宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2015年08月23日

シーフードショー2015を終えて


東京ビックサイトで開催されたインターナショナルシーフードショー2015の3日間が終わりました。 日かつ漁協・鰹鮪促進会ブースは、関係者みなさんのご協力のお蔭で大盛況のうちに閉幕。 皆さんほんとうにお疲れさまでした 花丸

今年のメイン企画、天然の冷凍ミナミマグロの解体ショーは予想をはるかに超える大勢の来場者を集め、天然まぐろの美味しさだけではなく、しっかりとした資源管理の効果でミナミマグロや大西洋クロマグロの資源量が増え漁獲枠が増加に転じている現状や、私たちが行っている遠洋マグロ漁業やその製品づくりの最新技術などについても、しっかりとお伝えすることができたイベントではなかったかと思います タイ

今回のブース運営にあたり、促進会執行部そして事務局の皆さんには、時間や予算がないなかで最大限の準備をしていただきました。 ほんとうに感謝ですね。 会期直前になってこの企画を提案した私としても、はじまるまでは不安でいっぱいでしたが、なんとか皆さんのご協力のお蔭でイメージを現実のものにすることができ、ホッと一安心の週末です 船


シーフードショーの各ブースを見ますと、昨年までは蓄養や養殖マグロが大々的にPR活動していたものが、ことしはちょっとトーンダウンしているような印象を受けました。 養殖業者からも「しっかりと資源管理をした・・」っていうフレーズが登場していたのにはちょっと驚きですが、いまの日本近海のクロマグロは養殖向けの幼魚を中心に巻き網などで獲りすぎなのは誰しもわかる事。 こういうフレーズが出てくるっていう事は養殖業者自身がこのままじゃマズいっていう事を一番分かっているっていう事なんでしょう。 自然相手のビジネスだから、いき過ぎはよくありませんよね。 ようやく水産庁も太平洋クロマグロの規制へと舵を切り始めたようですが、養殖・蓄養業者にも当事者意識としてもっと真剣に太平洋クロマグロの資源管理を考えてもらいたいなと感じたイベントでもありました camera

初めての冷凍マグロの解体ショーで、準備の時間もないなかで、最高のパフォーマンスを実演してくださった焼津と築地の取引先のみなさん。 今回の成功を受けて来年もまたやりましょう!っていう声があがっていますので、次回もまたお手伝いいただけたらと思います。 ほんとうにありがとうございました 親指

来年に向けての課題や反省点そしてやり残したこともたくさんあるかと思います。 ぜひ来年はさらにしっかりと準備を重ね、今年以上の結果と効果がだせるようにしていきたいと思いますね。 シーフードショー2015の日かつ漁協・鰹鮪促進会ブースの関係者の皆さん、ほんとうにお疲れさまでした。 これからもみんなでいいアイデアを出し合って、かつお・まぐろ業界をさらに盛り上げていきましょう face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:59