2020年10月28日
戻りがつおを水揚げの88佐賀明神丸

朝晩の冷え込みが厳しくなってきて、朝方には気仙沼湾の海面に「けあらし」もうっすらと見られるようになってきました。 もうすぐ11月ですものね。 三陸沖のカツオ漁も終盤戦に入ってきました

気仙沼から沖合いに一昼夜ちょっとの東経150度付近がいまのカツオの主漁場。 適水温を調査しながら、ソナーや海鳥レーダーを駆使して、双眼鏡での目視と合わせてカツオのナブラを探す日々

週明けの月曜日にはカツオ船の入港が一隻もなくて、沖合の漁模様が心配されましたが、昨日の火曜日には三重県の27源吉丸さんと高知の88佐賀明神丸の二隻だけが漁場から帰港となりました







早朝からFindShipアプリで船の位置を確認し魚市場に向かい、漁協職員や勝倉漁業の市場担当スタッフらとともに入港を待って。 27源吉丸さんに続いて88佐賀明神丸が二番船での入港です

沖の様子やこれからの見通しなどについて船頭さんたちと情報交換をしながら、二番手・三番手の順で生鮮かつおの水揚げがすすんでいって、約1時間半ほどで10トンほどの水揚げが終了。 大きなサイズから小さいサイズまで、平均的に脂のりも見られ、赤身の身質もすごくいい感じのカツオでした

旋網船はいまイワシ漁に切り替わっていて、水揚げしたばかりのイワシのお裾分けが届いて、本船だけでは食べきれない量だったので関係者にも少しづつお配りして。 50gほどの小羽といわれる小さなイワシがほとんどだけど、脂のりもいいみたいで、お刺身や塩焼きで食べると美味しいんでしょうね

きょうもサンマ船の入港はなく、沖の漁獲もそれほどではないと聞きます。 生鮮かつおの水揚げと合わせサンマの水揚げにも期待する11月なので、各船の皆さんには安全航海での好漁を期待しています

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:46