2016年03月30日
第1勝栄丸のクロマグロ水揚げ

年度末ですね。 3月もこの時期になるとだんだん春に向かって日に日に暖かくなって、気分まで華やいでくるような気がします。 そしてなぜか今年は花粉症気味。 くしゃみと鼻水が止まりません

東京での仕事などをこなして清水に移動し今年度最後の勝栄丸の水揚げです。 第一勝栄丸が大西洋のアイルランド沖漁場で漁獲した脂ののったクロマグロ。 そしてアフリカ沖漁場のメバチマグロなど

冷凍マグロを専門に輸送する超低温冷凍運搬船「元太丸」に転載し日本まで運んできました。 冷凍運搬船を運航する各社には、勝栄丸各船が各海域でいつもほんとうにお世話になってます



魚艙から運搬船のクレーンを使って釣り上げられた冷凍マグロが荷捌き台におろされると、取引先のスタッフの皆さんが選別包丁と赤のチョークを手に一本一本品質を見極めていきます

脂ののり具合はどうか、身の色目はどうか、見質はどうかなどなど。 包丁一本でそのマグロの品質を見極めて選別していくんだから、まさに職人技ですね。 皆さんご苦労様です

そして本船のクロマグロに装着されているICチップTAG。 いま水産庁でテスト的に行っている事業で、資源管理やトレーサビリティーの向上にも有効だとの考え。 読取機をかざすだけで登録された個体情報がタブレットに表示される仕組み。 まだまだ課題も多いみたいなのでこれからの改良に期待しています


大西洋クロマグロの水揚げには水産庁の駐在官も必ず立ち会う事になっていて、今回も二人の担当官がクロマグロのチェックに来られていました。 お二人とも初顔の方。 荷捌き台の上でマグロの水揚げを見守りながらマグロの資源管理などについての雑談。 これからもいろいろと情報交換していきましょう

お天気にも恵まれて、今年度に予定された勝栄丸の水揚げはこれですべて完了しました。 4月から始まる新年度も、取引先関係者の皆さま方、どうぞよろしくお願い致します m(__)m
この大きい見事なクロマグロを食べるのはいったい誰なんでしょう。 最高に美味いんでしょうね。 選別作業をおこないながらいつもそう思います。 誰か私にこんなマグロをご馳走してくれないかなあ

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:17