宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2023年02月05日

2023年のかつお・サンマの漁模様の見通し

2023年のかつお・サンマの漁模様の見通し
2月に入ってもまだまだ寒い日が続く気仙沼です。 来週明けには少し寒さも緩むっていう予報もあるけど、もう少し我慢ですかね。 岸壁でのお仕事や打合せなどは、十分に着込んで対応しなければと 雪

昨年の気仙沼魚市場は、主要魚種が軒並み不漁に見舞われて、水揚げ数量・金額ともに前年に比べて大きな減少となりました。 全国の漁港ランキングでも数量・金額ともに上位10港のランキング外 汗

5月から6月にかけての一本釣り漁船によるびんちょうがほとんど水揚げされず、生鮮かつおも対前年比で1/3の数量。 8月下旬からのサンマ漁も振るわずに僅か2200トンの水揚げにとどまった年でした 船

水産関係者の今年に期待をかける思いは強く、かつお・サンマに加えてサバ・いわしなど、三陸沖各魚種の今年の見通しについての講演会には大勢の皆さんが出席。 私たちはWEBでの聴講でした pc1

海洋環境適応研究会主催による今年一回目の研究会。 かつお博士として有名な茨城大学客員研究員の二平先生による「昨年のかつお漁の特徴と今年の来遊動向」と題した講演では、昨年のかつお漁を振り返って総括しながら、今年のかつお漁の予測を発表。 昨年は特異・異常年と総括し、そして今年は 音符

昨年は数量が揚がらなかったばかりか、サイズ組成も超大型かつおが主体の異常年でしたが、二平先生によると今年は通常年に戻り、サイズ組成も例年通りとなって、数量もまとまる期待が大きいそう 花丸

それでも依然と比べて漁獲量が減少している要因としては、南方海域での極小カツオの大量漁獲を問題視しており、漁船数もここ15年で半減の状況もあって、その他の様々な課題や提言についても言及 タイ

そしてサンマ漁については、海洋環境が大きく変わり北上暖水が強く、夏期に海洋熱波が発生しやすい事や、サンマの分布量が少ない事、サンマの沖合化など分布状況の変化などによって2022年は厳しい年だったと振り返ったうえで、2023年も引続き非常に厳しい年になりそだとする見通しが報告されて いかり

気仙沼としては、この冬場の巻き網漁、そして5~6月のびんちょう、そして夏から秋にかけてのかつお漁とサンマ漁に期待して、その推移を見守っていきたいと思います。 各漁業が豊漁に恵まれますように face02

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Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:00

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