宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2015年09月04日

早朝4時半の気仙沼魚市場


早朝4時半の気仙沼魚市場。 まだ夜が明けきらず薄暗いなか、すでに入港し水揚げを待つカツオ船の灯りだけが目印。 そのなかで黙々と水揚げの準備をする魚市場のスタッフたちの姿があります 船

生鮮カツオを入れるブルーのタンクには、砕氷と海水での混合水をつくってスタンバイ。 各船の水揚げ数量にあわせた個数が必要なので、氷業者の皆さんも交代で連日の早朝からの作業ご苦労さまです 親指

カツオを入れるタンクの準備が整うのにあわせて、水揚げ開始の合図。 カツオ船の魚艙から乗組員が手渡しで、ベルトコンベアーにカツオを水揚げしていきます。 1時間に約20トンほどでしょうか icon14


魚市場の職員、そして魚問屋、時には乗組員も参戦しての選別作業。 船からの水揚げスピードが速い時などは、カツオが重なるようにしてベルトコンベアーで流れてくるので、水しぶきをかぶりながら皆さん必死の作業が続いていきます。 気が付けばあたりはすでに太陽も昇って明るくなっていました camera

サイズごとに選別されたカツオは、魚市場職員のフォークリフトで運ばれ計量されたのち陳列されます。 この一連の作業は、それぞれの役割分担がしっかりと出来ているのでいつもながらのスムーズな流れ 花丸

そして生鮮カツオの入札開始時間の朝7時を迎えようとしています。 市場職員によるサンプル出し。 手際のいい包丁さばきで、各ロットごとにサンプルとなるカツオをさばいていくんです。 仲買さんの身質チェック、そして入札価格の発表。 気仙沼魚市場はセリ方式ではなく入札方式。 一番の高値を書いた業者から順番に落札したカツオが割り振られます タイ

これが夜明け前の早朝から毎日行われている気仙沼魚市場での生鮮カツオの水揚げです。 観光客の皆さんにも2階デッキからの見学を解放していますので、日本一の水揚げを誇る気仙沼の生鮮カツオをぜひ一度見に来て、そして美味しい気仙沼の味覚を味わってみてはいかがでしょうか face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:51