2014年11月04日
マントル沖のトンボ

南インド洋のオーストラリア西岸沖。
ちょうどフリーマントルの西側の海域での操業なので「マントル沖」って呼ばれている漁場があります。 例年、南半球の冬場の時期の4月から7月頃にかけて、良質なメバチとビンチョウが獲れるんです

このマントル沖での漁獲を狙って、勝倉漁業の勝栄丸もことし出漁。 その漁獲物がインドネシア・バリ島ベノア港でコンテナに転載され、先週清水港に到着となりました


マグナム・コンテナに満載されたビンチョウ。 ビンチョウは業界用語でトンボとも呼ばれているマグロの一種で、もっとも小さいサイズのマグロです。 身の色は、メバチや黄肌ほど赤くはなくて、どちらかといえば白身に近い色目。 シーチキンなどのツナ缶の原料ともなっているので、刺身だけじゃなくて、缶詰としても食べたことがあると思います

マントル沖で漁獲されるビンチョウはものすごく脂ののりがいいので、「トロビン」として流通しています。 脂がのっていてもくどくなく、本当に美味しいですから、みなさんもぜひ食べてみてください

清水港の飛島にある東洋冷蔵の第6冷蔵庫でおこなわれた今回のコンテナ水揚げ。 冷蔵庫内の冷気で足元がだんだん冷たくなってきたなあって頃に、ちょうどすべてのマグロが入庫完了となりました。 関係者のみなさん、お疲れ様でした。 次回もまた宜しくお願いします

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:22