2017年06月07日
焼津港で第7福洋丸の水揚げ視察

今週行われる勝栄丸の水揚げを前に、清水港の取引先とのマグロの値決め交渉。 5月に入ってから右肩上がりに上昇しつつある赤身相場のおかげで、話し合いは難航したけれどなんとか合意に

気仙沼船籍の第7福洋丸さんが今週焼津港に帰港して、PNGやミクロネシア水域での漁獲物を満載しての入札販売があって。 その好結果も勝栄丸の値決めを後押ししてくれましたね

高値入札が続く焼津の入札。 その現場がどんな雰囲気なのか、自分の目で見て肌で感じたい思い、時間を見つけて焼津に立ち寄って。 清水からは車で約40分くらいかな。 静岡を挟んだ隣の港です


当日はさわやかな晴天に恵まれた水揚げ日和。 日が高くなるにつれぐんぐんと気温が上昇し、水揚げ現場に着くころには夏のような暑さになって。 作業着に長靴姿でおどり台にあがります

いつもお世話になってるなじみの業者さん方にご挨拶。 現在のまぐろ相場の現状や販売状況、今後の見通しや考え方など。 そっちょくな情報交換ができて、やっぱり視察に来てよかったですね

冷凍刺身マグロを生産している国は、日本のほか台湾・韓国・中国などが主。 台湾と韓国はかつての日本の中古船を利用してのまぐろ漁業なので、日本よりも10年から15年ほど船齢が古く、もうすでに30年~35年の船齢になっていますね。 加えて乗組員不足から稼働隻数が大きく減少しているとの情報もあります。 その影響も刺身マグロの搬入量減少につながっているのでしょう

中長期的に見れば、赤身鮪の安定した価格での取引っていうのが恒常化していくんだと思いますね。 日本の漁業者としては新船への更新、そして乗組員の確保・育成が何よりも重要になっていきます

久しぶりの焼津港で、超高値で競り落とされた第7福洋丸さんのマグロ水揚げを視察して。 突然の訪問にも快く応じて頂いた焼津関係者の皆さん、お世話様でした。 今後とも宜しくお願い致しいます

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
07:16