2019年10月03日
生鮮サンマの漁獲が回復基調に

10月に入ってますます秋めいた気候になってきた気仙沼です。 朝晩などは気温もだいぶ涼しくなってきて、早朝からお仕事をする気仙沼魚市場の関係者や乗組員の皆さん、ほんとご苦労様です

生鮮かつおの水揚げはここにきて少し低調な数量になってきて、9月までの連日300トン越えみたいな水揚げはなくなってきたけれども、前日漁獲の新口もなんとか入荷が続いている10月第1週です

今年は6月までの生鮮かつおの水揚げがほとんどなくてどうなってしまうのかと心配されましたが、7月以降に順調に数量をのばして、ここにきてようやく昨年同月比の水揚げ数量に達したとの情報でした

一方のサンマ船の水揚げは、今週になってようやく漁模様回復の兆しが見えてきて、昨日などは北海道根室の花咲港には今年最も多い800トン程が水揚げとなり、気仙沼にも11光洋丸さんによる27トンのサンマが水揚げされました。 きょうも第8千代丸さんが68トンの水揚げになります。 ようやくですね

聞くところによるとE160の水域へと「びんちょう」狙いで出漁した宮崎のカツオ船がサンマの魚群を見つけて、その魚群をサンマ船団が漁獲したものだとか。 これまでよりもひと回り大きなサイズで、本格的な漁模様の期待もさせてくれる雰囲気になってきています。 これが続いてくれるといいんだけど

明日もすでにサンマ船一隻の入港が予定されている気仙沼港。 今週になって二日続けての気仙沼船籍のサンマ船による水揚げになりました。 勝倉漁業関係船の水揚げにも期待したいと思います

先日おこなわれた気仙沼サンマまつりでは、炭火焼のサンマ1000匹が無料配布され、サンマのつみれ汁にも大勢のお客さんが列をなしました。 大衆魚から高級魚へと変わりつつあるサンマ資源を、感謝しながら有料でいただくイベントっていう考え方もこれから必要になってくるんじゃないかと思いますね

NPFCで日本など沿岸域に割り振られている漁獲枠の22万トンは相当難しい数字だとは思いますが、漁獲がV字回復して、これから各地への水揚げ数量が大幅に伸びていくことを大いに期待しています

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
06:25