2017年12月06日
年明けの餌料積込みに向けて

このところ日本各地でサバやイワシなどの青魚の水揚げが続いていますね。 太平洋のマサバ資源については増加が鮮明となって、2018年の漁獲量増加が決定されたとの報道がありました

気仙沼でもサバの水揚げが続いているけれど、まぐろ漁に使用するような小型サイズはほとんどなく、食用向けの大きなサイズのサバが中心だけど、資源状況が良好で漁獲もいいのはなによりです

このところ日本近海のスルメイカの漁獲が低調で、北米アルゼンチン沖の松イカの漁模様も良くないから、食用そして延縄餌料向けのイカの供給が少なくて、価格も驚くほど高いのが悩みの種

まったく使用しないわけにもいかないから、餌料全体に占める価格が高い餌の割合を少なくしたりと工夫しながらの餌料調達です。 年明け開始のアルゼンチン沖の松イカ漁が豊漁であることを願います

来年早々に日本に帰港する勝栄丸の餌料の手配をもうすでに考えなければならないタイミングになってきて。 様々な魚種・餌の生産状況や在庫、価格等を比べながら頭の中でシュミレーションです

そういう中、餌料の産地からの冷凍イワシのサンプルが届いて、完全解凍しての検品作業でした。 鮮度上々、サイズもいい。 魚の胴体を真っ二つに切って内臓などの状況までしっかりとチェック

一尾づつを計量器にのせて目方を計って、サイズ別のアソートをだしてのデータ化。 これから色々なサンプルを見て、年明けの積込みに間に合わせるように手配を進めていく考えです

取引先業者の皆さまには、餌料だけではなく漁具や資材、燃油や食料品等々、これから計画しての手配となりますのでどうぞ宜しくお願いします。 できるだけ早く、発注内容を確定していきたいと思います

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
11:05