宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2016年03月03日

生鮮かつおの自動選別機導入へ


南方漁場を皮切りに、今年もカツオ一本釣り漁がスタートしました。 いまは九州や関東近辺の漁港への水揚げが中心ですが、黒潮にのって徐々にカツオの群れも北上してくることでしょう 花丸

昨年、生鮮かつお水揚げ日本一を19年連続で達成した気仙沼港。 今年のかつおシーズンを前にして、魚市場で新しい取り組みが導入される模様。 生鮮かつおの自動選別機です icon12

震災前に一度導入されたけれど、いろいろな不具合や水揚げ速度の関係で思ったような成果が出なかった機械。 その改良版が完成したとの事でデモンストレーションがおこなわれました クラッカー

魚市場職員、問屋関係者、三陸新報の記者さんなどが見つめる中で試験稼働開始。 実際の水揚げを想定しながら皆さん思い思いに試験稼働を見つめます。 カツオを使ってテストすると期待していたのでちょっとがっかりですかね。 機械の動きだけじゃななんとも判断できないような気がしますが camera


予め選別するカツオの大きさをインプット。 10㎏以上の大きなものや、傷や2級品、そしてトンボなどは選別トレーにのる前に人力で仕分け。 以前導入された選別機では、選別トレーにカツオを並べるのに人手が必要で大変だった、このあたりの改良点が最大のポイントかな。 うまくいってくれるといいですね タイ

選別トレーにのったかつおがベルトコンベアーで移動して、自動的にサイズ別のタンクに入ることになります。 1時間に最大20トンほどの選別能力なんだとか。 ほんとうに大丈夫かなあ 船

今シーズンから本格導入される生鮮かつおの自動選別機は、かつお1本釣り船専用で5台準備。 巻き網船はどうしても氷が混じってしまって、正確な計量ができないとの理由で見合わせだとか パー

かなり大掛かりな機械、それも大きな資金をつぎ込んで開発されたものだけに、是非とも成功させていただきたいですね。 これによって省人・省力に大きく貢献してくれることを期待しています face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:41