっているのがベンチャー企業のAmu(株)で、一からこの事業を立ち上げた代表の加藤さんへのインタビューが「責任あるまぐろ漁業推進機構」OPRTのニュースレターに掲載されました

遠洋まぐろ延縄漁船が、その延縄漁に使用するのがナイロン製の幹縄で、その幹縄の全長は15万m以上にもなり、キズや劣化・消耗などによって3年から5年で新しい幹縄ナイロンに入れ替えになってます

気仙沼に帰港した際などに、廃棄物として処理する幹縄テグスを陸揚げし、各漁業会社の倉庫などにいったん保管。 産業廃棄物として焼却処分されるのが通常でしたが、この使い古した幹縄ナイロンテグスをリサイクルするAmu(株)のビジネスプランに北かつ組合としても賛同しここまで進めてきました

素材としても素晴らしい品質のナイロンテグスなので、これから様々な用途にリサイクルされ、将来の資源にもなって活用されていけばいいですね。 気仙沼の遠洋漁業者としても、海洋ごみの削減に向けての大きなアピールをするチャンス。 このリサイクル事業をぜひ成功させてほしい、そう願っています

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Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:17