宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2017年06月12日

まぐろ延縄漁業の「カイゼン」に向けて


気仙沼の遠洋・近海まぐろ漁業界が一致団結してこれから取り組んでいこうというプロジェクトが発足し、魚市場の会議室を会場に設立会合が行われました。 生産性向上カイゼン検討会です クラッカー

大手自動車会社のサポートを受け、気仙沼市や日かつ漁協、気仙沼遠洋組合、北かつ組合、市内の漁業会社が参加して行っていく会合。 先日おこなわれた自動車製造工場の視察やマグロ船の視察・乗船を経て、本格的な検討会が発足の運びとなって、関係者一同が会しての初会合でした タイ

気仙沼で行われている漁船の幹部船員確保・育成事業は、東日本大震災後だけでも採用された乗組員は90名を越してはいますが、その定着率アップがこれからの大きな課題となっています 船

この検討会を通じて、事故のない安全性の高い漁業を目指しながら、沖の漁労作業の全面的な見直しや新技術の導入などによって、まぐろ漁船の労働環境を改善するとともに作業効率を高め、省人・省力の次世代型のまぐろ延縄漁業を見出していく考え。 収益性の向上も大きな目標ですね 花丸

安全性の確保はもちろんのこと、品質の向上や生産性のUPもこの検討会で議論されていきます。 既存船でできるもの、新造船でしかできないもの、みんなで知恵を出していけばいい方向に進んでくんじゃないかなあと、まだ漠然とした中ではあるけれど、期待感をもって今後に進んでいけるような気がします 親指

これまで当たり前と思ってやっていた作業でも見方をかえれば改善点が見つかる。 これからのまぐろ延縄漁業をおこなっていく中で、この検討会の議論や結論はすごく重要になってくるんだと思いますね マイク

来年の中間報告に向けて、幾度となく会合が行われると思いますが、カイゼン検討会のメンバーの皆さまとともに実りある結果を目指して頑張っていきたいと思います。 皆さまどうぞ宜しくお願い致します face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 17:58