2016年05月26日
木戸浦造船に上架完了

インド洋での長期航海から気仙沼に帰港した勝倉漁業の遠洋まぐろ延縄漁船・第123勝栄丸が、船体の整備や機器類の修理、検査などのため気仙沼の木戸浦造船に上架となりました

干満の関係で、上架時間は午後になって。 気仙沼魚市場南側岸壁を離岸した本船は造船所の作業艇のサポートを受けながら造船所に向かいます。 乗組員や会社スタッフも総出での対応です

本船が造船所前に到着すると、ロープを使って固定され、ワイヤーが巻き上げられるごとに徐々に船台が陸上へ引き上げられていきます。 ほぼ1年間海の上で航海を続けてきた船体だけに、普段は確認できない船底部分を中心に関係業者の皆さん方と一緒にしっかりとチェックしていきます

船底の船体へのダメージはないか、塗装状態はどうか、船体保護アルミ板の減り具合はどうか、電蝕はないか、貝や藻の付着は、などなど。 おもてから艫まで、入念にチェック。 新船から3年、すごく状態がいいのでとりあえずはホッとしました。 低抵抗型塗料「シープレミア」の性能の良さなのかな

陸上へ引き上げられた船体を真水での洗浄作業。 超高圧洗浄機で専門の作業員が汚れを洗い落としていくんですが、ほとんど汚れていない状態だったので本船の作業はすごく楽に終わったんじゃないかなあと思います。 その分少しは値引きしてくださいね

気が付けばもう終業時間になっていて、あとの作業は翌日に。 作業をおこなうための足場が設置されるんですが、この足場の料金がめちゃ高いのが悩みの種。 なんと知恵を絞って交渉しなくちゃね。 上架が終わればオーダー箇所の確認や打ち合わせが待っています。 明日からも忙しくなりそうです

123勝栄丸の船体整備などをおこなう各業者の皆さん。 しっかりとした仕事で、工期通りに終えられるよう、そして少しでもコストダウンが図れるようお願い致します。 皆さんお疲れさまでした

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:14